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真・恋姫†英雄譚 魏、崩壊するのこと【1】

『原作』真・恋姫†英雄譚
『人物』魏関係


【1】

 本郷一刀が目を覚ますと見知らぬ天井が見えた。確か自分は崩壊した蜀から魏へと向っていたはずだが、と記憶を遡ったがどこからか曖昧になっていて思い出せない。

「ここは……」

 擦れた声で呟く。身体をぎゅっと搾って水分を出したようだった。

「ご主人様、気がついた?」

 声がしてからようやく右手を誰かが握っていることに気付く。目を向けると赤髪の武将が傍にいて心配そうに顔を覗き込んでくる。

「恋か……」

 呂布奉先、真名は恋。三国無双と謳われた最強の武将がいた。

「ようやっと目覚ましたんか、でもこれで一安心やな」

 傍にいたのは恋だけではなかった。
 張遼分遠、真名は霞。魏の騎兵将軍だ。紫色の髪を揺らしながら美女がにっこりと笑っている。

「霞もいたのか……それに香風も……」

 そしてもう1人、徐晃公明、真名を香風。子供のような小さい体躯をしているが1人の武将として猛威を振るう。

「お兄ちゃん、お水」

 香風は一刀の声がしゃがれているのを察して水を差し出した。
 身体は疲弊していたが苦ではなかった。水を喉に流し込むと生き返ったように力が湧いてくる。

「俺はいったいどうしていたんだ。魏に向っていたはずなのに……ここはどこなんだ?」
「ここは関所やで。魏の……華琳のおるところまでまだ結構な距離はあるけどな」
「関所?」
「蜀の様子がおかしいのは知ってる。あの豚の怪物も」
「知っているのか!?」
「まだ蜀に入れてないけど豚の怪物がほかの土地に出るのは阻止してる」
「ッ!?」

 豚男たちの出現に何一つ抵抗できず蜀は崩壊した。桃香や愛紗や星……ほかの武将たちも誰も勝てなかったのだ。まさに悪魔のような存在だった奴らを食い止めていると聞いて一刀はにわかに信じられなかった。

「あいつら確かに怪物やけど倒せれへんことないんやで。数は多くないし、動きはバラバラやから一匹ずつ囲んでやればどうにかなる」
「そうだったのか」

 そんな簡単なわけがない、と内心思うが霞の笑顔に嘘をついている様子はなかった。

「お兄ちゃん?」
「ご主人様?」

 口数の少ない2人はぎゅっと手を握ってくる。

「ごめんな……俺は大丈夫だから。でも蜀は……」
「大丈夫、蜀は必ず助ける」

 恋の手がぎゅっと力強く握ってくれた。

「ありがとう、恋、霞、香風」
「ま、まぁ困った時はお互い様やしな。それに華琳もこっちに向ってきとるで」
「華琳が?」
「うん。あの豚を駆逐するために大部隊で来るっていってた」
「そうか、なら」

 もう安心だ、と言おうとした時だった。部屋の外で慌しい足音が聴こえてきた。目を向けると戸の向こうから男の声がした。

「報告します! 豚の怪物どもが出現! 数は……200!!」
「なんやてっ?! 200!?」

 声をあげたのは霞だった。
 兵の数200と聞いて震え上がる彼女ではない。200など一騎当千の武将にとっては数に入らない。けれども豚男は違う。やつらは武将と同じかそれ以上の怪物だ。それが200となると大軍団に相当する。

「チッ、まだ本隊がきとらんのに多いやんか」
「あっちも馬鹿じゃない。バラバラに動くのをやめただけ」
「でも3人で対処すれば倒せる……お兄ちゃんはここにいて」

 一刀が口を挟もうにも身体が思うように動かない。特に股間のあたりが燃えるように熱くなっている。あの鼠男につけられた淫紋が疼いているようだった。

「倒せるのか?」

 ようやく声に出したのは一言だけだった。

「この関所には弓兵がいる……」
「数は少ないけれど守りは堅い」

 無表情に近いが恋も香風も強い闘争心を滾らせていた。

「わかった」
「一刀はそこで大人しゅうしとり、あんなん簡単に蹴散らしたるわ!」

 肩をぽんと叩いて霞が部屋を飛び出していく。恋と香風がもう1度ぎゅっと手を握ると立ち上がり部屋を出て行く。
 一刀は1人きりになるとすぐに身体を起こした。じっとしていられるわけがなかった。
 疲れきった身体でどうにか立ち上がるとズボンを脱ぐ。まず確認したかったのは淫紋の疼きだ。鼠男の説明では自分を想う女が性的感覚を覚えると痛みが走るようにできているとのことだった。

