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Chapter2-2 義姉の幸せスイッチ

 辿り着いたのは栄子の部屋。いつもは足音を消して通り過ぎるだけの部屋。彼女の姿を追いかけて入ってすぐに明かりが付けられた。
 部屋一面、女の子らしい桃色が広がっていた。カーテンの色も、ベッドの上にある布団の色も、カーペットの色も、なにもかもが桃色ピンクに染まっている。女の子らしいといえばそうなのだが雄介のイメージにある栄子とはあまりにも違っていていた。
「そういえば入るのって初めてだな。ぬいぐるみが多いね。それにピンクばっか」
 見渡せば桃色世界のなかに愛らしいぬいぐるみが並んでいる。
「お、お姉ちゃんの部屋じろじろみちゃだめ」
「なんでさ。可愛いと思うけど」
「か、可愛いなんて……照れる……よ」
「だって栄子姉さんってさ。けっこう硬いイメージあったからこういうの見ると」
「へん?」
 当初の予定通り栄子はパジャマを脱ぎだした。暖房がつけられた部屋は徐々に温度を上げていく。それとは反対に彼女の衣類はなくなっていく。手の動きが止まったとき、栄子は水色の下着だけとなった。
「全然、むしろ興奮する。女の子なんだなぁって」
 女性らしい細いくびれが露わになると胸奥が熱くなる。彼女に欲情していると心から思う。
「うぅ……」
「それじゃ見せてもらおうかな。栄子姉さんのオナニー」
「うん……見てね。お姉ちゃんのオナニー」
 ベッドが軋む。彼女の身体がベッドの上に沈む。壁に背を預けると今度は両足を曲げて広げた。雄介の目にはM字開脚のポーズに見える。そして最後には下着の上から乳房に手を当てた。
 彼女はゆっくりと動きだす。
 義理とはいえ姉の自慰を目の当たりにすると自ずと興奮する。
「はぁ……はぁ……」
 息の使い方が変わってくる。
「へえ、そんな風にしてたんだ」
「うん……んッ……はぁ……ぅン!」
 下着の上からさわさわと身体をまさぐっている。敏感な部分を布越しに触る姿はなんだか可愛らしい。普段、同じ屋根の下で暮らしている彼女から想像できなかった。もっと激しいものだとばかり考えていた。
「でもあんまり興奮してないのかな。大人しいよね」
「そ、そうかな?」
 手は止めない。栄子は暗示どおりに自慰行為をしている。
 しかしそこに足りないものがある。彼女がいくらしてみせようとしても無理だ。
「ん……ぁぁ……」
「あっ……そうか。昨日はミレイ、姉さんが聞いた女なんだけど、彼女がいないからかな」
「そんなことない……お姉ちゃん昨日と――」
「じゃあ聞くけどさ。昨日は何回イった? その程度のオナニーじゃ満足しないでしょ」
「……四回……だけ、よ……」
 短く、そして小さな声がした。
「四回ってマジ? 俺とミレイのセックス聞きながら? 栄子姉さん実はスケベだったんだ」
 笑いがこみ上げてきた。彼女を見ていて思うのは感情の起伏が少ない事。言葉を交わしたことは少ないがそれぐらいは知っている。
 一緒に生活する中で見てきた人間の内側がこうも露呈すると面白くて堪らない。
「だってぇ……えっちな声聴いてたら、さ……しちゃうよぉ……」
「ふうん。じゃあもっと強くしなよ。エッチな声はないけどさ。俺がいるんだよ」
 雄介の手が伸びる。抵抗する間もなく栄子の胸元を隠していたブラジャーが強引にめくり上げられた。
「ひゃぅっ!」
 水色の布地の下で高揚していた桃色の突起が跳ねた。白い肌の、薄く盛り上がった球体に付いている肉芽は艶に濡れていた。少量の力ながらも擦られたせいか赤く染まりかけている。
「もっとこう、さ」
 ぎゅっと摘み上げた。
「やぁっん……ンぁあっ! 乳首虐めちゃだめっ……雄介ぇどうしちゃったの?」
