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邪智暴虐の王をオタサーの姫に作り変えちゃうお話し 前編

『原作』やはり俺の恋愛ラブコメは間違っている
『人物』雪ノ下陽乃
『あらすじ』
もし、読ませるだけで催眠状態にすることのできる名刺があればどうする?
とあるキモオタが小さい頃から好意を抱いていた雪ノ下陽乃をMCする…そんなお話し。







【1】

 これまでなら憂鬱極まりない退屈で面倒な朝だけど今日は違う。僕は一枚の特別な名刺を名刺ホルダーへと入れる。この名刺が完成するまで、いやそれ以前から、ずっと、ず~~~~っと、昨日まで考えていた妄想を再度繰り返して脳内で再生する。

「フフフヒッ」

 失敬である……脳内に溢れるいろんな物質が口から思わず漏れ出てしまった。
 特別な名刺を1番上に収めると股間が勃起しているのに気付いた。ズボンをキツキツに押し上げてしまった愚息も今日で立派な男に卒業できるから嬉しいんだ。もうちょっと待ってるでござるよ、マイサン。

「行ってきま~す」

 生まれてこの方、出したことのないような明るい声でママに言って家を出る。目指すのは僕が通っている大学だ。今日は女子高生のスカートを視姦することもないし、百合カップル妄想なんかもしない。心に決めてる女がいるもので候。
 大学に到着するなり彼女の出席を確認する。小学校から一緒の彼女は今日もちゃんと出席していた。
 まだ声はかけずに遠目から観察する。
 周りは少し派手でお洒落な友達に囲まれていて笑顔を浮かべているのがみえた。

「やっぱり綺麗だなぁ……」
「やめとくでござる。拙者らにはあの女たちは魔物でござる」
「そうだよ、たっくん消されちゃうよ?」

 高校の頃から付き合いのあるオタク仲間の2人に肩を叩かれる。僕を遠ざけるような言動だが怒りはしない。むしろ、このあとの事を想像して笑ってしまう。

「どうしたでござるか? 気持ち悪いでござるよ」
「ついに壊れたな。これでも見て落ち着きなよ」

 僕が重傷だと思ったのかスマホを取り出してくる。画面に表示されたのは今ハマッてるエロゲーのヒロインだった。肩までの黒髪でちょっと小悪魔チックな笑みを浮かべている大人な子。僕の大好きな『嫁』キャラだ……でも今日からは違う。
 恋のキューピットになってくれるキャラだ。

「落ち着いたみたいだね、雪ノ下さんに見蕩れるのはわからないでもないけど、ぼくらみたいなオタクじゃだめだよ」
「拙者らは二次元に生き、二次元に死す……それがオタクの生き様でござる」
「2人ともありがと。でも、フヒ、フヒヒヒッ」

 やっぱり笑いがとまらない。
 友達と談笑する憧れのきみ……雪ノ下陽乃……。
 彼女を今日僕は……モノにする。

 講義が終わって休憩時間になると僕は雪ノ下さんを追いかける。やっぱり友達がずっと周りを囲んでいて声をかけるタイミングがない。
 でも知っている。彼女の周りにいる友達はこのあと別の講義を受けるため離れていく。雪ノ下さんが唯一フリーになる時間がやってくる。

「それじゃあね、陽乃」
「うん、あとでね」

 ほら、ね。
 1人になった雪ノ下さんのあとをつけて行く。
 あれ? おかしいな、なんで教室に向わないんだろう。
 雪ノ下さんは人気のない廊下を歩いていく。この先は部活棟があるくらいで、昼間はまったくといっていいほど人がいない。彼女のあとを着いていくとやっぱりというか当然のように2人きりになった。

「ねぇ、いつまで着いてくるの?」

 足を止めた雪ノ下さんが振り返った。冷たく、アイスピックみたいな声が耳に突き刺さる。黒髪の隙間から揺れたピアスが光るのがみえた。

「ふぇ!?」
「……あなた、さっきから私のことつけてたでしょ」
「え、えと、あの」

 腕を組み睨みながら近づいてくる。僕より背が高いことに改めて唾を飲む。

「なぁに? 隙さえあれば襲いかかろうとしてたとか? 警察を呼んでもいいけれどどうする?」
「ちち、違いましゅっ!」
「じゃあなに?」

 小便ちびりそうになるほど怖いけど、ここで引いちゃダメだ。これは逆に僕のチャンスだ。2人きりで、彼女が興味を持っている。このチャンスを逃しちゃダメだ。

「え、ええと、その、僕のこと知りませんか?」
「知ってたらこんな態度を取るわけないでしょう。それとも自分は私が知っていなければなら無いほど重要な人物だといいたいのかしら。オタクくんは」

