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真・恋姫†英雄譚 魏、崩壊するのこと 中編

『原作』恋姫英雄譚
『人物』魏関係
『あらすじ』崩壊した蜀より逃げ出した本郷一刀のいきついた先での一幕。

すでに公開している魏編のまとめ2となります。


【1】

 蜀の崩壊が伝えられた魏ではこれまでの大戦でも見たことがないほどの大軍勢が出発していた。
 いかに出来たばかりとはいえ蜀は広大な大陸を治める三国の一国である。蜀に在する武将は誰しもが英傑、豪傑ばかりと認める者たちばかり。そう容易く崩壊するはずもない。
 魏を治める曹操孟徳こと華琳はにわかに信じきれなかった。彼女の家臣たちも皆同じである。しかし次々と蜀から逃げ出してきたという民が現れ確信となった。
 逃亡してきたものたちは蜀が突然現れた豚の怪物に滅ぼされたのだといった。
 華琳が危惧したのは蜀という国ではなくとある男だ。
 調停役である本郷一刀のことである。
 蜀が完全に崩壊し、本郷一刀もいなくなればこの三国に訪れた平和が崩壊してしまうやもしれない。国ならまた建て直すこともできるが彼の損失は避けたかった。
 不安は華琳の心に暗い影を射す。
 女性ばかりを侍らす好色の王として知れ渡っているが、調停役の本郷一刀だけは扱いが違っていたからだ。彼の身に起きた今回の件は政抜きにしても非常に心をかき乱した。
 今回の大軍勢には彼女の配下であるほぼすべての武将が隊に加わった。
 本郷一刀だけが引き金ではない。蜀の崩壊とは王である桃香、その義兄弟である愛紗、鈴々の身にも何かあったに違いないのだ。あの豪傑たちが国ごと滅ぶなど滅多な事ではないと華琳の軍師たちが助言したのだ。なによりいつもは飄々としている程昱こと風が真剣に申したのが武将達に緊張を与えた。
 かくして華琳率いる大軍勢が魏を出た。だが数日もしないうちに状況は一変した。
 蜀とのあいだにある関所のひとつで妙な状況にでくわしていた。

「これはどういうこと? ここには呂布がいたでしょう。たしか徐晃もいたわよね」
「はい……それに張遼も配属されておりましたね」

 華琳の問いに答えたのは郭嘉こと稟。彼女は眼鏡をくいっと上げて関所を見る。
 二つの山に挟まれた関所は不気味に聳え立っている。
 華琳率いる大軍隊が関所に到着したとき、すでにもぬけの空となっていた。三国一の豪傑もその姿を見せてはくれず、大軍勢は不安にかられるばかりだ。
 仕方がなくなかへ入るが誰一人として存在しない。
 空虚な関所はまるで岩の雨でも食らったかのようにそこらじゅうが壊れている。
 兵士たちのなかには、これが大きな戦いの後で呂布までも倒されたのだという声まで出始めた。

「華琳様、いかがなされますか?」

 華琳の隣りにいる秋蘭がいった。

「そうね、この関所を見て考えなしに突っ切ることはできないわ。まずは先遣隊を送るのがいいわね」

 早く蜀の状況を見たいとはいえ、慎重にならざるを得ない。呉にも伝達は送っているが何時来るかはわからないのだ。

「私もそれがいいかと。ここに配置していた部隊……いえ、呂布が倒れたとは考えたくありませんが、あまり期待しすぎるのもよくないですね」

 真面目に応える風の言葉に華琳は肯いた。

「馬鹿者! あの呂布が、なんだ、豚だったか? そんなものに負けるわけないだろうが!」
「それはそうなんですけどね」
「姉者、怒鳴っても仕方ないだろう」
「そうよ春蘭。あなたが心配する気持ちもわからないではないけれど、いまは無闇に声をだしてはだめよ」

