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Chapter45-1 女騎士には従者が必要ですか?

『原作』クイーンズブレイド
『人物』流浪の剣士レイナ、近衛隊長エリナ
『注意』スカ有りです。苦手な人は読まないでください。自己責任です。



「男の人を、雇わないといけないの?」
「正確には従者でございます。レイナ様」
 誰に対しても同じ笑顔で微笑む事務員。ドスケベアイランドのダンジョン案内所で彼女はほぼ毎日、何人もの騎士を相手に同じ説明を繰り返していた。本日も朝から10人以上の名だたる騎士が事務員と顔を合わせている。
「ドスケベアイランドのルールなら従うわ」
 彼女が今相手にしているのは金髪の髪をざっと切ってしまった跡の残る女剣士。代々受け継いできたという鎧を纏っているが、衣服の類いは下着である黒のショーツと赤い前垂れのみを着用しており、むっちりと女らしく成長した腰や太ももは剥き出しになっている。
 さらに胴を守る鎧は頑丈ではあるが前面部分にしか存在しない。背後は鎧を留めるための黒い革ベルトが何本かあるだけだ。だから黒色のショーツも丸出しである。
 そんな痴女のような格好をして騎士を名乗るのはレイナ。流浪の剣士レイナと呼ばれる剣士。かのクイーンズブレイド決勝戦に出場したことのある剣士である。
「そんなっ! なんとかしなさいよっ!」
「申しわけございませんがルールでございます、エリナ様」
 事務員に詰め寄ったのはレイナの妹エリナ。同じ金髪だがこちらは長く麗しい。かなり手入れされていると見える。また身に纏っている鎧も全く違う。レイナが金属鎧であるに対し、白虎を思わす毛皮のような軽装である。肩から股間までV字型になった戦闘服と胸にプレートアーマーでレイナと違って腹は丸出しだった。
 どちらも男を喜ばせようとする胸元の開き具合と尻のラインの浮かびだしは一級品である。
「落ち着いて、エリナ。事務員さんがルールっていってるでしょ。ここは従いましょ」
 事務員は笑ったままだ。エリナの横柄な態度になんとも思っていないかのよう。
「せっかくお姉ちゃんと2人っきりでいられると思ったのにぃぃ」
 暴れても意味がないと観念した。が、レイナの右腕に抱きついた。
「そのかわり、レイナお姉ちゃんともっとイチャイチャするんだからぁ~」
「んもう」
 右腕に押し付けられる乳房はぐにゅぐにゅと形を変えていた。レイナも呆れ顔だったが嫌がっている様子はなく仲の良さそうな姉妹だった。
 事務員は彼女たちに従者リストの載った本を差し出した。
「ではこちらから従者をお選びください。本来ならお2人ですので2人お選びいただきますが……今回はお1人にしておきましょう」
「いいの?」
「適切な判断ですよ。それとも……お2人雇いますか?」
 ロボットのような返答をする事務員。
 エリナが大袈裟なほど首を振って嫌がった。レイナも彼女の意を汲んで1人といった。
「1人でいいわ。で、どういう従者が人気なの?」
 本を掴むとさっそくとばかりにページを捲った。
「そうですね。従者の基本は丁寧かつ、戦闘の邪魔にならない者とされます。その本に載っている従者ですと……」
 レイナが手を緩めて事務員にページを捲らせる。
「あたしたちと比べたらほとんどカスみたいなのしかいないじゃない」
 すべてのページに写真が貼ってある。どれも貧弱な身体をしていた。荷物が多ければ運ぶ事もできないような者達だ。
「この方が現在、トップクラスの従者でございます」
 開かれたページにはあまりにも貧相な男の写真があった。
「これが?」
「はい、彼はお2人のようにはじめてダンジョンに挑む騎士様にとっては最高の従者と呼べるでしょう」
 写真を見つめるレイナとエリナ。事務員が嘘を言っているとは思えない。だが写真に載っている男は戦いに赴く体格ではなかった。これまでのページに載っていた者達と同じで、げっそりとした身体にたるんだ顔つき。エリナは一目見て、顔を引いた。
「げぇっ! こんなのと一緒にいろっていうの?」
 腕も細くとても戦闘に参加できないひ弱な男。エリナは嫌悪を隠さず顔に出し、レイナは訝しげな瞳で写真を見た。
「いかがなさいますか?」
 2人とも気乗りはしなかった。だが他のページにも同じ顔が並んでいるようなもの。ここは事務員のいうことに従うのが一番と決める事にした。
「この人でいいわ」
「ではお呼び致しますね」
 事務員は微笑みつつ受話器を取った。
 2人ともこれからダンジョンへ向かう準備にはじめた。長い旅をしてきたレイナは慎重に自身の道具をチェックしていく。刃から鎧の破損まで確かめる。エリナも入念にチェックする。彼女の場合、自分ではなくレイナへの視線が大半だった。
 しばらく経つと従者がやってきた。
 写真同様の貧相な身体とたるんだ顔をしていた。戦闘となれば一目散に逃げ出しそうなほど脆弱だったが背中には大量の荷物を背負っていた。なにが入っているか2人は気になったが従者は「必要なものです」とだけいった。
 ともかく連れて行くしかない。準備の出来たパーティはついにダンジョンへと足を踏み入れた。

