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Chapter4-2 生徒会主催クリスマスパーティー

 クリスマス当日。
 夜空に星が輝く頃、体育館を改良したパーティー用のお城が完成した。聖蓮学園の生徒たちは皆、それぞれ仲がいい者同士で出席する。
 生徒会代表である島津麗華が壇上で挨拶をすると音楽がかかりまずはと食事にありつく。立食パーティーのようだった。並べられた料理はすべて島津家が用意したもの。
 誰もが笑顔を浮かべていた。
 パーティー開始から一時間ほど経つ頃には料理はすべて下げられた。
 去年までならここでプレゼントタイムなのだが今年は違う。まず、壇上の中心に現れたのは生徒会ではなく風紀委員の三人だった。パーティーは私服でいいのだが三人は律義に制服のままでいる。
 綾瀬遙が中心に立つと彼女らの足元でメイド達が横に並んだ。
「パーティーに参加中の皆様、少しよろしいかしら」
 声を出して注目を集めたのは島津麗華だ。彼女は風紀委員三人が並ぶ横でマイクを持って立っている。生徒の目は釘付けになった。話す声も途切れる。
「ここで風紀委員から皆さまにお伝えする事があるようですわよ! さぁ綾瀬さん」
 マイクを遙の口元へ近づけた。
「くっ……ふぅ……」
「委員長……」
 横で桜井が見守っていた。
「ほらっ、早くなさいな。皆さん見てらっしゃいますわよ」
 せっつく麗華を睨むが効果はない。口が動き出す。
「え、ええ、皆さん、風紀委員長の綾瀬遙、です……この数日、我々、風紀委員は学園のなかで色々と、そのいかがわしい行為を目にしてきました……そこでですね、我々、風紀委員が皆さまのお役に立てないかと考えました」
 遙の視界に嫌でも生徒たちの視線が映る。誰もが自分に目を向けている。
「で、ですね……どうすれば皆さんのお役に立てるかと考えた結果……」
「結果……何なのかしら、声が小さいわよ」
「私たちがその欲求を解消させていただく事となりました……」
 身体は勝手に動き出し、ネクタイを外した。遙がそうすることで隣りの二人も同じように制服を脱ぎ始める。布の擦れる音がマイクに拾われる。白の下着が生徒の目に晒された。見上げる生徒たちは何が起きているのか解らなかったが突如始まったストリップショーに騒ぎ出す。
「静かに!」
 足元のメイド長が声をあげると威圧されたのか生徒は身動きさえ取れなくなる。
 再び壇上、綾瀬遙は文字通り下着姿となっている。視線を集めるその肢体は随分小柄であった。
「欲求を解消とは言うけれど何をどうしてくれるのかしら、綾瀬さん。皆さん、ちゃんと言っくれないとわからないわよ。ねぇ雄介」
 麗華のそばへ一人、男がやってくる。生徒の憧れに手を伸ばし腰を抱く。
「そうだね。そんな格好されてちゃ皆、チンポ勃起しちゃうよ」
 腰をぐいぐいと前に動かしてみせた。
「わ、私たちが! 男子生徒の! その……性欲を受け止めます!」
「どうやって?」
「この身体でお相手します! どうか、性欲解消のために使ってやってください……」
 パーティー会場が静まり返る。下着姿の風紀委員長から誰も目が離せなかったが到底、理解できる様子ではない。麗華は一人司会を進めていく。
「聞いたとおりですわよ、男子生徒の皆様……でもこれだけ男の人がいると三人じゃ無理ね。三橋さん、頼めます?」
「畏まりました、麗華お嬢様」
 足元のメイド長はメイド全員の目を見ると肯いてスカートをめくりあげた。こともあろうか彼女らは全員下着を穿いていなかった。
「私たちもご協力いたします」
 と言っても誰も行動を起こさない。
「まぁいきなり飛びつく男性はいらっしゃいませんよね……雄介さんが誰か選んでくれます?」
「わかった。じゃあ……」
 壇上からは生徒の顔だけでなくその体形まですべて見渡せる。雄介は全体を見渡しながら格別の材料を選ぶ。
「お前!」
「ぼ、ぼく!?」
 一人の生徒を指す。ぼくと言っているが顔はどう見ても三十代に見える老けた生徒だった。さらに腹はぶっくりとして三桁はありそうな体格である。
「そう、こっちに来い!」
「う、うん」
 意外にも素直に従い壇上へ登って来ると雄介の隣に立った。
「自己紹介して」
「い、一年の塚本……です」
「塚本君か。よし、塚本君はこの三人の誰とセックスしたい? 気にする必要はないよ。彼女たちは誰にだって公平に股を開いて性欲の処理をしてくれる」
 とんでもない言葉を告げる。塚本と名乗った生徒は三人に目を向けた。
「ぼ、僕は……んと……」
 すぐに一人を決めたようで視線が動かなくなる。
 ……やだ、やだよ、あの目、やだ……私のほうをみてる……。