 春蘭の声はとにかく響く。後ろについている兵士たちが呂布の死と聞けばどれほどの気力が削がれるかわかったものではない。
 しゅんとする春蘭を秋蘭が介抱する。

「郭嘉、本郷隊を率いて行きなさい。関所の先に敵が隠れているならあぶり出し、いないなら待機よ」
「了解しました」

 また眼鏡をくいっと持ち上げ肯くと稟は本郷一刀の名がついた部隊を率いて馬を走らせた。
 本郷隊は武将は隊長格である凪、真桜、沙和の3人が主力となる。
 部隊の名を冠する隊長の存在がないことに全員が殺気めいた闘争心を漲らせていた。

「隊長は無事だろうか……隊長……」

 凪は飼い主に捨てられた犬のように隊長と呟く。

「大丈夫やで……っていいたいところやけど、どうなんやろな~、ほんまに蜀がなくなったんなら隊長も無事じゃすまへんやろうしなぁ」
「そんなことないの! 隊長は無事なの!」

 主力の3人は本郷一刀のことばかりで頭がいっぱいになっている。彼女達にとっては蜀のことより一刀だ。自分たちにとっては隊長が気になって仕方がない。

「あなたたちが本郷一刀を心配する気持はわかりますが、少しは自重しなさい。隊に影響がでます」
「せやかて」
「私達は隊長が無事かどうか心配して…………止まれ!」
「どうしたの凪ちゃん?」

 凪が歩を止めたのは関所を抜けたときだった。関所を挟む谷山の坂が続く景色のなかになにかを見つけたようだ。

「あれは隊長ッ!?」
「ええっ!? どこ? どこなの!?」

 凪の目に見えたのは間違いなく本郷一刀だった。随分先だが巨大な緑色の怪物たちと一緒に歩いている。

「あんなところに、でもなんやあれ!? あんなバケモンみたことないで!」

 はじめて目にする豚人間の姿には驚くしかない。

「あれは……確かに本郷一刀。華琳さまへ連絡を!」

 部隊の後列にいた兵士が馬を走らせた。

「あの怪物どもを倒して隊長を取り戻す!」
「ちょっと! 待ちなさい!」

 血走った目の凪が走り出した。隊員たちへの命令をかけるどころではない。

「凪ちゃんを止めるなんてできないの! 沙和だってとめられないの! みんな! 隊長を取り戻すの!!」
「せやで! ここで動かんかったら本郷隊いえへん! いくで!」
「お待ちなさい! あなた達! もう……でも、あの程度の数なら……」

 軍師である稟のことなど本郷隊は目に入っていなかった。本郷隊は前方にいる隊長を取り返すことだけで走り出す。そこに作戦などなかった。

「怪物の数は2つだ、私が倒す! 私が! 隊長を取り戻すッ!」

 本郷一刀が近づく凪に気付いてなにか叫ぶ。だが今の凪には聴こえなかった。彼女は一刀を救いたい一心で豚人間に向ってい鍛えた拳を振りかぶった。

「ブヒ~~~~~」
「なにっ?!」

 膨らみきった巨大な太鼓腹に拳を突き立てる。その肉体こそが凪にとっては武器そのもの。その拳が真正面から当たったにも関わらず豚人間は痛がる素振りさえなくニヤっと笑った。

「だめだ、凪、逃げろ! 罠なんだ!」
「隊長……ごふぅうううううううううううっ!?」

 殴られた豚人間が凪の腹へと殴りつけた。火薬爆発のような強烈な衝撃が突き抜けるばかりか、凪の身体は折れ曲がったまま浮き上がり吊るされた。

「凪になにすんねん! この豚!」
「うるさいブヒねぇ、でもデカパイだから許すブヒ」

 見事に育った乳房をいやらしく見ながら立ちふさがる。真桜の繰り出す一撃を素手で受け止めると矛先をへし折った。

「なんやてっ!?」
「こんな玩具で戦うなんてよっぽどレベルが低いんだブヒ~」

 豚人間の動きは尋常ではなかった。たった今まで眼前にいたのに見失う。体長は3メートルもある巨躯だというのに俊敏だ。動かれると目が追いつかない。
 探しているあいだに足首がつかまれ自由が奪われる。矛先を失った槍でも突けば攻撃できると豚人間に狙いをつけるが先に大きく揺らされた。