                   ☆

 レイナとエリナ、そして従者の男の3人が向かったダンジョンは初心者用と呼ばれている。出現するモンスターは数は多いが非常に弱い。姉妹どちらか1人でも出口まで辿り着けるほどだ。だが厄介なことにこのダンジョンは出口までが長い。
 歩けば1日、走っても半日以上はかかるのだ。迷路というほどではないがある程度に入り組んでいるところもある。さらにモンスターの出現が冒険者の行く手を阻む。纏まった数で迫ってくるためなかなか前に進めないというわけだ。
 ダンジョン探索開始から2時間。
 まだ入り口からほとんど離れていない。しかしすでに姉妹は休憩に入っていた。通路から外れたわき道で3人とも座っている。
「張り合いのないモンスターだこと」
 倒したモンスターから奪った腸詰を口に運ぶエリナ。戦闘の度にアクロバティックに跳ねる彼女はすぐ体力がきれる。鍛えていても回数をこなせば腹が減ってしまう。そんな彼女はもう5本目の腸詰に手を伸ばしていた。
「あまり食べるとおなか壊してしまいますよ」
 2人から一歩はなれるようにして離れている従者が言った。
「私のすることに文句あんの?」
「文句ではなくご忠告です。モンスターを倒して手に入れた食料品は食べ過ぎるとおなかを」
「うっさい!」と一喝し「あんたは黙って荷物運んでればいいのよ」
「は、はい……」
「そんなふうに怒鳴らなくたっていいじゃない」
「お姉ちゃんはこいつに甘いのよ。ったくこっちはルールだから仕方なく雇ってるっていうのに。荷物運びしか出来ないってどういうことよ」
「すんません」
 頭を下げる従者。機嫌の悪いエリナはまた一本たいらげて新しい腸詰を手にする。するとレイナが立ち上がった。左右に視線を送ってなにかを確認していた。
「どうしたの、お姉ちゃん」
「う、うん……ちょっと、ね」
 気まずいのか歯切れの悪い声だった。エリナは彼女が何を伝えようとしているのか察したのか向かって右側の通路をさした。
「ごめんね、す、すぐだと思うから」
 頬を赤らめていた。レイナが1人パーティを抜けて小走りに駆けていく。何事かと見ていた従者の目にはムッチリした尻肉が踊る姿が見えた。
「お姉ちゃんになにかしたらぶっ殺すわよ」
「なにもしませんよ」と言いつつ立ち上がる。
 ほこりを落としてレイナとは別方向へ向かって歩き出した。
「どこ行くのよ!」
「トイレでございます……いって、よろしいでしょうか」
「好きにすれば」
 従者は頭を下げて暗闇に姿を溶け込ませていく。エリナは2人がいなくなっても相変わらず腹を満たそうとしていた。

