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真・恋姫†英雄譚 魏、崩壊するのこと【3】

『原作』真・恋姫†英雄譚
『人物』魏関係


【3】

 蜀の崩壊を聞いた魏ではこれまでの戦でも見たことがない大軍勢が出発しようとしていた。
 いかに出来たばかりとはいえ蜀は広大な大陸を治める三国の一国である。なにより調停役である本郷一刀も蜀にいた。もしも蜀が完全に崩壊し、本郷一刀もいなくなればこの平和が崩壊してしまうやもしれない。
 魏を治める曹操孟徳こと華琳も心中穏やかではなかった。女性ばかりを侍らす好色の王として知れ渡っているが、調停役の本郷一刀だけは扱いが違っていたからだ。彼の身に起きた今回の件は政抜きにしても非常に心をかき乱した。
 彼女の配下であるほぼすべての武将が隊に加わった。
 本郷一刀だけが引き金ではない。蜀の崩壊とは王である桃香、その義兄弟である愛紗、鈴々の身にも何かあったに違いないのだ。あの豪傑たちが国ごと滅ぶなど滅多な事ではないと華琳の軍師たちが助言したのだ。なによりいつもは飄々としている風が真剣に申したのが武将達に緊張を与えた。
 かくして華琳率いる大軍勢が魏を出て数日もしないうちに状況は一変した。
 蜀とのあいだにある関所のひとつで妙な状況にでくわしていた。

「これはどういうこと? ここには呂布がいたでしょう」

 華琳率いる大軍隊が関所に到着したとき、すでにもぬけの空となっていた。三国一の豪傑もその姿を見せてはくれず大軍隊は不安にかられるばかりだ。
 しかも誰一人として存在しない空虚な関所はまるで岩の雨でも食らったかのようになっている。兵士たちのなかには、これが大きな戦いの後で呂布までも倒されたのだという噂が立つほどだった。

「いかがなされますか?」

 華琳の隣りにいる秋蘭がいった。

「そうね、この関所を見て考えなしに突っ切ることはできないわ。まずは先遣隊を送るのがいいわね」

 早く蜀の状況を見たいとはいえ、慎重にならざるを得ない。呉にも伝達は送っているが何時来るかはわからないのだ。

「私もそれがいいかと。ここに配置していた部隊が全滅したとは考えたくありませんがあまり期待しすぎるのもよくないです」

 真面目に応える風の言葉に華琳は肯いた。

「郭嘉、本郷隊を率いて行きなさい。関所の先に敵が隠れているならあぶり出し、いないなら待機よ」
「了解しました」

 眼鏡をくいっと持ち上げ肯くと郭嘉こと凛は本郷一刀の名がついた部隊を率いて馬を走らせた。
 本郷隊は武将は隊長格である凪、真桜、沙和の3人が主力となる。
 部隊の名を冠する隊長の存在がないことに全員が殺気めいた闘争心を漲らせていた。

「隊長は無事だろうか……」
「大丈夫やで……っていいたいところやけど、どうなんやろな」
「そんなことないの! 隊長は無事なの!」

 主力の3人は一刀のことばかりで頭がいっぱいになっている。彼女達にとっては蜀のことより一刀だ。自分たちの隊長が気になって仕方ガなかった。

「あなたたちが本郷一刀を心配する気持はわかりますが、少しは自重しなさい。隊に影響がでます」
「せやかて」
「私達の隊長が無事かどうか心配して…………」
「どうしたの凪ちゃん?」

 凪が歩を止めたのは関所を抜けたときだった。関所を挟む谷山の坂が続く景色のなかになにかを見つけたようだ。

「あれは隊長?!」
「ええっ!? どこ? どこなの!?」

 凪の目に見えたのは間違いなく本郷一刀だった。随分先だが巨大な緑色の怪物たちと一緒に歩いている。

「あんなところに、でもなんやあれ!? あんなバケモンみたことないで!」

 はじめて目にする豚人間の姿には驚くしかない。

「あれは……確かに本郷一刀。華琳さまへ連絡を!」

 部隊の後列にいた兵士が馬を走らせた。

「あの怪物どもを倒して隊長を取り戻す!」
「ちょっと! 待ちなさい!」

 血走った目の凪が走り出した。隊員たちへの命令をかけるどころではない。

「凪ちゃんを止めるなんてできないの! 沙和だってとめられないの! みんな! 隊長を取り戻すの!!」
「せやで! ここで動かんかったら本郷隊いえへん! いくで!」

 軍師である凛のことなど本郷隊は目に入っていない。本郷隊は前方にいる隊長を取り返すことだけで走り出す。そこに作戦などなかった。

「怪物の数は2つだ、私が倒す! 私が! 隊長を取り戻す!」

 本郷一刀が近づく凪に気付いてなにか叫ぶ。だが今の凪には聴こえなかった。彼女は一刀を救いたい一心で豚人間に向ってい鍛えた拳を振りかぶった。

「ブヒ~~~」
「なにっ?!」

 膨らみきった巨大な太鼓腹に拳を突き立てる。その肉体こそが凪にとっては武器そのもの。その拳が真正面から当たったにも関わらず豚人間は痛がる素振りさえなくニヤっと笑った。

「だめだ、凪、逃げろ! 罠なんだ!」
「隊長……ごふぅうううううううううううっ!?」

 殴られた豚人間が凪の腹へと殴りつけた。火薬爆発のような強烈な衝撃が突き抜けるばかりか、凪の身体は折れ曲がったまま浮き上がり吊るされた。

「凪になにすんねん! この豚!」
「うるさいブヒねぇ、でもデカパイだから許すブヒ」

 見事に育った乳房をいやらしく見ながら立ちふさがる。真桜の繰り出す一撃を素手で受け止めると矛先をへし折った。

「なんやてっ!?」
「こんな玩具で戦うなんてよっぽどレベルが低いんだブヒ~」

 豚人間の動きは尋常ではなかった。たった今まで眼前にいたのに見失う。隊長は3メートルもあるのに目が追いつかない。
 探しているあいだに足首がつかまれ自由が奪われる。矛先を失った槍でも突けば攻撃できると豚人間に狙いをつけるが先に大きく揺らされた。