「なにすんねんっ! ひぃいっ!?」

 恐怖。
 怪力で振り回され、空と地面の色が交互に繰り返される。そして地面の色ばかりが映し出されると顔から叩きつけられた。
 残った沙和が怪物の力が凄まじい事に気付くと歩を止めた。だが隊の勢いは止まらなかった。

「みんな待つの! おかしいの!」
「「おおおおおおおおおおおおおおっ!!」 隊長を救えええええええ!! おおおおおおおおお!!」
「ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ!!」

 岩肌にも等しい地面から豚人間が姿を現した。
 本郷隊が豚人間の刃に次々と倒れていく。いかに鍛え上げられた兵士といえども豚人間のほうが強かった。

「ブヒヒヒヒヒヒ! 本当にお前はいいやつブヒ! お前がいると女が寄ってくるブヒッ!」

 地面から出現した豚人間たちは沙和に近づくと取り囲んだ。
 後方で事態を見ていた稟もまた同じように囲まれる。

「こいつは戦う力ないだなぁ。ちょっくら頭がいいだけであとは牝ブヒ~」
「これが蜀を襲った怪物なの……近づかないで!」
「こいつも一刀のチンポ突っ込まれとるブヒ。でもべつの匂いもするブヒ~」

 豚人間の鼻は過去の性経験まで暴いてしまう。身体の隅々まで知られたような気がして沙和は恐怖した。

「ほれほれ、オラたちのチンポ汁ブヒ~」
「やなの! 気持ち悪いの!」

 囲んだ豚人間は抵抗できない沙和の前で性器を扱き先走り汁をぶっかけていく。

「ブヒヒ! 嫌がるのもいいブヒ。ほれほれ!」

 戦闘などといえるものではない。一方的な辱しめだ。

「ブッヒヒ~、後ろにいる奴らもそろそろ壊滅するブヒ。女は生かして男は殺すブヒ!」

 わずか5分もしないうちに勢いのあった本郷隊の姿はなくなっていた。
 助かったのは凪、真桜、沙和、稟の四人だけだが、全員豚人間の先走り汁を浴びせられている。あれほど滾っていた闘争心はどれほど力んでもでてこなかった。
 豚人間への抵抗力を失った彼女達は本郷一刀の前で淫紋を刻まれていく。

「やめろっ! 貴様らっ! その娘たちにだけはやめてくれ!」

 自分を慕ってくれている大切な女の子たちが変えられていく。本郷隊は自分の家族そのものだというのに救えない。
 凪は押さえつけられ太股に淫紋を描かれようとすると身体を揺らして抵抗する。

「ブヒイ~、ええ反応だぁ。そんなに一刀が好きブヒか?」
「くっ! やめっ!」
「ちゃんと答えるブヒ!」

 心だけでも抵抗する凪だったが豚人間にとって面白いものではなかった。その腹を最初の一撃と同じように殴りつけた。

「あがっ!?」
「ブヒヒ、力の差は歴然ブヒ。凪ちゃん、死にたくなかったらちゃんと答えるブヒ。一刀が好き?」

 首を鷲掴みにして顔へ拳を見せ付ければ凪の動きは止まった。

「……好き、だ……」

 無理やり本心を告白させられる。太股に淫紋が描かれると豚人間は拳を下げた。

「それでいいブヒ。凪ちゃんのその気持ち、大事にするブヒよ」

 満足した豚人間が凪を解放する。真桜も沙和も稟も同じだ。全員が一刀を好いている事を告白されながら淫紋を描かれた。
 本郷隊が完全に壊滅するころ豚人間の数は2から50に増えていた。
 淫紋を描かれた4人は関所へと連れられて行く。
 無人の宿舎が並ぶ関所の中で待ち受けていたのは大軍勢を指揮していた華琳たちだった。
 大軍勢の姿はなく変わりに屍ばかりが荒野に倒れていた。

「ブヒヒヒ、よくやったブヒ」
「そっちもよくやったブヒ」

 華琳たちの大軍隊を襲ったのは魏の方角より現れた豚人間達だった。
 それもその数20000匹。

「こいつらが出て行ったあと大変だったんだブヒ。でもこんだけの大軍隊を作ってくれたから簡単に潰せたブヒ」
「ほんじゃ魏とかいうのは?」
「もう何も残ってないブヒ! ブヒッ! ブヒッ! ブヒッ!」

