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第九話

 自分の部屋だと案内されたのはそれからすぐのことだった。私たちが樹を観ていた間にイゴールさんが取り計らってくれた。私の部屋は伯爵とは別の部屋となる。伯爵は昼間殆ど起きていないらしく出かける用事が無い場合は陽の落ちる夕方頃から目を醒まし明け方眠りにつくという生活をしているらしい。だから使用人もそれに合わせたものが数人いる。だから私が普通の生活を送るためにとイゴールさんが伯爵とは別の部屋を用意したのだ。私は同じ部屋がいいと想ったけれどそれでは伯爵の身体に負担がかかるだろうし同じ城にいれば寝室が違っても会えるのだからそれほど気にはならないはず。
 伯爵は言葉どおり私と離れるとすぐに自室で眠りについたようだった。彼の寝室は西の塔にあり私が眠ることになった東の塔からその部屋を伺える。部屋に明かりが無ければ彼は寝ているのか部屋にいないかということになる。陽の光を受けないように窓の部分にはカーテンを閉めていて中は覗けない。
 この塔も奇妙な構造になっているのには驚いた。東と西、二つの塔は地上から延びているのにも拘らず私と伯爵が眠る部屋へは上がって来れないのだ。私たちは共に塔の一番てっぺんの位置にある部屋で寝ている。そして塔を三階下へ下れば中央の屋敷部分の屋根へと繋がる扉へと出る。そこから一度外へ出て別のドアから塔の下部分へ入るのだ。そうしなければ地上へと降りられない。ちょうど屋敷の屋根部分からは屋敷へとも入られるドアもある。また赤い樹を観ていた場所へ出ようものなら屋敷の地下へ入り通路を歩かなければならないわけだ。
 外からでもわかるがこの城はとてつもなく広く感じられた。
 城での生活が始まってはじめての朝を迎えた。太陽がまぶしく目を醒ますと私は塔を降りて屋敷の屋根へと向かった。空気は澄んでおり自然の香りを運んでくる。さわやかな風が私を包んでいく。
「お目覚めですかな、奥様」
 振り返れば西の塔から下りてきたと観られるイゴールさんがいる。目の下の隈がいつもより大きいように見える。おそらく寝ていないのだろう。そんなことを考えていると彼の言った聴きなれない言葉にはっとした。
「奥様って私…そうね、私ったら」
 まだ慣れていないせいか自覚が無いのか自分でも恥ずかしくなってしまう。
「すぐ馴染みますよ。お着替えと朝食をご用意いたしますのでこちらへどうぞ」
 私は照れながら彼の後を追う様に歩く。先に通されたのは小さな部屋でした。でも部屋の中はとてつもないドレスや洋服をこれでもかと詰め込んでおりまるで大きなクローゼットの中のようです。
「お召し物はこの部屋に置いております。私は部屋の外で待っています。すぐにメイドたちも向かわせますのでそれまで存分に堪能してくださいませ」
 私はイゴールさんがいなくなったのを見てすぐに洋服を手にとっていきました。部屋には一つの大きな鏡も備えられているのでその前でいろんなドレスを合わせるのです。どれも私の実家にある洋服よりも美しい。伯爵と結婚することが無かったらこのようなドレスに袖を通すことなど出来なかったはず。私は嬉しくなって端から端まで全て着たいと願った。うっとりとしているとドアを叩く音がしたので返事をすると外から二人の女性が入ってきた。三人とも黒を基調としたエプロンドレスを着ている。
「はじめまして奥方様。私はこの城のメイド長を勤めさせていただいております、マチルダと申します。こちらはメアリーとルイスにございます」
 三人のうち、一人だけ歳の外れた女中がそう言った。外れているといってもおそらく五つほどだったが三人とも私よりは年上だ。傍の二人は一礼するだけで声も出さない。彼女たちを見て実家にいるリリィを想い出す。今頃どうしているだろうか。