 僕に対する情報はその程度なんだろう。きっと小学校の頃から一緒だっていうのも知らないんだ。でもオタクだって知ってくれていることに思わず感動しちゃった。

「僕のお父さんがですね、雪ノ下さんのお父さんと仕事で知り合いで、あの」
「父の?」
「ひゃい! えと、これ名刺なんですけど」

 焦るな、焦るな、名刺さえ見せればいいんだ。
 持っていた荷物を足元に落しながらも、特別な名刺をホルダーから取り出して雪ノ下さんへ渡すように差し出す。名刺が僕の指から離れると彼女の目は名刺に向けられていた。

「なによこれ、名刺なのに長いわね……この名刺を読んだ者は催眠状態になり……ま……す……」

 これはただの名刺じゃない。実はこれ、読んだら最後、催眠状態に陥っちゃう名刺なんだよね。
 チラっと目を向けると雪ノ下さんは名刺を手にしたまま棒立ちになっていた。

「ぷっ! ハハッ! やった! やったやった! 雪ノ下さんゲット!」
「……ゲット……」
「はうぅうっ!」

 催眠状態の彼女は言った事を繰り返す。変な内容をインプットしちゃうと危ない。

「雪ノ下さんに質問します、僕のことを知ってますか?」
「……知りません」

 悲しいなぁ、僕はもう10年以上も一緒の学校に通っているのにな。でもこれくらい想定の範囲内だからいいんだ。問題はここからだしね。

「それじゃさっそく……雪ノ下陽乃さんは、僕に対して恋しちゃいます! くぅううう、言っちゃったぁ」
「……私は、貴方に恋をする……」
「しかも僕がきみ以外と親しくしていると猛烈に嫉妬します。でも攻撃しちゃだめ、張り合うのがいいかな、自分のほうがいいって感じで」
「貴方が私以外と仲良くしていると嫉妬する……攻撃禁止……張り合います……私のほうがいい……」

 瞳に生気が感じられないし表情も硬いけれど口は動いている。
 僕の指示も繰り返していってくれる。
 催眠ってすごいや。

「張り合うときはどんなに恥ずかしいことでもしちゃいます。羞恥心より恋愛に女子力極振りです」
「……張り合うときはどんなに恥ずかしいことでもする……羞恥心より恋愛に女子力極振り……」

 ちゃんと理解してくれてるのかな。でも繰り返してるし大丈夫だよね。

「えと、ここで念のために質問ですけど、雪ノ下さんは僕以外に彼氏とか好きな人はいないよね?」
「……いません」

 ほっと安心。

「では僕は?」
「あなたは……私の好きな人……です……恋愛対象……です」

 ちゃんと認識できてるらしいや。

「とりあえずこれでオッケーかな。は、陽乃ちゃんは、僕に恋しちゃった女の子、ぐひひぃ」

 雪ノ下さんに向って下の名前でいっちゃった。心臓が爆発しそうなくらいドキドキしてるっていうのに気が早いマイサンはもう大きくなっちゃってる。
 深呼吸して勃起を鎮めよう。
 すぅうううう、ふぅうううう、すぅうううう、ふぅうううう……。
 無理だった。
 勃起したままだけどまぁいいや。ちょうど部室棟の前だし、手間は省けてるからね。雪ノ下さんから僕の計画を手伝ってくれてありがたいや。

「催眠状態を解除します。元に戻っていいよ、陽乃、ちゃん」

 まだ呼び捨ては無理だ。

「……沼田、耕太くん?」
「そうです、沼田です。沼田耕太、この前雪ノ下さんがお父さんと一緒にいるときに挨拶したんだけど覚えてない?」
「ええっと……ごめんなさい」

 本当に申し訳なさそうな表情を浮かべて謝った。あの雪ノ下さんが僕なんかに謝った。

「小学校のころから同じ学校に通ってるけど?」
「えっ……そうだったかしら……本当にごめんなさい、覚えてないわ」

 真剣に思い出そうとしているみたいだけど記憶にないみたいだ。ここまで本気で覚えられていないのは正直きついな。でもでもその表情から僕への感情が湧きあがってきているのはわかるよ。

「沼田くん、本当にごめんなさいね。いまからでも仲良くしてくれると嬉しいなっ」
「う、ううん、僕なんかを雪ノ下さんが知らなくてもおかしくないからね」
「自分を卑下しないで。そうだ、あなたのこと教えてほしいなぁ、ねぇ、なにが好きなの?」

 様変わりした雪ノ下さんは近づきたくもないだろう僕の顔を覗き込んできた。彼女のほうが背が高いのに屈むから胸元の谷間が視線上に現れる。
 うほおおおおおおっ! やっぱり雪ノ下さん巨乳だ。それも絶対美乳だ。
 間違いない。

「ねぇねぇ~、意地悪しないで教えてよ~」

 肩が揺れるとおっぱいがプルンプルンして、くぅううううううう! 
 こんな美人を僕は彼女にできるなんて最高だよ!