 蜀と同じである。豚人間は突如として国の内側に出現したのだ。暴虐の限りを尽くして暴れまわると数時間のあいだ繁殖増殖を繰り返した。
 関所の前で止まっていた大軍隊の背後からなだれ込むように迫った。
 大軍隊といえども敵わなかった。
 あっという間に殲滅させられると女だけが生き残ったのだ。

「ブヒヒヒ、そいつらまだやってないブヒ?」
「淫紋は完了してるブヒ。これから一刀の前で……ブヒヒヒ!」

 最後に本郷一刀が連れてこられた。

「一刀、感謝だブヒ」

 豚人間は華琳を右端に立たせると武将全員を横一列に並べた。

【2】

 並べられた武将達は豚人間の見下しきった笑みに歯を噛締めるしかなかった。激昂を爆発させて飛び掛ろうにも武器は取り上げられているし、20000もの豚人間を相手に戦えるわけもない。

「華琳……春蘭、秋蘭も……くっ……」

 魏の名だたる武将が揃っているにも関わらず何一つ抵抗できなかった。豚人間と人間では生物としての格が違いすぎたのだ。

「この怪物どもめ……その汚らしい顔と同じで心まで醜いわね」

 捕らわれの身となり下腹部に淫紋を画かれても華琳はそのままだった。
 一刀をニヤニヤと見ていた豚人間が華琳へと目を向けた。
 華琳は横一列に並ばせられている女たちの中でも小柄なほうだ。しかし彼女から発されている覇王の気がそれを感じさせない。

「ふぅ~ん、こいつが魏の王様だっけか? 綺麗だなぁ~、ブヒヒッ」

 黄金色の髪に青い瞳をした魏の王を見下ろす。値踏みするようにじろじろと見る豚人間達。

「じろじろ見ても無駄よ。貴方達のような野生のケダモノには私の美しさを表現することなんてできないわ」

 どれだけ見られようとも華琳は毅然と振舞う。所詮、豚は豚なのだと、世辞にも侮辱にもならない。

「ブヒヒヒヒッ、確かにオラたちみたいなのじゃおめえのことなんか解らねえブヒ!」
「オラたちが美しいいうならこれじゃね? おっぱい」

 誰もが華琳と豚人間に注目していたなかで別の豚人間が手を動かした。拘束していた秋蘭の胸を鷲掴みにした。

「んくっ……」

 確かに華琳は美しい。人を惹きつける魅力に溢れている。だが性に貪欲な豚人間が選ぶのは女としての価値だ。
 人間の指より太い肉厚の指が豊満な乳房に食い込む。主人への侮辱に静かに怒りを募らせていたがいきなりのことに顔を歪ませた。

「貴様! 秋蘭になにをする!」

 隣りで拘束されている姉、春蘭の怒号が響く。

「ブヒヒヒ、おらたち下品でスケベなんでぇ、おっぱいとお尻とオマンコにしか興味ないんだブヒ! ブヒヒ、おほっ、この姉ちゃんええからだしとるべぇ」

 秋蘭の乳房を見せつけるように揉みしだく。彼女の鋭い目が今にも突き刺さらんばかりに怒りに満ちていたが気にもしない。指はチャイナドレスの上から盛り上がっている臀部にも迫る。

「んんっ……フッ、貴様らのような指では感じるわけがない……」

 いつも表情を変えることはないクールな秋蘭だが豚人間の指にピク、ピクと小刻みに震える。
 本郷一刀だけは秋蘭の状況を股間の淫紋で感じとっていた。自分に好意を持つ者の性的反応はすべて伝わるのだから。

「ブヒヒっ、おらもちょっと弄っちゃうブヒっ」
「なにを、こらっ! やめろ! くぁっ!?」

 紅色のチャイナドレスにまで手が掛かる。垢塗れの肉厚指でまさぐられるとさしもの猛将といえども反応してしまう。

「姉者に手を出したら殺すぞ」
「ブヒヒ、美しい姉妹愛ってやつブヒ~、オラこういうのに弱いんだブヒっ!」

 春蘭、秋蘭の2人はただの武将ではない。華琳の側近であり誇りだ。ただの武将で済ませられる存在ではない。その2人が目の前で豚人間の指で責められると凪や沙和が我慢できないとばかりに暴れ始めた。