「どうもしてないさ。栄子姉さんがまどろっこしいオナニーなんかしてるからでしょ。さっさと乳首弄ってよ。もっと感情込めてさ。『嘘』はだめだよ」
「嘘じゃないわ。はじめはこうやって感情を高めるの。だから、ね……ゆっくりさせて」
 嘘はつけないようになっている。
 真実だろうがなんだろうが雄介のほうがもう待てない。
「じゃあ俺が身体を暖めてあげる」
「ええっ? あンっ……はぁ……ひぃん、あっ、だめぇ、だめぇ」
「何がだめなのさ。乳首だってピンピンになっちゃってるよ。それにここ」
 雄介が腕を股間へと伸ばしたが栄子は抵抗しなかった。
「ぁあっ! そこ……お姉ちゃんの、大事なところ……さわらないで」
 触れれば下着の湿りに気づく。栄子の股間は垂れた液で湿っている。
「これだけ濡れてたらぐちゃぐちゃにかき回してもいいんじゃない? ほら、こんな風にさ」
「やっ! ンッぅぅ、やめてぇ……」
 乱暴に入り口から指を挿入してほじる。下着越しに肉の厚みを感じる。栄子が女だとこれまで以上に感じる。艶を帯びたその声を聴いたとき、もう、自分を抑える事ができなかった。
「あれ? 気持ちよくないの? オマンコぐっしょり濡れてるよ」
「いいけどぉ、気持ちいいけどぉ」
「見てよ。俺のチンポだってこうなってるんだよ。わかる? 姉さんのオナニーが可愛かったからこうなったんだよ」
「私のせいなの?」
 滾る性の衝動が形となっている。栄子は誘われるように手を伸ばした。互いに身体を寄せ付け合うと二人は姉弟の枠から外れた。
「じゃあもっと気持ちよくしてあげるね」
 携帯電話を弄る。再び催眠状態となった。
「これから栄子姉さんは弟の言うことに完全服従しなけれればなりません。いいですね」
「……はい。弟の言うことは全部、服従」
「それと姉さんのクリトリスとマンコは俺が触るといつもの十倍、感じます」
「……はい。十倍感じます」
 視線が揺らいだ。下着の奥でまだ姿を見せていない肉芯が疼いたのか身体を奮わせた。
「しかも無条件で幸せになります」
「幸せ……はい」
 考えたのは面白いこと。でなければこの携帯電話の意味がない。
 催眠状態が解けるとすぐに下着の中へ手を入れた。栄子の割れ目に指を這わせると皮を剥いて芯を捕まえる。小さな豆粒ひとつで彼女の心は天にも昇る。
「はぁ……はぁ……おねえちゃん、しあわせぇ……」
「それはよかった。でもそれだけじゃ足りないよね」
「うん……ここ、蕩けきってるけど、雄介だって挿入したいよね……ねぇいれて……」
「遠慮なく!」
 人間の感覚は暗示によって掌握できる。性器からとめどなく溢れる愛液が肉の壁を和らげる。下着をずらして滾る性器をあてがうとそのまま突き入れた。
「ッン゛ン゛!」
 挿入と同時にクリトリスを捻ると栄子の身体が弓なりになって軋む。
「ぐぅ……ン゛ぅ……おちんちんおっきいよぉ……」
 幸せに浸る栄子の膣内をぐいぐいと広げて割っていく。腰の動きにあわせてなにか変だと気づく。さすがに肉壁に抵抗がないのはおかしい。
「もしかして栄子姉さん、処女じゃないの?」
「お、男の子ははじめてぇ……」
「男は? どういうことさ」
「はじめては……バイブで……わたし、麗華に……」
 心臓がずきりと痛くなる。
「麗華ってあの生徒会長の島津麗華のこと」
「そう、あンっ! 動かしちゃ喋れないよぉ……」
 そう言われても腰は止まらない。
「まぁいいや。その辺は後で聞くとして……今は、姉さんのオマンコで気持ちよくさせてね」
「気持ちよくなってぇぇ……幸せにしてぇ……あっあぅ! うぅン!」
 幸せスイッチで栄子の身体も止まらない。いつもは表情の薄い彼女の顔が壊れていく。「ら、ら、らめ、しゅごっい! 雄介のぉ、弟のちんちんでびくぅってなってぇ……」
「ほら、アヘってないでしゃきっとしてよ。栄子姉さん」
「らってぇ……らって……気持ちよすぎて……しあわせぇ……えぐぅッ!」