                   ☆

 小走りに駆けていた足が止まる。誰もいない通路の端でレイナは周囲を見渡した。
 ダンジョン内は火による灯りがずっと続いている。なにもしなくても火は消えることがなくずっと付いたままだ。レイナの視界内も灯りは続いている。
「このあたりでいいかな」
 いうとすぐ股間から全身を震わせた。手をショーツの端にかけてするりとおろす。通路の壁に向いてしゃがみこむと性器を両端から開いた。
「ん、んぅ……」
 チョロロロ……と音が鳴る。性器から放たれた水流のアーチがダンジョンの足場を濡らしていく。
「はぁ……」
 声を出す事で緊張が解けていく。エリナと2人っきりなら尿意を恥ずかしがる事もほとんど感じなかっただろう。だが異性の従者という存在が、レイナに小便にすら緊張させていた。
 小便はすぐに収まった。最後に振り払うように身体を振るう。レイナの小便で濡れた足場は変色していた。最後の一滴まで搾り出すと立ち上がろうとした。
「お待ちください」
 突然、背後から男の声がした。
「だ、誰!?」
 黒いショーツをずらしたまま振り返る。剣士とは思えない間抜けな姿だったが命に返られない。
 剣を構えようとしたがそこにいたのは雇った従者だった。
「あ、あなた! まさかずっと見てたのっ!?」
「はい、レイナ様の放尿なさる姿、この目でしっかりとご確認させていただきました」
 澄ました顔で淡々と申し上げる従者にレイナは睨んだ。だが従者は事務員と同じで真面目な口調で話を続ける。
「レイナ様の放尿ですが実に健康な色と量でございました。我々従者にとってのご主人様として申し分ございません。ですが!」
 言葉には気が合った。強く否定するかのような声だ。
「ですが、先程、わたしがお声をかけなければレイナ様はショーツをそのまま履いていたでしょう。違いますか?」
 確かにそのつもりだった。
「そ、そうするつもりだったけど」
 今はまだショーツが太ももよりも下にある。赤い前垂れがあるため股間を見られることはないが恥ずかしさにかわりはない。
 なんとかして履きたいと願うが従者はそうはさせない。
「嗚呼っ! なんということでしょうか。レイナ様、そのようなことはおやめください。病気になってしまいます」
「びょ、病気!?」
「いいですか、人間の性器はとても敏感にできているのです。不潔にすればすぐ病気になってしまいます。レイナ様はそれでもよいのですか?」
「いやに決まってるじゃない! でも……」
 レイナとて最初から拭かないことに抵抗がなかったわけではない。紙があれば拭いていた。だが生憎、ダンジョン内部で紙を持っているはずもなく、荷物もエリナのいる場所に置いてきている。
「ですから、わたしが綺麗にしてさしあげましょう」
「なっ!?」
「なにもそんなに驚かなくとも。わたしは自分の仕事をまっとうしようとしているだけですよ」
「仕事? あなたの仕事は従者でしょ?」
「はい。主人となる騎士様に仕え、排泄の処理もするのがわたしの仕事でございます。レイナ様、そこへさっきのようにしゃがんでください。すぐに綺麗に消毒します」
 さぁ、と案内されるが、はいわかりましたとできるようなことではない。
「本当にあなたの仕事なの?」
「そうですが、なにか? もしかして従者を雇うのは初めてでございますか?」
 黙って頷く。
「レイナ様が驚かれるのも無理はないと思いますが、ドスケベアイランドではこれが常でございます。我々従者が騎士様の戦闘以外をサポートすることでご満足いただける結果が出せるのでございますよ」
「みんな、そうしてるの?」
「左様でございます。まぁ、我々のような従者は皆さん人間と思っておりませんよ。排泄の後片付けをするペットだと思っていただければかまいません」
 どこまでも下から見上げてくるような従者。彼は決して強い物言いではない。そしてレイナを案じていた。レイナはというと彼の顔をじっと見つめ、真意を読み取ろうとしていた。排泄の後処理は女にとって最も恥ずかしい事である。それを他人の、ましてや男に頼むのはどうしても無理だ。
「どうか、わたしに仕事をさせてください。レイナ様の身に何かあってからではわたしは仲間からひどい従者だと思われてしまいます」
 だが懇願する従者の頼みを断れなかった。
「わかったわ……その、お願い……でも! 変なことはしないでね」
「かしこまりました」
 不細工な顔が微笑んだ。
 レイナが再びしゃがむ。身体前面の鎧を気づかっているせいか、少し歪になっている。尻肉を突き出すようにして背後の足音を意識する。
 近付いてくる従者に身体が怯えていた。急所である性器と尻穴を彼に晒しているのだから無理もない。