「それで奥方様、服のほうはお決めになられましたか?もし決まっていないようでしたら今、お手にお持ちの物を着ていただいてまた後でお決めになられてはどうでしょうか」
「そうね、そうするわ。朝食の準備もあるのでしょうし」
 私がここでじっとしていれば他の人達に迷惑になるだろう。我侭で気ままな者と思われるのも良くない。私は手に持っていた青い色のドレスに袖を通す。するとメアリーとルイスの二人がささっと傍によってきて私の着付けに取り掛かった。二人は私を人形を着替えさせるのと同じように動かしていく。私の身体を包み込むドレス。
「よくお似合いですわ。それでは朝食に参りましょう」
 マチルダが微笑む。私は三人の女中に連れられるようにしてテーブルへと向かう。屋敷一階の東側にはお客様を持て成す部屋、食事を取るための部屋、書斎などがあり西側には使用人たちの使う部屋が幾つもある。食事を行う部屋といってもこれまでは伯爵専用だったらしくそれほど広くもない。私がこれまでに行ったことのある貴族の方の屋敷の話をするとマチルダが「ただ広ければいいというものではない」と言った。でもそれは伯爵の言葉らしく長かったテーブルも小さくし彼が湖を見ながら食事できればいいと窓を設置しただけの数人が座れる程度の場所に作り直したのだという。部屋は私たち4人が入るとそれだけで狭く感じられるほどで伯爵の付けたとされる窓からは湖が見える。私としてはこの窓を開けて風も感じたいのだが生憎、窓には鍵やすべりが付けられていないらしく動くことは無かった。
 朝食は軽く済ませるのがいつものことでパンを二つと茹でた卵を一つで終える。イギリスでのパンより少し生地が硬く卵も味が請いように思える。この数日はおそらく実家の、あのイギリスの生活を思い出す生活が続くだろうな。
 それからも私は暫く部屋で紅茶を飲んでいた。するとそこへイゴールがやってきた。彼は自分が眠る前にこの城でのルールのようなものを私に言った。その中に妙なものも含まれており私はどうしてだろうかと疑問に思った。
 その中でも特に「屋敷の中を動くとき蝋燭に火が灯っていれば絶やさないこと」というのが気になった。屋敷の中はおろか東西の塔でさえ陽の光を受けられる場所は極僅かで蝋燭は大切な光なのだと解るが一つくらい消えていても問題ないように思う。それともう一つ「地下の部屋へは絶対に入らないこと」私は地下があること事態知らなかったがなぜそれを私に言うのか理解できなかった。一日中暗いこの屋敷だ、うろちょろすることも怖く感じられる。ましてや不慣れなこの状態では知らないところへ入ることは危ない。私は彼に解りましたとだけ伝えて自分の部屋へ戻ることにした。どうやらまだ身体が疲れているようだ。もう一眠りしても罰は当たらないだろう。
 深夜、窓から入ってきた月の光と喉の渇きで目が覚めた。私は真っ先に窓から向いに立つ伯爵のいる塔を見た。黒いカーテンの向こうからはぼんやりと灯りが漏れている。もしかすると伯爵に会えるかもしれないと私はすぐにベッドを飛び降りて駆け出して行く。部屋を出ると冷たい石階段が続く。一時でも早くと降りていく。伯爵に会いたいと思うだけで私の身体は自然と動いている。
 塔の出口を抜けると私は唖然とした。屋敷の屋根に出た私の目の前には美しい人が立っている。銀色の髪をなびかせて一身に月の光を受ける人がいる。それこそまさに美という極地に達するかのように。
「エルザ」
 その人はこちらを見て発した。冷たい微風が身体を吹き抜けた。彼の側からは薔薇の香りが漂ってくる。刺激的な香りがした。鼓動は早鐘のように高鳴り彼を直視している。しばらく私はその場で固まっていた。返事すらまともに出来なかった。
「伯爵」
 彼はうんとうなずいて再び月を見たのだ。私もそれにつられて同じように月を見上げる。琥珀色の月は真昼の太陽のように輝いており二つの塔の中央でその存在を一身にはなっている。