「ブヒっ、静かにするブヒッ!」
「なんだぁ~、こいつらがそんなに大事ブヒか? ならこうするブヒ」

 春蘭の乳房をまさぐっていた豚人間が腕を腰で纏めると動けなくした。そのまま全員が見える位置まで移動するとまた別の豚人間が正面にやってきた。

「ブヒヒ、まずは軽くブヒ~」

 全員に見えるように拳を握ると止める間もなく春蘭の腹に突き出した。

「がぁっ……はぁぁぁぁぁ」

 鍛え上げられた腹筋が粉々に砕ける音とともに腹に溜まっていたものを吐き出すように声がでる。眼帯のない目に涙が浮ぶと痛みに震える唇を噛締めた。

「春蘭! 卑怯なまねはおやめなさい! 捕虜の扱いを知らないの!?」
「捕虜だぁ? お前ら人間のルールか? 知らないブヒ。倒したらオラのもんだべ。どう扱おうがオラたちの勝手だべ。なぁ、一刀」

 蜀の国がどうなったか知っている一刀は単純な暴力がまだマシにみえてくる。人の感情を弄び、欲望のままに膣を犯す豚人間たちばかりなのだ。

「ブヒヒ、軽く殴っただけブヒよ。騒ぐならもう一発いくブヒっ!」

 まだ痛みから解放されていない春蘭に向って2発目が向う。

「おやめなさいっ!」
「だめブヒっ!」
「ぐはぁあああああああっ……ああっ……ぐっ……華琳さま、大丈夫げほっ! うぅぅぅぅっ!」

 殴られてこみ上げてくるのはなにも痛みだけではない。胃のなかに納まっているものが逆流してくる。主人の前で嘔吐などしたくないと精一杯堪えるが豚人間は容赦しなかった。

「ブヒッ! ブヒッ! ブヒッ!!」

 今度は連続3発、叩き込む。

「げほっおげぇぇぇぇえええええええ」

 春蘭の胃袋を責めると逆流した胃液と未消化の野菜や米粒が吐き出された。

「ブヒヒヒっ」
「あなたたち、こんな事をしてもなにもかわらないわよ」
「ブヒ?」
「腹を殴られれば嘔吐するのもおかしくないわ、人間だもの。それにこんな状況下ではなにをされてもその人物に対する感情を変化することはないわ。私の春蘭はどんな酷い姿を見せられても私の春蘭でしかないわ」

 春蘭が涙を浮かべた瞳をむけるとまったく動じていない主の姿が映った。

「ほほ~ん、こういうのは無理だべ? だったらこいつにするべ」
「何をするっ!? おいっ!」

 今度は秋蘭が全員の前に立たされた。
 豚人間の力なら武器を使わずに四肢をねじりきることも出来る。だがここで暴力に訴えても彼女たちの心を折る事は決して出来ない。
 魏の王である華琳に対して同様の責め苦を味あわせてもやはり同じだ。

「私を殺したところでなにもかわらないぞ」
「ブヒヒ、殺すなんてもったいないことしないブヒ。こんなスケベな身体は生かしとくブヒっ」

 憎たらしい豚の笑みに向って唾を吐く。

「ブヒ~」

 人間なら侮辱だが、豚人間にとってはなんとも思う事はない。いや、その唾を舐めとるとどうやって秋蘭を責めるか決定づけた。
 身動きの取れない秋蘭の顔に人差し指と中指を向ける。太い指はそのまま秋蘭の唇に触れると無理やり入り込んでいった。

「むがっ……あがっ……むっ!」

 どれだけ拒んでも指の動きを食い止める事が出来なかった。それならばと歯で噛み付いてやろうとした。指を噛み切ってやろうというのだ。

「んはぁあぐっ……」

 ……硬い、こいつら指の皮まで厚すぎる。

 なにも無抵抗で戦いを終えたわけではない。秋蘭の手で何匹か首を落している。
 豚人間は鎧を身に着けていなかったが兵士たちの剣はほとんど通用しなかったのだ。まるで強固な鎧のように。