「その、アニメとかぁ、ゲームなんだけどぉ……雪ノ下さんってそういうのわかる?」

 わかるはずないよね。そのことを僕はわかってる。

「う~~~ん、どうかなぁ。でもキミが好きっていうならちょっと興味あるかも」

 ですよねぇ~。
 雪ノ下さんがそういう反応するのってだいたいわかってました。

「サークル棟いかない? あ、僕ね、アニメ系のサークルに入っててね。そこだと雪ノ下さんに、僕がどんなのが好きか教えられるし」
「いいの? 私がいったら邪魔じゃない?」
「全然いいよ、雪ノ下さんなら大歓迎だもん」
「ありがと」

 すっかり僕の催眠術にはまった雪ノ下陽乃さんは笑顔を振り撒く天使みたいになった。僕が歩き出すと雪ノ下さんは後ろ、ではなく僕の隣りに並んで歩き出す。まるで本当に彼女のようで幸せだ。

【2】

 沼田耕太くんね……小学校から一緒っていってたけれど本当にいたかしら。この手の男子は付かず離れずで距離を置いて接してきたつもりだけれど全然覚えてないなぁ。父さんとも付き合いがあるらしいけれど見た事無いし、でも彼がそういうなら本当よね。
 罪滅ぼしじゃないけれど少しは愛想よくしてあげてもいいかも。
 だって、この手のキモオタだったっけ? コミュニケーション能力の低い不細工な男って絶対ネチネチしてて気持ち悪い行動にでるもの。少し相手してあげれば満足しそうだし、ほら、私の胸に視線がいっちゃってる。
 バカみたい。
 みたいじゃなくて、バカなんでしょうね。それに女の子に対して免疫もない童貞かな。
 私も男性経験ないけれど、男女のあいだには天と地ほどの差があるんだぞ。

「ところでサークルってどんなことしてるの?」

 隣に立って歩くだけで心臓が破裂しそうになってんじゃない?

「アニメ観賞とか、ゲームやったり、あ、ゲームっていってもエロゲーだったりします」
「エロゲー?」

 聞いたことないわね。ゲームの一種なのかしら。

「簡単に言うと女の子と恋愛してエッチするゲームですね」

 恋愛? ゲームで恋愛するの?
 いえ、確かそういうゲームがあるって聞いたことはあるわね。沼田くんみたいなアニメとか好きな男の子がゲームのヒロインと恋愛を愉しむ……まぁ所詮プログラムされたシナリオを読んでいるだけって話らしいけど。

「へ、へぇ~、恋愛だけじゃなくってエッチするんだ?」

 なにがエッチよ、ゲームでしょ。それってアダルトビデオを見て童貞卒業しましたっていってるのと同じじゃない?

「あ、つきました」

 なにここ、こんな人気のない汚くなった場所にサークル部屋があるなんてね。アニメとかエロゲーだっけ? そういうのばっかりしてるような変態キモオタの巣窟だと思ったらお似合いかもね。

「ど、どぞ」
「お邪魔しまーす」

 緊張してドモっちゃってキモ。
 ふ~ん、けっこう清潔にしてるのね。オタク君たちの使ってる部屋だから下手するとゴミだらけかと思ったけれどちゃんと掃除してるじゃない。DVDとか本も棚に整頓されてるし、パソコンも綺麗ね。

「フヒヒィ、さぁ~て今日も頑張ってゲーム開始しちゃうもんねぇ」
「え?」

 ちょっと、なにパソコン立ち上げちゃってるわけ。私がいるんだからもてなすのが先でしょ、まったく……これだからキモオタはコミュニケーション能力がないのよ。

『ヴァルキリー・ロマンス♪ 耕太さん、今日もよろしくお願いしますね』

 パソコンの画面に少女漫画よりもキラキラしてる制服姿の女の子たちの画が表示されていた。
 この子たちと『恋愛』するんだろうけれど、みんな身体のラインが嘘みたいに綺麗。胸は大きいし、腰は細いし、スカートなんか下着が見えるのは当たり前ってくらいにヒラヒラしている。現実じゃありえないわ。