「痛くはないけど、どうなっているんだ、これは……」

 性器に描かれた淫紋が赤く光っていた。



 一刀が助けられたこの関所は魏と蜀の間にある関所の中でも最も巨大だ。岩肌を剥き出しにした山の間にあり関所を通らずに行こうとすると大変な労力を強いられる。魏と蜀どちらへ向うとしてもここを抜けなくてはならないのだ。
 200匹にもなる豚男たちの軍勢も移動は人間とまったく同じで徒歩となる。いくら怪物といっても山を上ることはなかった。
 ほとんど荒野と変わらない道のりを進んできた豚たちは行く手を阻む関所を見上げて立ち止まっていた。

「ぶひぃ、けっこう距離があったぶひぃ」
「でもまっすぐ歩くのが一番早いブヒ! のう、旦那」
「ヒョヒョヒョ、まったくもってその通りだ」

 巨躯ばかりの豚男たちに紛れ込む1匹の鼠男が笑っていった。

「しっかし理解できんブヒ。あんな雑魚なんか簡単にぶっ殺してしまったほうが楽だってのになんだって生かしておくブヒか? はやくオマンコしたいブヒ!」
「なぁに物事には順序があるんじゃよ。ほれ、奴らが動いたようじゃぞ」

 関所の門が開いていく。巨大で重い扉は総てが開けば一度に百人は通り抜ける事が出来る大きさだ。

「ブヒ?」

 扉が少しばかり開くと槍や刀を手にした兵隊がわらわらと姿を現しだした。
 扉の上にある見張り台にも弓兵が立ち並ぶ。
 そして武将3人が豚男たちの前に並んだのだ。

「おほっ、こりゃいい女がいたもんだぁ、ブヒヒヒヒッ―――」

 先頭の豚男が下品に鼻を鳴らして笑う。すると1本の矢が頭にブスリと突き刺さりその場に倒れた。
 仲間は倒れた豚男を見て笑った。

「ここから一歩も通さない」

 先頭に立ったのは呂布こと恋。手にしている方天画戟を構えると彼女の後ろから数十人の兵士が飛び出した。

「中央は任せるで! ほら豚ども! うちが相手したるからかかってきいや!」

 霞が走り出すと右から迂回して進む。

「豚さん、こっちからいく!」

 香風も動き出した。
 武将は3人とも孤立したようにみえるがこれも作戦だった。
 中央から飛び出した兵士達は豚男たちと真正面から戦わなかった。豚男たちが向ってくるとすぐに方向を変えて霞、香風のほうへと誘導していく。さらに固まっている豚男たちには矢の雨が降り注いだ。

「ブヒヒヒッ! ちょっとは頭を使うブヒっ!」
「お前らみたいな怪物にいわれても嬉しかないわ!」

 見事に釣り出された一匹が霞に向っていく。一般の兵士なら一撃でその身を盾ごと両断できる力を持っているが霞相手では違った。彼女の持つ飛龍偃月刀が舞えば豚男の太刀筋は軽々と流された。

「やっぱりお前ら弱いわ、こんなんに愛紗たちが負けたってのが信じられへんなぁ」

 豚男の一振りが足元に切り傷をつけると追って首が転がった。霞の振るう刃はひょうきんな表情とは違っており怒りに満ちている。豚男と一秒たりとも遊んでいなかった。

「ほらお次の豚さんの登場やな」

 兵士達が連れてくる豚男を標的に今度は自分から駆け出す。

「霞、すごい……けどこっちも」

 香風は戦闘がはじまっても顔色ひとつ変えなかった。兵士が連れてくる豚男に飛び掛りながら大斧を振るい叩き潰す。だがすぐに次の豚男が迫ってくる。
 ばらけていく豚男たちの中央を見ながらも次の豚男にもとどめをさした。