 ……それになんだ、この匂いと味は……舌が痺れる……垢なのか……。

 口膣をほじくるように蠢く指が舌に触れると全身が反応してしまう。今まで食べた事もない味で刺激だけが舌と口内粘膜に染み渡る。
 味覚が書き換えられるような責め苦が続く。

「ブヒヒヒ、おらの指はどうだぁ? ほれ、秋蘭の口の中べとべとにしちゃるだぁ」

 2本の指が入り込んだだけで口はいっぱいになっている。太く硬いその指は狭いところなど決して触れる事もできないはずなのに歯茎の隙間まで入ってくる。
 押し付けられたところだけ柔らかくゼリー状にでもなったみたいだ。

「あはぁっ……んっ……はぁ、はぁ、かはぁぁああぁ……」

 歯を撫でられると妙な昂揚を覚える。唾液が止まらず口の端から垂れてしまう。

「はぁはぁ……はぁかっ、ひっ、あぁぁ あひっ ひあぁああ

 舌を指で挟まれると引き出された。外気に触れただけでタワシで擦られたように刺激が走った。

「こんらぁ、ほうほうへぇぇ、んふっ、あああぁあっ、はひっ!?」

 徐々に熱を帯びてきたのは誰の目にも明らかだった。
 秋蘭の腰が引け内股となっているからだ。青いチャイナドレスに垂れた唾液が染み込んでいく。

「ブヒヒ、秋蘭の口の中あったかいだぁ、ほれ、喉のほうはどうブヒ?」
「う゛う゛っ?!」

 口膣を隅々まで触った指が今度は喉へと入っていく。驚きと同時に戸惑いが顔に表れるが食い止める事は出来ない。喉の粘膜を直に触られるなどはじめてのことだ。

 ……なにが目的なんだ……こんなことをしてどうなるっ!

 喉を触れられると涙が浮んでくる。
 顎を限界まで開かれたままでも決して屈しない。奇妙な感覚が口内から沸き立つ。

「ブヒヒヒ、人間てのは可愛そうな存在だブヒ。こうしただけで呼吸が止まりそうになってブヒヒ」

 喉に挿入された指が粘膜を押していく。押された場所は次々に変化していった。
 人間にとってもっとも重大な呼吸も豚人間の指の動きひとつで送り込まれてくる。欲しくてたまらなくなる絶妙なタイミングで入り込んでくる少量の酸素を貪った。

「はぁ……かはぁっ げほっ あぁっ

 熱を帯びただけではこのような声は出ない。誰よりも自分自身がそのことに気付いている。

「色っぽい声出しちゃって、ブヒヒ。どんどん自分の身体が変化していくのが解るブヒ」
「あはっ ッ はっ、はぐっ あああっ

 口内を指で犯されるなど考えた事もない。指の動きに対応できず、よだれが垂れ流しになっていた。

 ……なんだ、この指の動きは気味が悪いのに身体が火照る。こいつらの目的は女を辱しめる事だ、反応するな。しても決して弱みをみせるな。

 太い指に舌と口膣を撫でられると女が疼いてしまう。

「ブヒヒヒッ、そうそうすぐに心が折れちゃ面白くないブヒ! ほれ、お仲間さんたちにお前のスケベ顔をみせるブヒ!」

 普段は表情の変化などほとんど見せない冷静な秋蘭がだらしなく唇を開いて涎を垂らしている。整列させられている仲間達は表情から顔を背けようとするが豚人間達は顎を掴んで動けないようにした。

「がはっ はぁはぁっ あがっ はぁあっ あはああっ

 ……華琳様、姉上、皆……見ないでくれ、私の顔はこいつの指でおかしくなっているんだ。こんなだらしない顔をみないでくれ!