「美しいだろう。私はね、この夜に輝く月が好きなのだ。太陽を見られないからか私は毎晩のように月を眺めている。ここからの月は絶景だろ」
「はい、美しいと思います」
 伯爵は笑顔でいた。私はゆっくりと彼に近づいて隣に立つ。一緒に見上げた月はまるで神のように光を放っている。ロンドンではこのように美しく綺麗な月は見たことが無かった。私は月と伯爵を交互に見る。今、私が見たいのは月ではなく隣で微笑む彼だった。
 そのとき肌の色が白くいつも浮いている青い血管がなくなっているのに気付いた。肌の色とは不思議なものであの青白いものがなくなるだけでここまで人というのは変るのだと私は驚いた。
「調子がいいのだろうな。今は血管も見えないだろう。陽の下を動くとどうしてもあのような状態になってしまうのだ。でもね、月の出るこの時間は別だよ。変だと思うかい?」
 私は正直に答える。
「いいえ、お体が大変だというのは承知していますが、なんというかロマンチックな雰囲気です」
 彼は肩を震わせて笑った。そんな姿ははじめて私も同じように笑った。
「ロマンチックか。そうかそうか」
「だってそうでしょう。あのように美しい月の元でのみそのお美しい姿でいられるなんてまるで童話のような物語ですもの」
「では、月に感謝しなくてはならないな」
 私は意味が解らなくて首をかしげる。
「このような私を美しいという、ロマンチックだという、そんな妻を迎えることができたのだ。しかもその妻は私の事を愛してくれているだろう?」
「はい」
「ならばこそだ。私はあの琥珀色に輝く今宵の月に感謝しよう」
 そういって伯爵は私を抱き寄せてそっと唇を奪いました。これほど素敵な夜は彼と出会ったあの夜以来だ。見も心も蕩けてしまいそうな局地で私は彼の成すがまま長い間、唇を重ねていました。そして唇の離れる頃まるで頃合いを計っていたかのように呼び声がしたのです。
「ログナー様、お仕事のお話があります。よろしいですかな」
 イゴールでした。彼は東側の塔から現れて伯爵を呼んだのです。その後、私に向って礼をする。
「すまないな、仕事だとさ」
「私の事は気になさらず行って下さい」
 彼はローブを翻してイゴールのほうへと向っていく。寂しいかと問われれば「はい」というだろう。行ってほしくないというだろう。でも同じ城の中で会えないわけでもない。今は唇に残った彼の跡を想って眠りにつこう。今日はいい夢が見られそうだわ。
 翌日といってもその日は起きた頃には夕暮れで私は一日の大半をベッドの上で過ごしてしまった後だった。伯爵の笑顔がまだこびりついているうちにまた会いたいと着替えを済ませて塔を駆け下りるがそこには誰もいない。私は落ちる太陽を見て屋敷へと向った。屋敷の中はいつもと変らない蝋燭の灯った薄暗い廊下が続く。どういうわけか物音一切しない静かで冷たく感じる。冷たい風が肌を貫く。私は異様なまでに凍りつく空気に怯え誰かいないかと声を上げてみる。しかし私の声に反応する者はいなかった。急に怖さを感じ、イゴールやトーマスを捜す。もし彼らがいなければ使用人でもいい。メイドのマチルダでもいいともかく「誰か」を捜すことにした。
 この時間なら夕食の容易をしているはずだと使用人たちのいるほうへ向っている途中だった。大きなこの屋敷にはいろいろと不思議なことがあることに気付く。誰かと一緒に動くことが多かったが一人だと自分が今どこにいるのかわからなくなる。屋敷中央にあるホールへ入るいくつかの扉を頼りに道順を覚えてみたがそれすら曖昧だった。ひとまず二階を降りて一階に出る。そうすればさすがに誰か一人くらいはいると思ったけどはずれの様だ。誰もいない。でも蝋燭を見れば新しいものに取り替えられている。つまり誰かがいたということになる。私はほっと一息ついて使用人たちのいる西側を目指していく。