「今のって?」

 でも不思議なのはLOADをクリックした時に名前を呼んだことよ。

「これ? うん、すごいでしょ。これね、ヒロインにプレイヤーの名前を呼ばせられるんだ。この子達に僕の名前を呼んでもらえるってわけ」
「へぇ~」

 詳しいわけじゃないけれどそれって結構すごいことじゃない? だってこのキャラクターに声を当てている人たちっているわけでしょ。その人達が呼ぶ声を収録してるってわけじゃない。
 そんな面倒ごとをこんなキモオタ相手のために使っているなんて……本当、キモい。

「で、誰がお気に入りなの?」
「お気に入り? う~ん、それって『嫁』ってことかな。それだと……」

 嫁って……はぁ……饒舌になっちゃってオタクくんは自分の好きなことになるとすっごく喋るって本当みたいね。
 にしても金髪、緑髪、ピンク色、銀色……髪の色だけでも派手ね。こんな派手なのがヒロインでなんでこんな男が相手なのかしら。

「僕の嫁はこのエリカさんかな」
「この子? 年上系が好きなの?」

 エリカが学校らしき背景の前に現れる。金髪で胸が大きく描かれている女の子だけど、喋り方や雰囲気は20そこそこね。ゲームの雰囲気からして高校なんだろうけど、ありえない喋り方や身体は本当、キモオタの妄想の産物ね。

『すまない、皆を巻くのに手間取ってしまったようだ。大事な……キミ……いや、耕太を待たせるなど恋人として最低だったな、許してほしい』

 そんな喋り方する子いないわよ。

「ぬふっ、そんなことないよぉ~。エリカさん」

 画面に喋りかけてる……こんな画のなにがいいんだか。

『その、遅れたお詫びも兼ねて、きみのお願いを聞いてあげよう。なにがいい?』

選択肢
『このままデートしよう』
『必要ない』
『ここでしゃぶってほしい』

 そっか、こうやって選択肢を選んでいくわけね。でも選択肢が3つしかないわね、これってゲームなのかしら。こんなの何度かやったら見ていなくてもクリアできそうだけど。

「ぬふっ、それじゃ『ここでしゃぶってほしい』かな。エリカちゃんのドスケベフェラチオみたいからねぇ」

 今なんていった? ドスケベ? フェラチオ?
 まさかそんなはずないわよね。見たところ学校だし今立っているのは校舎の外よ。

「耕太……そうか、私の口淫奉仕を望むのか。うむ、ではあちらの茂みに参ろう。そこでおしゃぶりしてあげよう

 はぁ?! なにそれ!?
 エリカの頬が赤くなっていやらしい台詞が流れると画面が暗くなった。さっきまで立っていたはずが、いきなり茂みらしき場所に変わっていてカメラが足元を向いている。不自然に誰もいないそこにクリック音と同時にエリカが膝を着いてあらわれた。

「ねぇまさかとは思うけど……」
「雪ノ下さん、ごめんね、僕今からオナニーするからさ」
「はぁっ!?」

 思わず声が出た。
 だって当然でじゃない。沼田くんったらエリカが表示された次には自分のズボンを脱ぎだすし、あ、あろうことか、男性器を取り出したんだから。
 やだ……男の子のおちんちんってあんなにグロテスクなの。なんだか太いし、えっと、日本人の平均って12とか13センチじゃなかった? 沼田くんのおちんちん、どうみても17、8はあるわよ。
 ……ちょっと男らしいかも。

『では耕太……私の奉仕を受けるといい……はぁ……ぢゅぶぼおおおおおおおっ ぢゅぶううううううっ ずっぼっ ぢゅぶううううっ んっ ぢゅぶっ、ぢゅれろっ、ぢゅぶぶぶぶうううっ

 少女漫画みたいだと思っていたエリカの顔がひょっとこみたいになってモザイクをしゃぶりだした。音は蕎麦やラーメンを啜るどころじゃないほど下品なもので、到底、男の子のおちんちんを舐める音に聴こえない。

「ぬひいいいっ! エリカのドスケベフェラ最高っ!」

 沼田くんはこんなのがいいらしい。彼がクリックするとエリカの下品な音がパソコンから響く。つまりエリカは沼田くんのおちんちんを下品にもおしゃぶりしているわけね。

「ぬほっ! おおっ! シコれるわぁ、エリカみたいな美人にチンポしゃぶってもらえて最高だよ」
『耕太のオチンポ 私のフェラでもうギンギンに勃起したな。なぁもっとしゃぶってやりたいんだがいいか? ぢゅぼぼぼぅっ ずにゅうっ ぢゅううううっ
「もちろんだよ~!」

 どういうわけかパソコンの画面と沼田くんが繋がってるみたいにみえる。
 彼が自分でいったとおりの自慰行為を行なっているだけなのに、実在していないエリカにフェラチオされているみたい。それを見ていると無性に腹が立つ。私がいるのに沼田くんは画面の中に目を向けているままだ。

「ね、ねぇ沼田くん」
「なにかな?」
「沼田くんて現実の女の子に興味ないの?」

 おちんちん、音がするほど強くシゴいてるけど大丈夫なのかしら。それともエリカ相手だからいいとか?