「なにすんねんっ! ひっ!?」

 恐怖。
 怪力で振り回され、空と地面の色が交互に繰り返される。そして地面の色ばかりが映し出されると顔から叩きつけられた。
 残った沙和が怪物の力が凄まじい事に気付くなり歩を止める。だが隊の勢いは止まらなかった。

「みんな待つの! おかしいの!」
「「おおおおおおおおおおおおおおっ!!」」
「ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ!!」

 岩肌にも等しい地面から豚人間が姿を現した。
 本郷隊が豚人間の刃に次々と倒れていく。いかに鍛え上げられた兵士といえども豚人間のほうが強かった。

「ブヒヒヒヒヒヒ! 本当にお前はいいやつブヒ! お前がいると女が寄ってくるブヒッ!」

 地面から出現した豚人間たちは沙和に近づくと取り囲んだ。
 後方で事態を見ていた凛もまた同じように囲まれる。

「こいつは戦う力ないだな。ちょっくら頭がいいだけであとは牝ブヒ」
「これが蜀を襲った怪物……近づかないで!」
「こいつも一刀のチンポ突っ込まれとるブヒ。でもべつの匂いもするブヒ~」

 豚人間の鼻は過去の性経験まで暴いてしまう。

「ほれほれ、オラたちのチンポ汁ブヒ~」
「やなの! 気持ち悪いの!」

 囲んだ豚人間は抵抗できない沙和の前で性器を扱き先走り汁をぶっかけていく。

「ブヒヒ! 嫌がるのもいいブヒ。ほれほれ!」
「ブッヒヒ~、後ろにいる奴らもそろそろ壊滅するブヒ。女は生かして男は殺すブヒ!」

 わずか5分もしないうちに勢いのあった本郷隊の姿はなくなっていた。
 助かったのは凪、真桜、沙和、凛の四人だけだが、全員豚人間の先走り汁を浴びせられている。あれほど滾っていた闘争心はどれほど力んでもでてこなかった。
 豚人間への抵抗力を失った彼女達は本郷一刀の前で淫紋を刻まれていく。

「やめろっ! 貴様らっ!」

 凪は押さえつけられ太股に淫紋を描かれようとすると身体を揺らして抵抗する。

「ブヒイ~、ええ反応だぁ。そんなに一刀が好きブヒか?」
「くっ! やめっ!」
「ちゃんと答えるブヒ!」

 心だけでも抵抗する凪だったが豚人間にとって面白いものではなかった。その腹を最初の一撃と同じように殴りつけた。

「あがっ!?」
「ブヒヒ、力の差は歴然ブヒ。凪ちゃん、死にたくなかったらちゃんと答えるブヒ。一刀が好き?」

 首を鷲掴みにして顔へ拳を見せ付ければ凪の動きは止まった。

「……好き、だ」

 太股に淫紋が描かれると豚人間は拳を下げた。

「それでいいブヒ。凪ちゃんのその気持ち、大事にするブヒ」

 満足した豚人間が凪を解放する。真桜も沙和も凛も同じだ。全員が一刀を好いている事を告白されながら淫紋を描かれた。
 本郷隊が完全に壊滅すると豚人間の数は2から50に増えていた。
 淫紋を描かれた4人は関所へと連れられて行く。
 無人の宿舎が並ぶ関所の中で待ち受けていたのは大軍隊を指揮していた華琳たちだった。
 大軍隊の姿はなかった。屍ばかりが荒野に倒れていた。

「ブヒヒヒ、よくやったブヒ」
「そっちもよくやったブヒ」

 華琳たちの大軍隊を襲ったのは魏の方角より現れた豚人間達だった。
 それもその数20000匹。

「こいつらが出て行ったあと大変だったブヒ。でもこんだけの大軍隊を作ってくれたから簡単に潰せたブヒ」
「ほんじゃ魏とかいうのは?」
「もう何も残ってないブヒ! ブヒッ! ブヒッ! ブヒッ!」

 蜀と同じだった。豚人間は突如として国の内部に出現したのだ。暴虐の限りを尽くして暴れまわると数時間のあいだ繁殖増殖を繰り返した。
 関所の前で止まっていた大軍隊の背後からなだれ込むように迫った。
 大軍隊といえども敵わなかった。
 あっという間に殲滅させられると女だけが生き残ったのだ。

「ブヒヒヒ、そいつらまだやってないブヒ?」
「淫紋は完了してるブヒ。これから一刀の前で……ブヒヒヒ!」

 最後に本郷一刀が連れてこられた。

「一刀、感謝だブヒ」

 華琳を先頭に横一列に女たちが並べられていた。




魏はちょっとリョナ要素含んでるかな。
リクエストや要望は出来る限り採用します。

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2017-04-12 : 小説 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
次回から魏国のエロが本格的に始まりそうですね、来週が待ちきれん

要望
出来れば華琳様は一番醜い豚人間のお嫁さんにして、どんどん子供を産んでほしいです
2017-04-12 00:19 : URL : 編集
更新お疲れ様です。ついに魏もオークに陥落しましたね。前回で霞達があの後どうなったのか気になります。一刀の前でするのは淫紋の効果がより強く出るからでしょうか?オークに一刀との違いを突き付けられながら堕とされるのが楽しみです。
2017-04-12 06:09 : URL : 編集
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