迷宮のようになっている屋敷は本当に複雑で私は時折とまって休むほどになっていた。中央ホールへ入る扉を抜けた辺りだった。おそらく西側へ入った辺りにいる私は確かに物音がしたのを聞いた。なにか大きな物が動いたような音。その音は近い場所でなったように思える。それが自分の足元から聞こえたように思え不思議に感じる。その場で立ち止っているとまたがたんと今度は少し揺れた。私は興味がわいたのだ。恐れが無かったわけではないがそれ以上にこの音の正体がなんなのか知りたいと思い辺りを見回す。特に変わったものは無くずっと蝋燭が並んでいる廊下だった。注意しながら歩いていくと一本だけ蝋燭のない場所があるそこには蝋燭ではなく扉があった。ホールとは逆、つまり屋敷の外側へ向っての扉になる。ならこの扉を開ければ外に出るはずだった。私は何気なくその扉を開く。冷たい空気が流れ出し私の髪が揺れた。
 扉を開けた先には階段があった。それも下に続いている。でもここは一階でこの下には何もないはずだ。不思議に思うもイゴールの言葉を思い出した。地下に行ってはならないという言葉。私は興味の手前イゴールのいいつけをどうしようかと思ったが物音がまたしたのだ。今度は確かにその怪談の先から聞こえた。再度廊下を見渡すと誰もいない。少しだけ、覗くくらいならと私は階段を下りることにした。
 階段を降り様にも光は一切無い。私は廊下においてある一本の蝋燭を取って火をつける。階段は螺旋を描いているように感じる。それさえここに来るまでの奇妙な感覚が重なってきちんと歩けているのかわからないけれどくるくると回っているのは確かだった。どれだけ降りたかは解らない。きっと今いる場所は外から見た屋敷の崖辺りなんだろうななんて思っていると階段の最後が見えてくる。その先には一本の廊下が続いている。方角はさすがに解らなくなっていたが右と左に部屋があってその先は行き止まりになっている。私は先に左の部屋へと入ってみることにした。さきほどの物音やイゴールのいいつけが少しばかり怖いので火は廊下においてゆっくりとドアを開ける。
 一瞬だった。私はこれでもかというほどの美しい花々の香りに圧倒されたのだ。ドアの隙間から溢れてくる香りは私の胸を刹那に焦がし誘惑する。蝋燭を持って中へ入るとまたもや圧倒される。大きな部屋の壁一面に樹で出来た棚が配置されそれが満遍なく隅を覆っている。棚には数え切れないほどの便がありその中は青、黄、赤、紫様々な色の液が入っていた。多分、それが私を魅了する香りだろう。それは一つや二つなんてものではなくもっと多くもっと分類できる。
部屋の中央には机があってそこにも小さな瓶がたくさん並んでいる。その机の上に一つ。他とは別の形をした瓶があった。それはとても小さく私の掌に収まるほどである。手にとって見る。
「綺麗な色」
 声が出ていた。瓶の中は美しい琥珀色をしていて輝いている。
「誰だ!」
 ドアが急にばたんと開く。私は驚き瓶を落としそうになったのを慌てて掴む。部屋の入り口には伯爵がいた。薄暗い部屋の中では彼は私だということに気付いていないようだ。
「誰が入っていいと言った!」
 異常なまでに声を張り上げ近づいてくる。これまでの彼とは全く違う様子に私は怖くなる。
「ごめんなさい、私」
 いつもと違う伯爵の謝る私の手首を掴む。身体の弱い彼からは創造できないほどの力を受ける。そのまま折れてしまうと思ったほどだった。そのまま押さえつけられそうになったときようやく私に気付いたのだろう。彼の表情が一変した。
「エルザ、君か」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
 例え彼の表情がいつものような穏やかなものに変っても私は誤ることしか出来なかった。それほどまでに彼を怖いと感じとっていた。
 すぐに力は和らぎ私を掴んでいた手を離す。