「イったんだね。じゃあ俺も出すかな」
「へぇ……まっ、まってぇ……イィッ! イマはだめぇ……」
 虚脱した栄子の腰を持ちひたすらに打ち付ける。その度に何度も何度も絶頂にいたり雄介が満足するころにはシーツは水溜りが作られていた。義姉の膣内に射精したあと引き抜く。ぽっかりと空いた彼女の入り口は小便が漏れたように濡れていた。
「まだ垂れてくるぅ……あたしのベッドぉ、雄介のザーメンまみれになっちゃってるぅ……」
 天井を見て放心する栄子は股を開いたままだった。開いた口からは涎が垂れて目からは涙が零れていた。涙は幸せの結晶であったが雄介にとってはどうでもよかった。そもそも暗示によってそう感じているだけだ。それよりも大事な事がある。
「んなことどうでもいいさ。嶋津麗華とのこと話してよ」
「……麗華、麗華はね……あたしの恋人なの。付き合ってるの、内緒だよ」
 衝撃だったがすぐになるほど、と肯けた。嶋津麗華の周囲には男の気配がない。唯一、顔が浮かぶのは副会長ぐらいなもの。あの時、彼女の本性を見たときのこと。告白をしようとした生徒に仕向けた男連中は一緒にいるところを見たことのない奴らばかり。
 そして親しい人物は栄子ぐらいなものだ。
「姉さんってさ。レズなの?」
 まだ暗示の効果は続いている。
「違うよ。男の子……好きだもん……」
「だよね。俺のチンポ咥えて喜んでたし」
「言わないでぇ。わたしたちは……その……なんていうかちょっとした好奇心みたいな関係なの。麗華が男の人を怖いっていうから……私も、その……男の子と付き合う前に免疫つけようかなって」
「はぁ?」
 今一、納得できなかった。あの女王様が男を怖いなど思えなかった。
「嘘じゃないわよ。麗華は男の人が苦手なんだって言ってたもの」
 疑っているわけではない。嘘はつけないのだから。
「じゃあ姉さんは」
「私は……麗華が打ち明けてくれたことが嬉しかったし……べつに好きな人がいたわけじゃないし……断れなかったって言うかなんていうか」
「好きなの?」
「……うん。そうかも」
「へぇ……じゃあ俺のことは好き?」
「えと……」
「どうなのさ。ちなみに姉さんの幸せスイッチだけど俺以外が押しても反応しないよ」
「そうなの!?」
 身体を起こした。
「そりゃそうさ。なんならクリちゃん引っ張ってみなよ」
 恐る恐るだがしてみた。感じはするものの幸せとは違う。雄介がその手を除けて触った。
 ただそれだけで彼女の膣内からは愛液がだらだらと流れ出し幸せなんだと意識する。
「ひぃぁゃ……わたし、雄介のこと、好き……」
「じゃあご褒美をあげる」
 また黒い欲望がこみ上げた。催眠状態にする。
「これから栄子姉さんのなかでは弟の言うことは絶対になります」
「弟の……雄介の言うことは絶対です」
 暗示に成功する。
「それじゃ姉さん。今日はもう寝よう。明日は早いよ」
「うん……そうね」
 栄子が眠りにつこうとするベッドは体液に塗れたベッドだが気にも止めていなかった。
 雄介は部屋を出て一階に向かう。まだやるべきことがあった。
 ……この際だ、面倒事はぜんぶ処理しておこう。
 父と義母のいる寝室へと入る。一人ずつ声をかけて起こす。携帯電話のシャッター音と光が部屋を照らした。二人とも暗示がかかった状態となり朝を迎えることになった。
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プロフィール

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
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大阪在住・12/28生
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