 よだれが双房の谷間に流れ込んでいく。チャイナドレスの内側で興奮しきった乳頭は勃起していた。
 さらに下の股座も同じように涎を垂らしている。白い太股を伝う透明の液体が仲間たちの目に映りこんでいた。

「ブヒヒヒ、どうだぁ? 秋蘭ちゃんのドスケベな格好は? おめえらも随分感じてるんじゃねえべか?」

 真桜の背後に立っている豚人間がそう言いながら爆乳を鷲掴みにした。

「ひぃあぁああっ やめっ! んはぁああっ そないなことあれへんっ
「すっかり声が蕩けちゃってるブヒ~」

 ビキニ水着に似た虎柄の衣服を捲り上げると親指ほどある大きな勃起乳首が姿を現した。あまりにも大きな乳房は重力など気にもしないで波打つほどに揺れた。

「こっちはどうブヒ?」
「やっ! やめるの! ひっ、やぁぁっ、あっ、んんぁぁぁぁっ いきなりそっち触るのやめっ! ひっ ひやっ あぁあっ

 豚人間の手は沙和のスカートのなかへと入り込んでいく。どれだけ力を込めて手を退けようとしても敵わない。あっという間に下着のなかへと潜り込まれると淫部をまさぐられる。

「沙和に何をする! おいっ、やめろっ! んんん゛ん゛ん゛ッ

 凪は親友の危機に声を荒げるも何一つできないまま唇を奪われてしまう。

「ぢゅぢゅうううううっ! ブヒヒッ、凪ちゃんの唇美味いブヒ~」
「ん゛ん゛ッ! ん゛~~~~~~~~~~~~~~ッ

 豚人間のキスがただの粘膜接触で済むはずがない。口内へと唾液が流し込まれ舌は絡み取られてしまう。上顎を舌先で突っつかれると下腹部が熱くなった。

「んんん゛ん゛ん゛ ん゛ ん゛ん゛~~~ッ

 一刀への想いを抱いたまま腰をびくんと跳ねさせた。

「あかんっ! あかんてっ そないにされたら いややっ いやぁあああ
「沙和のアソコ触っちゃやなのっ そこは隊長だけなのっ! 豚さんなんかに触って欲しく……なっ……ひっ

 真桜と沙和の2人までもがあっという間に絶頂に達した。すぐ隣りで迸った女の絶頂快楽はまだ手をつけられていない面々の身体にも変化を生む。

「おんやぁ~、すんすんすんっ! おほっ! こいつ牝臭いブヒっ!」

 声をあげたのは本郷隊を指揮していた稟の背後にいた豚人間だ。稟に向って鼻を鳴らすと腕ではなく両足首を掴んで持ち上げた。

「ひっ!? いやぁあああああああっ!?」

 豚人間の肩に背中を預けることとなり両足を開かれる。スカートが捲れ上がり湿った下着が露わとなるが隠させてはくれない。

「ブヒヒッ、交尾したくてたまらない牝の匂いだブヒっ! こうしてやるとプンプン臭うブヒッ!」

 武将でない稟は拘束する必要さえない。肩からくるっと回転させるように自分の顔に股座を押し当てさせるとよだれたっぷりの肉厚舌で舐めあげる。

「ベロベロベロベロベロベロベロベロベロ!!」
「ひい゛ ッぐぅうううううううううううううううう

 脳が処理できるものではなかった。膨大な快楽刺激の応酬に稟の頭が地面に向くほど背を逸らす。眼鏡の奥で白目を剥いて痙攣する彼女の淫核は下着越しにもはちきれんばかりに勃起していた。

「あがあはぁあっ ほれは ほれはふへはぁぁ はひっ

 目を背けたくなるほどの光景に秋蘭は口を動かしたがこれは夢ではない。
 豚人間によって整列させられている仲間達は1人、また1人と無残にも絶頂させられていく姿と声を聞かされていく。

「ブヒヒヒッ! ブヒっ! こいつらチョロいブヒ~、春蘭も簡単にイキそうブヒ!」
「ふざけるな! 貴様らみたいな怪物が調子に乗って!」
「調子に乗ってるのはそっちブヒ、たいして強くもない人間同士で戦って粋がって馬鹿みたいブヒ」