 ……ああ、なにをしているの、私。あそこを綺麗にしてもらうなんて。家にいた頃だってこんなこと……。

 箱入り娘のように育てられたレイナだが当然、誰かに排泄の後始末をさせたことはない。背後でかさかさと音がなる。なにか取り出しているらしい。
「それでは失礼します」
 ついに声がした。
「おねがい」
 鎧と前垂れで見えない股間になにか近付いていた。そっと動く気配がついに触れる。
「ひゃっ!」
 性器に触れたのは濡れた布だった。あまりの驚きに声が出てしまった。
「消毒液です。すぐにすみますよ」
「ごめんなさい。驚いてしまっただけだから」
 さわさわと性器の外側を撫でるように動き回る。足の付け根や尻穴との間を丹念に撫でてくる。自慰もほとんどしたことのない未知のエリアが他人の手と布によって撫でられる。全神経が股間にだけ集中しているようだった。

 ……やだっ、すごい……なぜかしら、ちょっと気持ちいい。あっ、そこっ。もうちょっと上かしら……。

 性器の割れ目を丁寧に拭いていく布。消毒液の雫が触れるたび、レイナは言い知れぬ快感に腰を震わせる。
 くすぐったく、ぴりっとするような刺激が何度も波のように繰り返される。

 ……もっとして欲しいかもしれない。なんでこんなに気持ちいいのかしら。

 排泄の後片付けを他人にさせるのが気持ちいいのか。彼だから気持ちいいのか。よくわからない。ただ、感じてしまうのだ。布を操る指の細かい動きが。愛撫しているわけでもないのに、性器をまさぐるように動く従者の仕事っぷりがたまらなく気持ちいい。
 徐々に顔が下を向いていく。
「さぁ、終わりましたよ。レイナ様」
「えっ! ええ……あ、ありがと」
 接触していた布が剥がれる。心が燃え上がる手前で突然終わりとなった。いつしか胸中で期待していたのを自分で認めていた。彼の指が欲しくてたまらないのだと。
「立ってください」
 とはいえ、従者の言うように立ち上がるレイナ。今度は小便ではなく、感じていたことを気付かれたくなくて内股気味にしていた。
 従者は下がっていたショーツを持ち上げていく。太もものふくらみを擦り上げ、尻に合わせるとぴったり合わさるように狙いをつけて勢いよく弾いた。パンッとショーツが音を奏でるとレイナは全身がまた震えた。
「さあ、エリナ様のもとへもどりましょう」
「そうね……」
 従者のほうへ向くと彼は何事もなかったようなすまし顔をしていた。レイナは自分が感じてしまったことを悪く感じた。従者は仕事を一生懸命しているに過ぎない。なのに自分ははしたなく、ふしだらなことを考えてしまったと。
 2人して歩いて休憩していた場所まで戻る。
「遅いよ! お姉ちゃん!」
 戻ってきたレイナに駆け寄るエリナ。また相変わらず胸を押し付けるようにする。硬いプレートアーマーの継ぎ目も勝手を知っている。レイナの腕に絡み付けるのは乳房のふくらみだけだ。
「ごめんなさい、エリナ」
 何事もなかったように振舞うレイナ。傍には従者がついていた。
「ってなんでアンタも一緒に来るのよ。あっちに行ったはずじゃない」
「この先がぐるりと繋がっていたんですよ。それで合流してしまったというわけです」
「お姉ちゃん、変なことされてない? いやらしいことされたら私がぁ……」
 従者の言葉に耳を傾ける事はなかった。
「大丈夫よ。なんでもないわ。彼は仕事をしているだけ、ね。さぁ行きましょう。まだ長いわよ」
 レイナは妹に微笑みながらも従者へ目を向けた。熱い胸内の鼓動は収まっていない。黒いショーツの下でも炎が燃え上がろうとしたいた。

