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Chapter3-8 告白と軽蔑

 雄介は水溜りを人差し指でなぞりあげると舐めた。二つの液体が混ざり合った麗華汁は甘酸っぱくもありヒリヒリとした。
「こ……これは……いったい……どういうことですの!私が、私が?」
 麗華はがくがくと震えながらまだ映像を見ていた。現れた雄介よりも映像のほうが気になっている。雄介は自分を見てもらおうとスクリーンとの間に立つ。
「頭の中が真っ白になってるようで。自分が漏らしてる事もわかってないみたいですね」
「雄介さん……あ、あなた!」
「はい、いただきましたよ。麗華さんの処女……お、ま、ん、こ。きつくってぎゅうぎゅう締め付けてきて気持ちよかった。だから」
 視線をスクリーンへと向ける。映像はまだ続いている。クライマックスらしく麗華が自分から屈伸してひたすら快感を得ていた。
「ひっ! ひぃっ! あぁぁああああ! イグぅっ! オマンコイクッ!」
 巨大なスクリーンに麗華の壊れた顔が映る。髪を振り悦に入った蕩けた顔はとても他人にみせられなかった。
 カメラが下に行くと二人の結合部を映し出す。破れそうなくらいに広がっている麗華の性器の奥からじょろじょろと音が鳴り小便が漏れた。
「あっおしっこしちゃったね。温かかったな」
「なんてこと……」
「そう落ち込まないで」
「落ち込むですって……違います! 怒っているのよ!」
 睨み付け大声を張り上げる。
「わかりますけどね」
「なにがよ! あなたみたいな屑になにがわかるのよ! お父様、お母様もなぜ何も言わないのですか! 私が、私が犯されたのですよ」
 娘の破瓜を見ても両親は驚かなかった。それどころか映像に映っているが娘だと気づいてさえいない。
「お父様……お母様……どうなさったの」
「説明しましょう、これをみてください」
「なによ!」
 雄介が手にしているものは携帯電話だった。例の催眠携帯電話だが外見は普通の携帯電話以外に見えない。
「これ催眠携帯電話っていうんですけどね。お二人と屋敷のメイド全員に使ったんです。ああ、麗華さんもね」
「私にも……まさか、栄子も!」
 まさか、とは思ったが否定はできなかった。両親だけではない栄子もそうだ。そしてメイド達も無反応で立っている。ただ一人、雄介だけは自分の意思を持っているかのよう。
「その通り! でね。この映像なんですが……事実です。麗華さんのオマンコはきちんと奥まで突っ込んで子宮のファーストキス、貰っちゃいました」
 にやつきながら言う雄介とその背後の映像に青ざめる麗華。
「うそ、うそよ……あなたなんか……」
「信じなくてもいいですよ。麗華さんの記憶に残してませんから。だからこうやってビデオを撮ったんです」
「なんで……なんでこんなことするのよ!」
「麗華さん……俺と付き合ってください」
「は?」
 唐突だった。これまでの疑問など吹飛ぶほどの破壊力を持っていた。
「俺、麗華さんのこと好きなんですよ」
 もう一度、雄介が言った。ふざけているように見えない。
「好きって……ふざけないで! こんなことする人とお付き合いなんてできませんわ!」
「なぜ?」
「なぜって自分がしたこと判ってらっしゃらないの! 私を、私の記憶を操作して犯したのよ」
「ええ。好きだから犯したんですよ」
「なによ……なんなのよ」
 城嶋雄介という男がわからなかった。催眠携帯電話があるのだ。なにもこんな事をする必要はない。映像の中のようなことをすればいいのだ。なにも付き合ってくれなどと言う理由はない……はずだった。
「もう一回言いますよ。麗華さん、俺と付き合ってください。ちゃんとした彼氏彼女の関係になってください」
「ふっ……ふふっ……ハハハッ、ばっかじゃないの! あなたのような男! 大ッ嫌いよ!」
「映像の中じゃこんなに感じてくれたのに? 麗華さん俺のチンポ大好きで毎日でもぺろぺろしたいって言ってましたよ」
「知らないわ。どうせそのケータイでおかしくされちゃってるのよ」
「ですね。でもこれならどうですか? ……パパ」
 誰の事なのかすぐにわかった。隣りで座っていた父親が動いたのだ。それも「はい、雄介様」とかしずくように。
「お父様、どうしたの」
「パパにちょっと面白い事を頼んだんですよ」
「これが権利書になります。すべて纏めておりますので」
 そう言って書類の束を手渡した。
「島津の保有するすべての権利を城嶋家に譲渡できるようにってね」
「……え?」
「つまり、島津グループは城嶋グループってことになるわけです。麗華さんは財産なしで外に放り出されるんです。その制服だって取り上げちゃいます。裸一貫から再スタートですね」
 書類の束は確かに彼の持つ全ての財産を纏めている。会社どころか家財道具一式を城嶋家に譲渡すると記入されている。これが正式に認可されれば雄介の言うとおりとなる。
「お父様! やめてください! そんなっ! 体が……そんなっ!」
 事の重大さに気づいた麗華がなんとかしようと立ち上がろうとした。だが身体は彼女に逆らって動かなかった。じっと腰をおろしたままで自由になるのは首から上だけだ。
「駄目ですよ。身体は動かせませんから、そういう風にしてます」
「雄介さん……あなたの目的は何よ!」
「言ってるでしょ。麗華さんと付き合いたいの」
「下種というよりは子供ね……」
「チンポおっきいよ」
 映像の中では二十センチを超える性器がまだ元気な姿を見せている。麗華は軽蔑しながらも眼前の股間のど真ん中を見てつばを吐いた。股間の部分が汚れたが雄介は鼻で笑うだけだ。
「じゃあチンポのでっかい子供よ……ゲスよ。最低の男よ……」
「そっか……」
「そうよ」
「じゃあ、ちょっとシミュレートしてるんで麗華さんにもし、島津家が一文無しになった場合を見てもらいましょう」
 彼女が「はい、付き合います」などと言うわけはないと雄介は知っていた。この反応が見たかったのだ。自分をとことんまで毛嫌いする彼女を。
 雄介は身動きの取れない麗華の眉間に人差し指をあてた。
「な、なによ……なにをするのよ……」
「記憶の一部、開封しますね。そうだな、まずはメイド編です」
 指先に力が込められた。まるで獣を撃つようにしたと同時に麗華の視界がぼやけた。ぐらぐらと頭が揺れて眠りにつく前の時間が一部甦った。
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プロフィール

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
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大阪在住・12/28生
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