 綾瀬遙は内心恐怖に見舞われていた。なぜ、自分がこんな事をしているのか意味不明のまま立っている。
「綾瀬先輩、かな」
 塚本が少し照れながら言った。彼が言った声は体育館中に聞こえている。雄介は睨んだとおりになるとにやりと笑って背中を押す。
「よし綾瀬に言って来い。みんなの前でセックスさせてって」
「嘘じゃ……ないよね」
「大丈夫。見ろよ、待たせちゃ悪い」
 綾瀬遙は動かなかった。彼女はじっとしたまま塚本がやってくるのを待っていた。視界に塚本が入ると笑顔を作る。本心ではそんな事をしたいなど思っていないが身体がそう反応した。
 眼前に来るとよく解る。ニキビを掻き毟った後だろうか潰れた後が残っている。髪にはふけがついており不衛生な人間だと思い知らされる。緊張で鼻息が荒くなって眼鏡が曇っていた。
 遙に取っては絶対に話もしたくない人間だった。
「あ、綾瀬先輩……ぼくとセッ、セックスしてください!」
「……はい、喜んで!」
 ……いやよ! いや! こんなの絶対にいや!
 口から出たのは反対の言葉。だが彼女の本当の声が口に出る事はない。
「じゃ、じゃあ……キスしよ」
 塚本の口が近付いてくる。彼の体臭はひどいものだった。
「んじゅっ、じゅるぅ、べろぉ、ぢゅっ、じゅるるぅ」
 ……こんな奴に! ファーストキスが……最低……いやぁ……。
 奪われた唇に口臭が吹きかかる。胃の中を全部ぶちまけたくなるが身体はそうはならなかった。
「時間を掛けないで、風紀委員長さん」
 麗華が言った。
「はい、塚本くん。ズボン、下ろすからね……まぁ大きいわ……立派よ」
 ……なによ、これ。臭い! 先っぽまで皮被ってる……腐ってんじゃないの……。
 ズボンを下げただけで終わるはずはない。身体は勝手に動いて腹の下で隆起しているモノへと手を伸ばし舐めやすく口元に持っていく。
「んぢゅ……ぺろぉ……」
 身体は彼女の考えとは別に皮の上から舐めていく。唾をまぶしていくと塚本が気色の悪い声をだす。
「ああ、あう」
 ……うげぇ……なによ! こんなの信じられない……なんなのこれ……もういやぁ。
 それで済むわけはなく下着を脱いで塚本の前に腰を突き出した。自ら股を開き性器を指で広げる。顔を生徒たちのほうへ向けた。
「え、ええ、皆さん。これから風紀委員長、綾瀬遙のはじめてを塚本君にあげますね」
 ここへ挿入しろと塚本に入り口を示す。塚本はと言うと息を飲んでそのまだ充分に濡れていない秘穴に自分の性器をあてがった。そして遂に抵抗しない彼女の穴へと突き入れた。
「ひっぐぅぅ!」
 壇上で生徒たちの視線を浴びる遙は絶叫とも言うべき声をあげ身体を裂きかれる。見て声を失ったのは女生徒たち。同じ女性の破瓜に対する声は恐怖でもあった。それとは反対に男どもは股間の性器を脹らませている。
「ひぃ、ひぃ、ひっぃ! ぐぅ……皆さんもっ! 性欲をっ……解消してください!」
 まるで動物の交尾を見ているようでもあった。彼女が苦悶の表情で声を出しているが良心が痛む事はなかった。なぜなら彼女が自分でセックスを促したのだ。
 麗華がマイクを持つ。
「さぁ、まずはしたい相手の前に並びなさい。セックスさせてくれるわよ!」
 男たちは目の色を変えて走り出す。我先に戦闘に立とうとメイドや風紀委員の残り二人の前へと行く。彼女を連れていた男も何人が走り出している。女生徒は愕然としながらも彼氏の暴走を止めるために性交渉へと踏み込む。元々一人だった女生徒はその光景にどこかおかしくなったのかそれとも初めからそのつもりだったのか目当ての男に飛びついた。
 壇上の上からその光景を見ていたのは雄介と麗華だが手を繋いで裏口から体育館を抜ける。
「麗華……」
 口づけするといつものように身体が燃え上がってくる。
「また、ですの……もう仕方のない方……でも、わたしも疼いてしまって……愛してくださる?」
「当然だろう、好きなんだ。俺は麗華が」
 二人は性の衝動で暴走するパーティーを後にして二人きりでクリスマスを過ごす。肌が触れあい相手の熱を寒空のなか感じる。用意していたリムジンを二人の世界にして身体を寄せ合った。

 END
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2012-12-03 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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Author:之ち
之ち(ユキチ)

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