「興味あるよ。でもエリカは嫁だから」

 また意味不明の嫁だ。存在していない女の子を嫁とかいったいどういうことなのよ。そんなの放っておいて私に興味向けるとかないわけ?
 こうなったらちょっと本気出しちゃお。

「ふ~ん、お嫁さんなんだぁ~、ねぇ、沼田くん、私は沼田くんのお嫁さんになれるかなぁ?」

 さっきあなたがじろじろ見てた谷間よ。ほら、ちょっとサービス強めにしてあげる。
 ちらり、とじゃなくちゃんと胸元がみえるようにしながら腰元に寄ってみせると沼田くんの目は3秒間私に向けられた。でも沼田くんはそのあとすぐにマウスをクリックしてエリカのほうへと目を向けた。

『ずずずぅうっ 耕太の大きなオチンポ好きです この大きなチンポをしゃぶってると興奮してしまうんだぁ ぢゅぶぶううっ ぢゅぶっ れろぉっ フフ、誰にも渡さないからな

 なんなのよ、この女。沼田くんを独占するつもり?
 所詮ゲームの中のキャラクターなんだから黙ってなさいよ。

「ぬひひいいっ! やっぱりエリカは最高の嫁だよぉ~。雪ノ下さん、ごめんね、僕エリカで抜いちゃうからね」
「抜くって……ハァッ!? まさかエリカで射精するってこと?」
「うん、僕みたいなオタクはエリカみたいなエロゲーキャラでシコシコしてどぴゅって射精するのがお似合いでしょ?」

 なんで私に聞いてるわけ? そんなのあなたたちオタクの勝手じゃない。
 でも……私がいるのにこんな画で抜くなんて……沼田くんのおちんちん……もったいないじゃない。

「沼田くんって~、童貞だったわよね?」
「ふぇっ!? はい、童貞です」
「自分の手以外でしたことないでしょ?」

 大学生で風俗通うなんてこともないでしょうし、見た目童貞どころか不細工そのものだしね。思いっきり首振っちゃって、期待しちゃってるのかな? 大好きなエリカちゃんのフェラ音してるのに手が止まっちゃったよ?

「私がシテあげよっか? 沼田くんのおちんちんをシコシコって……どうせならフェラチオだって……下品な音を立、て、て……」

 童貞くんの誘いかたって本当面倒よね。でもちゃ~んとわかってるんだから。手が止まってるところに私が触れるでしょ、そしたら自分の指は退けちゃうの……ほらほら、さっそく引っ込んじゃった。
 そしたらどうしちゃうのかなぁ?
 大きな勃起オチンポはビクンビクンしながら放置されちゃうのよね。
 くっさいオス汁垂流しながらビクビクしちゃって、可愛い

「沼田くんのおちんちんってぇ、けっこう大きいわよね。それに熱いし~、本当に童貞?」
「ど、どどど、童貞、ですぅ」

 急に弱気になっちゃった。こっちはオッケーなんだから一気に襲い掛かってくるくらいの根性見せればいいのに、本当キモオタくんは受身ね。
 でもこのオチンポおっきいな。片手で扱くとか難しいじゃない。

「童貞なのにオチンポはおっきいんだ すっご~い、硬いしビンビン ねねっ、私とエリカちゃんどっちがいい?」
「うっ、エリカちゃん……」

 ちょっと質問が早かったかしら。視線逸らしちゃって、だいすきなお嫁さんのエリカちゃんからも逸らしちゃってるわよ。それじゃ私の手でしごかれてるほうが気持ちいいですって言っちゃったのと同じじゃない?

「ね~ね~、教えてぇ、どうしたらおちんちんは……オチンポは気持ちよくなるの? 私処女だからわかんないなぁ」
「雪ノ下さん、処女なの!?」
「え? ええ……そうだけど?」

 うわっ、キモっ、オチンポビクンってしてんじゃないわよ。まさか処女だから立場は一緒とか思っちゃったわけ? 処女だから自分のほうが上だとでもいいたいの?
 ちょ~っとだけ、キツくしちゃおっかなぁ。

「ぬひぃっ!?」

 指食い込んじゃった、大事なオチンポが痛かった? ごめんね。でも早く言わなかったら亀頭に爪が食い込んじゃうわよ。

「ねぇ~、教えてよ、沼田くんのオチンポがどうしたら気持ちよくなるのか? 処女の私にはわかんないんだぁ」
「ぬひっ! は、はいっ! えと、ごくん! そのまま根元からさきっぽまでちょっと強めにシコシコしてくれると気持ちいいです」