 まるで全てを否定するかのような物言いに春蘭が睨みつける。抜き身の刃のように鋭い瞳も豚人間には嘲笑の対象でしかない。

「ブッヒッヒッヒ! 春蘭ちゃんは華琳ちゃんの前でイキまくり決定ブヒ!」
「ッ!?」

 大人しくしていた華琳が力いっぱい引き寄せられる。仰向けに寝転がされると今度は春蘭が引っ張られる。

「や、やめろっ! 貴様ら華琳様になにをっ!」
「ブヒヒ~、やめるのは春蘭ちゃんだブヒ~、華琳ちゃんに跨って~、ブヒヒ~」

 強制とはいえ親愛なる王の顔に跨ってしまう。そして豚人間によって肩を押され膝が曲がっていく。

「やめろ! こんなことしたくない! 華琳さまっ!」
「気にしないで春蘭。あなたがそんな事でどうするの。これはこの豚どものしていること、気にするふがっ!?」

 春蘭の力をもってしても豚人間の力に抵抗できない。
 遂に華琳の唇を股座で塞いでしまった。

「こんなことをさせて何が目的だ! お、おいっ!? なにを!? なんだ貴様ら!?」

 豚人間達が集まってくるとあっという間に春蘭を囲んでしまう。仲間達の姿が見えなくなった中心では豚人間達の肉竿が向けられた。

「ひっ……やめっ……おぶっ
「んんっ!?」

 普通なら鼻腔から入り込んでくる咽るほどの雄臭に気分が悪くなるはずだったが春蘭は股座を湿らせた。まさにその部分に唇を塞がれている華琳は眉をひそめる。

「か、華琳様っ! すみません……ふぅ、おふっ やっ やめっ

 豚人間たちが突きつけている肉棒を扱き出す。どこを見ても人間の雄を圧倒する生殖器だ。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ ああぁっ いかんっ いかんのにぃいいい こんな馬鹿げた はぁはぁはぁああああっ 臭いっ! 臭いのに匂いだけで 匂いだけでぇええええ

 華琳の唇で股間を擦りだしていた。

「すみません、華琳さま 華琳さま 華琳さま あぁああんっ

 華琳の柔らかい唇と鼻の先に割れ目を擦りつける。

「ブヒヒヒ! 春蘭ちゃんの鼻をオラたちみたいにしてやるブヒ~」

 一匹の豚人間が肉棒を鼻に突き立てた。

「ふごぉおおおっ ぶひっ ぶひいいいいいいいっ

 プシャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 鼻腔に流れ込んだ肉棒の香りは女体への侵略を開始する。まるでそうするようにプログラムされているかのように春蘭は失禁した。
 華琳の口に小便が流れ込む。

「ブヒッ ぶひひいいいいいいっ 華琳しゃまのお口にお○っこ~~~~っ すみませんっ ぶひっ でもお○っこ我慢できないっ ぶひひひっ

 鼻を肉棒で突かれると失禁の量が増える。
 華琳はどうにか口の中に溜まる小便を外へ出すが息ができない。

「ブヒヒっ! 華琳ちゃんがお○っこで溺れて死ぬブヒ~」
「そんなことになったらオラたちも困るブヒっ!」
「そうだブヒ! オラたちの王様が怒るブヒ!」

 珍しく豚人間達が慌てだした。まだ小便を流していた春蘭だったが立たされた。
 華琳もすぐに解放されたのだ。

「ブヒ! ブヒ! ブヒ! ブヒ! ブヒ!」

 これまでと何かが違う鳴き声が聴こえてくる。

「ブヒッ!? 王様ブヒ! 全員整列するブヒ!」

 豚人間が整列する。一刀も見たことのない早さだった。実に二万の豚人間が狂いなく並んでいる。そこへ王様とやらを案内する一行がやってきた。

「ブヒ! ブヒ! ブヒ! ブヒ!」

 本郷一刀だけでない、はじめて目にする女たちもその王様の姿に驚愕した。
 現れたのは豚人間ではなく豚だったのだ。




後編に続きます。

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プロフィール

之ち

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
ジャンル問わず面白ければ好き。
大阪在住・12/28生
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