「…………ッ!」

 中央を突き抜けようと走りだした豚男が次々と倒れていた。
 恋に向っていく豚男たちだ。たった1人、護衛も援護も無しにただ立ち尽くしている彼女に豚男はなす術がない。

「ブヒヒヒヒッ! こいつら強いブヒっ!」

 鼠男の隣りにいた豚男が仲間の死を笑う。

「よいよい、少しは戦いというものを味あわなければ面白みがない、ヒョヒョ」

 数が減っていく豚男たちだが鼠男は笑っていた。首を切り落とされた豚男たちの身体がそこかしこに倒れているのにその場を動かずに見ているだけだ。

「ヒョヒョヒョっ、こちらは残り50か?」
「それだけいればやれるブヒ! ヒヒッ、ほれ到着だブヒ!」

 200いた豚男の集団も少なくなった頃、さらに少ない一団がやってきた。

「なんや……あれは!?」

 霞が目を向けると手にしている飛龍偃月刀を折れんばかりに握り締めた。

「ブヒヒヒヒヒッ! 愛紗ちゃんと~ちゃ~くっ! ブヒっ!」
「あぁん あんっ んほおおっ ほっ ほほほぉおおんっ

 豚男の数は3匹。横並びになっていて中央の豚の腰には蜀の武将である愛紗がいた。誰もが記憶している武将の姿はそこにない。
 衣服は着ているがスカートは敗れており、豚男の股間から伸びる巨根竿が挿入されているのがみえていた。ピンク色の肉ビラが裏返っていて、性交の経験がいかなるものだったが見てとれる。

「愛紗! お前ら! 愛紗になにやってるんや!」

 霞が飛び出していた。今にも頭から血が噴出しそうなくらいだ。

「ブヒっ!」

 左にいた豚男が霞の一撃を受け止める。

「なんやてっ!?」
「ブヒッ、お母さんを守るブヒ!」
「なっ!?」

 豚男の力は他とは違った。霞の身体ごと振り払う。

「どういうこっちゃ、こいつ、今までのと全然違うやんか」
「ブヒヒヒ! オラはお母さんを守るブヒ!」
「良い子だ んほおおおおおおっ 私の息子なだけあるぞぉ んひっ おほっ すまぬ、息子の初陣に見蕩れてしまって、んひいいいいいっ もっと腰を使うから子宮を虐めないでくれっ

 肉棒を挿入している豚男は愛紗の子宮を突き上げる。

「そんなん嘘やろ……こいつ、愛紗の子供なんか?」

 立ちはだかる豚男に愛紗の面影などないが驚きが戸惑いをよんだ。

「ブヒイイイイイイイイ!!」

 愛紗の子豚男が走ってくる。応戦し、これまでと同じように首を刎ねるべきだ。

「イけ 我が息子よ

 愛紗の声が聴こえると手を出せなかった。それが嘘であっても霞には出来なかった。
 なぜなら豚男の手にあったのは青龍円月刀だったのだから。

「ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒっ!」

 豚男は愛紗の青龍円月刀に目を奪われている霞に気付くとそれを捨てた。視線を逸らした隙をついて霞に圧し掛かる。

「な、なにすんねんっ!」

 まさか戦いの最中にこのような行為に及ぶとは微塵も思っていなかった。
 そんな霞をよそに豚男はサラシを引きちぎり、弾力のある豊満な乳房を手にすると巨大な身体で霞の自由を奪っていく。

「ブッヒ! いっただっきまぁ~す」

 霞の眼前で豚の口が大きく開いた。
 人間くらい簡単に丸のみできるぐらいの大きな肉の穴となって霞の頭を襲う。
 よだれが頬を濡らした次の瞬間、霞は声を出すことも、自分がどうなるかも考えられないなかで暗闇に閉ざされた。




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2017-03-22 : 小説 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

更新お待ちしておりました。寝取られの連鎖が止まりませんねw
恋と霞がどんな風にオークに屈服していくのか楽しみです
2017-03-22 06:31 : URL : 編集
No title
ついにオークに進んで協力するようになりましたね
どんなに一刀を愛していても体はオークのもの、どんどんオーク好みの体に改造され、そのうちオークに身も心も虜にされそうですね
華淋や春蘭姉妹、凪・真桜・沙和、数え役萬☆姉妹を
一刀の前で容赦なく寝取って欲しいです
2017-03-23 18:21 : URL : 編集
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プロフィール

之ち

Author:之ち
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