 腰も太股も跳ねちゃって興奮しすぎよ。まだ射精しそうにないけれどこれじゃ持たないんじゃない。

「こうかしら? オチンポ、シコシコ 沼田くんの勃起チンポシコシコ ねぇ~、私の指気持ちいい? 私の処女手コキ大丈夫?」

 気持ちいいんでしょ、言っちゃっていいわよ。

「気持ちいいです、ふううううっ、おふっ!」
「私は気持ち悪いかなぁ、沼田くんのその声……ほら、もっとシコシコしてあげるから気持ちよくなる方法ぜ~んぶ吐いちゃおっか」

 男の子のおちんちんってこんなに濡れてくるものなの。指がドロドロでマニキュアが溶けちゃうかもね。それに生臭くって、これって嗅ぐと感染とかしないわよね。
 手のひらにちょっと力を込めるだけで竿がぎゅむってなっちゃっうけど、潰れないわね。むしろ硬すぎて、驚きね。

「エリカみたいなフェラチオされたり、したいですぅ!」
「ふ~ん、私にあんな下品な音を立てながらチンポしゃぶってほしいんだぁ?」

 舌を伸ばして口膣をみせてあげる。こんなの絶対しないけど、あんな女に私が負けるなんてあるわけないし、沼田くんのおちんちんが反応してるから、ちょっとくらいなら、ね。

「い、いや、その、雪ノ下さんみたいな美人にされたら気持ちいいですけど、ごくんっ!」

 なにその答え、しゃぶってくださぁ~いってキモオタらしく情けなく言っちゃえばいいのに。そしたら私もしゃぶれるのにな。
 気持ち良さそうな顔してしゃぶってほしいんでしょ? ほらほら、手コキはどう? 私の、美人大学生の、処女の手コキなんだよ~。アニメばっかりみてエッチなゲームで毎日オナニーしてる変態くんのおちんちん気持ちいいんでしょ~?

 ぬるぬちゃ……ぬちゃ……ぬちゃっ、ぬちゅっ……にゅるるるっ……にゅちゅっ! にゅちゅっ! ちゅちゅぬっ!

「すっごい音してるわねぇ。ねぇそんなに手コキって気持ちいいの?」

 男の子の匂いってすごいわね。嗅いでるとよだれがでてきちゃう。

「フェラしてあげよっか? エリカよりすごい音する、処女フェラなんだけどなぁ」
「ふぅううううう、ふうううううう、ふううっ! ふうううう!」

 何とか言いなさいよ、それとももうそんな余裕もない?
 じゃあ悪いけれどエリカちゃんの負けかな?

「はぁぁあ……ぢゅぶううっ

 人生初のフェラチオがこんなキモオタのチンポだなんてあんまり考えたくないけれど、沼田くんったら感じちゃってるし、オチンポも大きいから……いいわよね。

「ぬひいいっ! 雪ノ下さんが僕にフェラっ!?」

 そんなに驚かなくてもいいじゃない。もうフェラチオくらいしたって普通なんだから。

「ぢゅぶうっ! れろぉれろっ、男の子のオチンポってこんな味がするんだ……熱いし硬いし、臭いし……でもクセになっちゃうかも。ぢゅぶぶっ! ぢゅぼっ! ぢゅぼっ! ぢゅぼっ! じゅぶぶぅううっ!」

 椅子に座ってチンポしゃぶられるだけって男の子にとっては至福のときなんでしょうね。特に私みたいな綺麗な子が相手だと感無量かな。
 こっちはけっこう大変なのよ? チンポ咥えるだけでも火傷しそうだし、くっさいチンポの匂い嗅ぐだけで下腹部が熱くなっちゃうんだから。
 でもこれって処女とか関係ないのかしら?

「んふぅう! じゅるるううううっ! はぁっ、沼田くんのチンポすごいかも……れろれろれろつぢゅううううっ! べぢゅう! んはぁっ、こんなにギンギンに勃起しちゃってて、まさかエリカのほうが気持ちいいとかいわないわよね? ぢゅぶぶうううっ!」
「エリカ? えと、その……」
「まさかこの期に及んでゲームのヒロインのほうがいいわけ?」

 まさかとは思うけれどそんなわけないわよね。

「ぢゅぶうう! ぢゅぶぶぶっ、ぢゅれろれろれろ! ぢゅっぶっ! じゅぶううううっ! 沼田くんてもしかしてもうっと気持ちよくなる方法とか隠してるんじゃない? エリカなんかに操を立ててるとかいわないわよね」