「また使用人がかってに入ってきたのかと思ってね。手は大丈夫かい」
 彼は手首を摩る。伯爵の顔を見ると身体の震えが解かれた。私はうなずくと次第に目から涙が溢れ出したのだ。
「すまなかったね。ここは私専用の部屋で特に扱いの難しい物まで置いてあるんだ。だから他人は入らせないようにしていたんだ。まさかエルザがここにいるなんて思わなかったものだから」
 泣きじゃくる私に彼はその後何度も「すまない」と言い続けるから私は力いっぱい涙を堪えて彼に言う。
「いいえ、私もイゴールのいいつけを無視したのよ、これくらい罰として当然ですわ」
 伯爵の笑みに癒され涙は枯れる。
「それよりここは何の部屋ですの?」
「ちょうどいい機会だから教えておこう。さっきも言ったがここは私の趣味の部屋でね、所謂香水の調合に使う部屋だよ。部屋に並んでいる瓶にはそれぞれの原液が入っている。どれも高価なものでね、簡単に手に入る物もあれば中々手に入らない貴重なものまである」
 彼が説明することを聞いていたけれど私は難しいことは解りませんでした。でも彼がこの部屋をどれだけ好きかということは伝わります。
「この城から外へ出ることの少ない私は城でも出来る趣味はと考えたのだ。しかし乗馬は無理、剣など身体が追いつかない。その時、パリで香水に出会った。あれはまさに感動だった。すぐに調合師を捜してその術を教わったよ。趣味の範囲で行っていることに多額の財を擲ったのはイゴールも怒ったが私には最高の時間だ」
「好きなのですね」
「ああ、好きだ」
 伯爵の心はなんとなくだけどわかる。私も同じような経験はある。まるで子供のように語る彼を私は愛しく思う。
「そしてさっき一つ完成したのだ。この机の上に」
 そういって机を見る。私が手に取った瓶のあった場所だった。彼はそこを何度も見る。手で探り下に落ちていないかと足元を捜す。
「これですか?」
 私は手に下瓶を彼の前に差し出した。伯爵は「そうだ」と言ってうなずいた。
「それはオレンジの花をベースに作った物だがよかったらつけてくれないか」
「良いのですか?」
「私の作った香水を私の妻が付けるのだ。何が悪いことか」
 私は瓶のふたを開ける。さわやかなその香りは部屋へと広がっていく。なるほどさっき部屋へ入ったときに感じた香りの正体はこれかと私は納得した。そして服に数滴ほど垂らせば私を包み込む。
「どうでしょう?」
 彼は何も言わなかった。ただ私を見つめているだけ。私は恥ずかしくなってしまう。
「そんなに見つめないでください」
 彼は照れくさそうに笑い、私も笑います。どうしてか妙な気恥ずかしさは消えていました。
「エルザはもう一階に戻りなさい。そろそろ夕食の時間だろう」
「ログナー様は?」
「私はもう少しここで作業に取り掛かりたい」
 彼の言葉に少しだけ、今なら一つくらい我侭が通るかと思い言った。
「私、ログナー様と一緒に食べたいと思います。こちらへ来るまでもそうでしたがここに来てからというもの食事はいつも一人です。一度でもいいです、一緒に食べましょう」
 彼は少しばかりの間、黙ってからこういいました。「作業がある」と。一緒に夕食をとることがなぜ出来ないのか理解できませんでした。でもなにか意味はあるのです、ですから私は我侭を押し切る事はできずわかりましたと言って部屋を出ました。
 私ははじめて伯爵のほかの一面を見て恐ろしさと共に彼も一人の人間であると再度安堵した。ただ彼との食事は叶わず一人で食べることになりました。
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2013-01-11 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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