                   ☆

 ダンジョンに入ってから3時間経過。前の休憩から一時間も経っていない。ほとんど進んでいないというのに3人はまた休憩していた。
 だが今回の休憩は、腰を降ろしてゆっくりとしているのではなく、立ち尽くしているだけだ。レイナ1人が。
 ダンジョンは大通りを進めば出口に出る。途中いくらか迷路があるが規模は小さい。すぐに大通りに出られる。レイナはわき道への入り口に陣取っているだけだった。
「私もしちゃおっかな……そしたら従者さん、また……」
 鎧に包まれたお腹をさする。今のところ尿意はない。腹を下す兆候もない。あの感覚を味わうにはもう少し時間が必要だった。
「いいなぁ、エリナ……今頃……」
 今回の休憩はエリナの提案。彼女が腹を抱えてわき道へ突然駆け出したのだ。トイレであろうことは明白であった。従者は仕事をするために後を追いかけた。

                   ☆

 レイナの視線の先、わき道の奥からひどい臭いが漂ってくる。臭いの元は小さな固形物や泥水のようになった汚物。壁に向かって放たれたエリナの排泄物だった。
「なんで……」
 グルルルル……グロロロ……。
 腹の底から鳴る雷雲の音。音だけならいいが腸ごと落ちていく感覚に尻を突き出す。
「ま、またっ……んっ!」
 ビピュリュリュウウ!! ブッ! ブボッ!! プビュッ! ブシュシューー!
 豪快に弾かせる音を響かせて二度目の排泄。壁に向かって飛ぶ汚物。
 エリナは腹に抱える痛みと排泄の流れに細い身体を強張らせる。尻穴を下に向けたとき飛び散らないように壁に向けている。少しでも抑えようとするあまり腰の位置をおろす。するとがに股で悶絶する無様な格好となった。
「やだぁ……すごい音してる……こんなのお姉ちゃんに聞かれたら絶対いやぁ」
「そうでしょうね、エリナ様」
「誰!」
 ハッと顔をあげて前を見る。近付いてくる姿を目視した。
「アンタ! ちょっ! だめぇ! こっちに来たら殺す!」
「ドスを効かせても意味ありませんよ。だってほら」
 ブブブッ!! ブッピーーー!! ブシュッぷゅぅぅぅ~~~!!
 まだまだ溢れる便に身動きは取れない。恥ずかしい排泄の音を完全に聞かれていた。
「あんなに腸詰を食べるからです。あれにはお腹の調子を崩す効果があるんですよ。だからあれだけ注意して差し上げたのに」
「だったら、そう言いなさいよ」
 水のような便が止まらない。時折り固形物が尻穴の出口でひっかかり排便を意識させてくる。
「言葉が足りなかったようですね、申しわけございません。しかし……その様子ですと、あと10分は動けませんね」
「10分!?」
「といってもその調子で出したらですがね。でもそれは一時的に腹の調子が戻るだけでそれ以降も何度か排泄する事になります。おそらく……今日一日はずっと子の調子でしょう」
「やけに詳しいじゃない」
「プロですから」
 排便が止まらない。だが従者は恐れる事も気にせず近付いてくる。
「なにするつもり」
「決まっております。エリナ様の排泄を止めるのでございます」
 従者は懐より小さなビンを取り出して蓋を外すと逆さにする。手のひらで受け止めたのは白い錠剤だった。