 そういうこと……フェラチオよりも好きなのあるんでしょ。

「じゃ、じゃぁ……」

 ほら、やっぱりあるんじゃない。いいなよ、私のほうがすごいことぐらい教えてあげるんだから。

「足コキ……」
「え?」
「足で踏んだりシゴいてほしいなって……雪ノ下さんが、その、靴下で……」

 キモオタってどうして変態なのかしら。足で踏んで、扱くって、そんなのとんでもなく汚いじゃない。しかも靴下って……朝から履いてるんだから汗だって掻いちゃってるのよ。

「ダメかな? ぼ、僕、足コキ好きなんだけど……エリカのエロイベントにはなくて、その」
「ふ、ふ~ん……愛しいお嫁さんのエリカちゃんに足コキされたことないんだ」
「はいっ!」

 これって私のほうが優位ってことよね、画面の中のエリカちゃん。
 でも、してほしいって言われて簡単にするのもなんだかイヤね。

「じゃあしてってお願いしなさいよ……ぢゅぶぶうぶぶうぶうううっ! れろっ! 僕の童貞おちんちんを踏んでシゴいてくださいって」

 床は綺麗に掃除されてるみたいだし不衛生じゃないらしいからいっか。
 靴を脱いで蒸れてるかチェックする。さすがにじんわりと蒸れている。匂いはそれほどでもないみたいだけど、私の身体に汚点でもあるみたいで気に入らない。

「雪ノ下さん、僕の童貞おちんちんを踏んでシゴいてください。僕、雪ノ下さんの足でセックスしたいです!」

 呆れた……足とセックスってなによ。

「ほら、見える? これが私の足裏よ」

 黒い靴下を履いた足裏を見せてあげると鼻息がかかった。背筋がぞくっとしたけれどオチンポが反応してるしこれからのことを考えたら沼田くんが反応したってことだからまぁいい。
 でもなんだか腹が立つわね。

「ぬふぅうううううっ!!」

 足で踏んじゃった、顔を。

「どうかしらぁ? 朝から履きっぱなしだから匂ったらごめんなさいね。あ、蒸れちゃってると思うけれど、いいわよね」

 背が低くて助かったわ。不細工、低身長、短足、メタボリック……沼田くんの良い所ってオチンポしかないわね。オチンポのほうは太いし長いし良い感じなのよね~、ま、この点がなかったら私もこんなにならないけれどね。

「い、いいですぅ、ハァハァ」

 息荒げちゃってキモいなぁ。そんなに足で踏まれるのがいいなんてね。エリカちゃんはそういうのできないんでしょ。このままだと私が勝っちゃうわね。でも油断しないで、完全に完璧に沼田くんを取っちゃわないとね。

「そういえばさぁ、沼田くんって制服とか好きなの?」
「ふぇ?」
「だってエリカちゃん、制服じゃない。大人びた女の子なのに制服着てるからそういうほうがいいのかなぁ~って思っちゃったんだけどな」

 ブレザータイプの制服を着たエリカちゃんはモニターの中で固まってる。沼田くんが私を選んでクリックしなくなったからBGMだけ鳴ってる。

「好きです……その……雪ノ下さんが総武高校の制服着てるのを見て……えと、抜きました」

 やだ、なに、私でオナニーしたってこと?
 ちょっと嬉しいかも……。

「へ~、そんなカミングアウトしちゃうんだぁ……私の制服姿でオナニーねぇ……ふぅ~ん……」

 足で顔を踏みながらケータイを取り出す。

「あ、雪乃ちゃん? ちょっとお願いがあるんだけど聞いてくれない?」
『私、忙しいから』

 素気ない返事ね、お姉ちゃんが困ってるんだからもうちょっと察してくれてもいいじゃない。
 
「そんなぁ~、いいじゃない。お姉ちゃんからのお願いなんだからぁ、実家に行って、私の制服を取ってきてほしいのよ……それだけなの、いいでしょ?」
『何を言ってるの……そんなこと……』

 沼田くんは何も言っちゃだめよ、ほら、口に足を入れてあげる。大好きな蒸れ靴下よ、ご褒美でしょ。

「ふ~ん、じゃぁ比企谷くんや隼人……」
『わかったわ。で、どこに届ければいいの?』
「さっすが雪乃ちゃんね、じゃあお姉ちゃんの大学に持ってきてちょうだい」
『……はぁ』

 溜め息なんかついちゃって、ほらほら比企谷と隼人を守るために頑張って働いてちょうだいね。

「あ、あの雪ノ下さん?」
「ん~、なにかしら? 顔を踏まれるだけじゃ物足りないのかしら?」
「い、いやそれは、気持ちよくていいんだけど。制服……」
「総武高校のときの制服、まだ持ってるからね、沼田くんが好きなら着てあげようかなぁって……ねぇ、いやだった?」

 ぐいっと体重をかけたらどうなっちゃうかな。

「ぬほおおっ! 感動です! 雪ノ下さんが、あの、制服を!」

 よねぇ~。オチンポビキビキでもう射精しちゃいそうになっちゃって……さすがにこのままだと苦しいだろうし、エリカちゃんじゃなくって私で射精したって事実もほしいところだし……ちょっと本気だしちゃおうかな。

「そっちに寝転んでよ」

 私のいうとおりに動くとか奴隷みたいね。もうちょっと抵抗とか反抗とかしてくれるとからかい甲斐があるんだけどなぁ。でもオチンポビンビンだからいいか……。

「これでいいか……なっ!? おお、おお! 雪ノ下さんのパンツ!」
「どう? スカートのなかってみたことある?」

 顔を足で挟むように立ってあげる。童貞キモオタの沼田くんじゃ女の子のスカートの下がどうなっているかなんてわかんないよね。ほらほら、食い込んだ下着はどうかしら?
 オチンポの反応はいいみたいね。興奮しすぎて射精したって知らないわよ。

「フィギュアの、ならみたことありますっ!」
「なにそれ……ああ、そこの棚にある女の子の人形のこと? ふぅ~ん、そっかぁ~、じゃあこういうのは?」

 スカートをたくし上げて下着が全部見えるようにして腰を下ろす。さすがにまだ下着は下ろせないけれど、お尻で視界を全部掌握しちゃおっと。

「ふおっ! 雪ノ下さんの、お尻! すごい食い込みだ! ふぅふぅ! ふおっ! お尻の穴がヒクついてる! ふごぉおおっ!」
「ちょっとなんてこと言うのよ! 怒るわよ?」
「ふごごごおおほっ!」

 まったくデリカシーないんだから。思わずお尻で踏み潰しちゃったけど……なぁ~んだ、心配して損しちゃったじゃない。沼田くんったらお尻で敷かれて感じるド変態なのね。

「ちょうどいいわ、このまま顔を椅子にしてあげる。それも足コキつきでね」

 蒸れた足を浮かせると体重をお尻だけに集中しないようにバランスを取る。勃起して天井に向いている大きなオチンポを蒸れた足で踏みつけると、両足で挟んでシゴいてあげる。

 シュリ……シュリ……シュリ……シュリ……シュリシュリシュリ!

「ちょっとやりにくいかも……」

 シュリ……シュリシュリ……シュリ……シュリ……シュリリ!

「感じてるみたいね、ほらほら、私の足コキよ。お尻もこ~んなに近くにあるんだからもっと気持ちよくなっていいのよ」

 足の裏が透明の液でべとべとになっちゃった。もうすぐ射精するみたいね、でもどうしたらいいのかしら……もっと強く?

 シュリ! シュリ! シュリ!

 ちょっと違うわね、じゃあお尻を動かせばいいかしら。

 むにゅ……シュリ! むにゅ……シュリ! むにゅ……シュリ! むにゅ……シュリ! 

 これいいかも、反応が強くなってるしオチンポが震えちゃってる。
 こんなに感じてくれるってことは私に気があるってことよね。残念でした、エリカちゃん。沼田くんは私を選んじゃうみたいよ?

「ふぅうううううううううううう!!」
「あんっ

 もう、お尻の穴に息吹きかけないでよ。変な声出しちゃったじゃない。
 このキモオタ!

 ズリリリリイイイ!! ズリィ! ズリィ! ズリィ! ズリィ! ズリリリリイイイ!!

「ふううううううううう!!」
「なにこれ、クセになっちゃう、沼田くん……んんっ

 オチンポ強くシゴいたら、お尻の穴に息がかかるなんて、私も変態になったみたいじゃない。でも、これいいわ。もっとして!

 ズリリリリイイイ!! ズリィ! ズリィ! ズリィ! ズリィ! ズリリリリイイイ!!

「ふおおおおおおっ! おっ! おうううううううっ!!」
「射精しちゃうんだ、いいわよ、ほら射精しなさいっ!」

 私の足でタイミングを調整しちゃう。ビクンビクン脈打ってるオチンポを踏みつけてあげると腰を持ち上げだした。
 私のお尻の穴を熱風で染め上げながら足裏にドクドクと波打つ鼓動が蠢いて沼田くんの精液が飛び出した。

「射精しちゃったね 沼田くん」

つづく




新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今回の作品ですが、前後にわけての更新になります。

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Author:之ち
之ち(ユキチ)

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