「これをお飲みください。心配なさらずに、お腹の調子を整える薬です。完璧に治るわけではありませんがだいぶ、楽になりますよ」
 間近にやってきて錠剤を差し出してくる。従者の行動から悪意はないだろうが受け取れなかった。汚れないために服を持っている手が動かせないのだ。エリナは錠剤を見つめるだけだった。
「どうしたのですかエリナ様」
「ど、どうって……うンンッ!」
 息を吸うだけで腹に強烈な下降痛がやってくる。小便をしているのか大便をしているのかさっぱりだった。
「ああ、手が動かせないんですね。では口を開けてください。入れて差し上げます」
「本当に薬なんだろうな。もし違ってたら」
「わたしはお2人に雇われた従者でございますよ。そのようなことするはずがありません」
「今は信用してやる」
 恐る恐る口を開く。指一本ほどに開口すると下唇に舌が乗っていた。
 従者は錠剤を舌に乗せる。すぐに引っ込んでいく舌。
「水はいりません。すぐに溶けますよ」
 従者の言うとおり、錠剤は口内の唾液と熱で溶けだした。
「すぐに収まりますよ」
 ブリリと響いていた音が徐々に弱くなっていく。彼が鎮めているのではないかというほど強い効果だった。やがて音が消え、身体が落ち着く。激しい排泄による体力の消耗から脱出するが身体が硬直していた。
「あまり動かないほうがいいですよ。それよりもお尻を消毒しましょう」
 ぐるりとエリナを回転させると収まったばかりの排泄口を覗く。
「必要ない! こらっ見るなっ!」
 顔を真っ赤にして怒鳴る。丸出しの尻穴、それも排泄で汚れてしまっている部分だ。もう恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
「そう大きな声を出さないで下さい。すぐに綺麗にします。そうしたらエリナ様は元のとおりお美しい姿になりますよ」
 そんなエリナとは対象で従者はゴム手袋をはめた。持ち歩いている巨大な荷物のなかから消毒液と布を取り出す。先に消毒液をエリナの尻にぶっかけた。
「ッッ!? なにしてんのよ!」
「消毒液ですよ」
 冷淡に答える。尻の間に垂れてくる消毒液に再び身体が緊張に包まれる。項垂れるように俯いて歯を噛みしめる。
 布が尻の間を滑っていく。

 ……この私がこんな男に……尻を拭かせるなんて……でも、なんて臭いなのよ。鼻が曲がりそう。

 目を開けばそこにあるのは壁にぶちまけた己の排泄物。スマートな腹のなかに入っていたのかと思うほど多いそれらは、伯爵家のご令嬢がぶちまけたもの。情けなさがこみ上げてくる。

 ……でもこの人、嫌がらずに拭いてくれてる。

 従者は尻穴付近の汚れは完全に拭い去った。汚れた布は放り投げ、新しい布に変えてまた拭う。彼は真剣にエリナの汚れた尻を拭っていた。鼻が曲がりそうな激臭を吸っているはずなのに、嫌な顔はしていない。
「臭くないの?」
「正直いえば臭いですよ。わたしの鼻は正常ですから。ですがエリナ様がお腹を壊していることのほうが心配です」
「正直ね」
「嘘はつきません」
 汚れはなくなった。しかしまた消毒液をかけて3枚目の布を取り出した。今度は性器のほうへと向かう。急激に増す恥ずかしさだがエリナは声を荒げなかった。従者の指に任せる。

 ……触られてる……エリナのあそこ、止めたほうがいいかな。でも彼は仕事でしてくれてるんだし……ちょっとえっちな触りかたかも。

 妄想し自慰行為にふけることは日常茶飯事だが性の経験はない。エリナは自分が慰める時と同じような触り方だと思いつつ従者の好きにさせる。
「これで前も綺麗になりました。あとは尻の穴ですね」
「尻の穴って?」
「はい。まだ入り口の付近にかなり溜まっています。これを排除しておかないとまた大変な事になります」
 新しいゴム手袋に替えると消毒液に浸して指を立てた。
「エリナ様、力を抜いてくださいね」
 有無を言わさず侵入してくる指。
「うぎっ!? んっ……んぅ……入ってるぅぅ……」
 人差し指だろう。長い指がめりめりと侵入してくる。広がる尻穴には痛みよりも異物の感触だけがやってくる。
 指が曲がっていく。ほじくるような動きが全部伝わって来る。

 ……すごいぃイイ! なんで尻穴ほじくられるのがイイの? 私バカじゃないの? でも……でもぉ……。

 認めたくないと思いつつも尻穴で動く指に感じずにいられない。綺麗になったはずの割れ目から感情が垂れだす。排泄した事を見られるよりもよっぽど恥ずかしかった。
「おや、感じてしまいましたか? 申しわけございません」
「それ以上なにかいったら殺す!」
 従者は言われたとおり口を閉ざした。指の動きは止まらなかった。

 ……本当に喋らないなんてなんなのよ。でも動きやっぱり気持ちいい。お尻って気持ちよかったんだ……こんなことならもっと早くしっておきたかったなぁ。

 曲がった指がそのままの形で外へ出て行く。入り口が広がりかき集めた塊が通っていく。ズボッと音が鳴った。
「終わったの? あっ……もう喋っていいわよ」
「あとは浣腸だけです」
 従者の手には大きな注射器があった。エリナが止める前にブスリと刺す。
「アヒィッ!?」
 底を押して液体を流し込む。エリナは耐えるしかなかった。逆流してくる液体にお腹が膨らんでいく。丸出しになっている腹がまるで妊婦のように膨れあがる。
「やだぁ……こんなのキツいよぉ……」
「もう少しです。我慢してくださいね」
 冷たい声だったが彼が仕事にたいして真面目なだけだ。
 注射器のなかの液体がすべてエリナの腸内に収まった。従者は身体をずらして横に立つといっさいの準備をさせないまま引き抜いた。
「だっ! だめぇ! すぐ抜いちゃっ嗚呼ッ!!」
 ブピゅピゅピピゅーーーーーーー!! ブボッ! ブフゥ! プーーーー!
 元に戻っていく腹を眺めた。今頃自分の背後では物凄い勢いで液と残った排泄物がひりだされている。なのに、股間は咽び泣くように愛液を垂れ流していた。
 強烈な排泄をエリナは性の快楽と同様の悦びを見出していた。
 排泄が完了する。完璧に拭きあげられるとエリナは自分の汚した壁や足場を見た。体内にあるすべてをぶちまけた後だった。従者は荷物を抱えていた。その腕が伸びてくると姉と同じ黒のショーツを引っ張りあげる。
「完了しました。レイナ様のところへ行きましょう」
 パンッと奏でて尻に食い込ませた。
「このことお姉ちゃんに言ったら」
「わたしから申し上げる事はありません。ですがお2人ともわたしの雇い主なので」
「詰め寄られたらってわけ?」
「……はい」
「じゃあ、先に聞いておくけど……お姉ちゃんもまさか……」
「いえ、レイナ様はこのような排泄ではなく、放尿でございました」
 その報告はレイナの性器を撫でたという事だろう。自分の愛する姉の痴態を彼は見ている。しかし嫉妬や妬みは沸かなかった。
「それって前だけ拭いたってこと?」
 黙って頷く従者。するとエリナは機嫌を良くした。
 レイナは『前だけ』なのだ。後ろの穴のよさを知らない。自分だけがこの良さを先に知ったことが嬉しかった。
「では戻りましょう、エリナ様」
「そうね」
 従者に対しての感情はあくまで従者である。エリナは汚れた足場を回避して走り出した。

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2013-01-11 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

之ち

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
ジャンル問わず面白ければ好き。
大阪在住・12/28生
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