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第7話 ルサリィ 本当のセックス

 大型のベッドに横たわるのはルサリィだった。カズマは彼女をエスコートするだけで膝で立っていた。
「まるで妖精だね」
「妖精ではなくアンドロイドです。昨日も申しました」
「わかってるんだけどさ。ルサリィをただのアンドロイドとは思えないんだ」
 白のシーツの中央で人間の姿をした彼女が横たわる。金色の髪が羽のように広がって、一定間隔の時間でピンクの粒子を振りまく。粒子が光を反射してまるで魔法のようだった。
「それともルサリィは俺に褒められるのは嫌?」
「いやではありません。ですが理解できないのです。機械を幻想の言葉で褒めるというのが」
 彼女が何者であるかなど関係ない。カズマは彼女の美しさに惹かれただけだ。そして現実離れした美を言葉で現した、ただそれだけのこと。
「俺はルサリィが綺麗で、妖精に似ているからそういったんだ。だってこんなにも綺麗なんだから」
 ルサリィの手をとる。彼女の身体は奉仕のために脱いだ乳房以外、ほぼ全てがスーツとカバーによって包まれている。特に足はハイヒールとブーツカバーが一体化しており脱がすには太ももから脱がす必要がある。
 アームカバーに包まれた手の甲にそっと口づけをする。肌と同化しているようなカバーだった。光を当てた時、まるでラバー素材のように見えるてかり具合もある。しかし唇から感じた味や匂いはなにも感じなかった。むしろ彼女の熱が伝わってくる。
「では、この妖精をいかがなさいますか」
 カズマの幻想的なものを好いている傾向をくみとったのか、ルサリィはそういった。決して自分を機械の範疇から出さなかった彼女がはじめて歩み寄った。
「まずはキスかな」
 ルサリィは瞳を閉じた。じっとして、眠ったように固まった。
 ……妖精っていったけど、今度は眠り姫みたいだな。
 人間なら呼吸のため、胸が膨らんだり肩が揺れたりする。けれど彼女の場合、完全な停止に近かった。ただピンクの粒子だけが以前として耀いている。
 カズマはお姫様へのキスのようにそっと唇を触れた。
「ちゅっ……」とわずかに触れた唇から音が鳴る。
 優しいキスを繰り返し、再度心が燃え上がっていく。再び性への情熱が股間に滾ってくるとキスも荒くなってくる。
「ちゅぅっ! んはぁ……マスター……んちゅぅぅ……」
 丸見えになっている乳房に手を触れなかった。鷲掴みにすることもできる。だが、触れもしなかった。そして彼女のボディスーツを撫でまわした。
 ルサリィのドレスであるボディスーツは四肢のカバーより少々厚くできているが他はすべて同じだった。てかり具合や肌への密着まで一緒で、目に見えているとおり彼女のボディラインはスーツと同じである。
「う……はぁ……マスターの触り方、上手です」
 腹部を撫でるように動かしてそっと強く押す。ルサリィの言葉に反応せず、彼女の身体を撫で回す。腰のスカートを手にする。ひらひらとしていてちょっとでも風が吹けば捲れてしまうと思わせる。まるでカーテンのようだった。
「ルサリィの感じるポイントはどこ」
「答えは……いえ、これも勉強です。当ててみてください」
 ということはあるんだ、と手を下腹部にもっていく。スカートは一周するほどなく、前面だけない。尻と太ももの上部だけを隠している。股間の最も隠すべき部分はつるっとしたボディスーツで覆われている。
「クリトリスはなし?」
「なしです。クリトリスや膣口から奥まではどうしても感じるようにできています。人間の女性も同じです。ですが、んぅっ……説明中ですよ」
 言葉を遮ったのは太ももの付け根を触った瞬間。彼女の視界の外で撫でた瞬間だった。
「そうだね。でも関係ないよ。感じなかったらいいんだし」
「そんなっ……了解しました。それではマスターのいやらしい手が私の感じるポイントを探れなかったら今日はなしということにしましょう」
「いいよ」
 彼女なりの反撃というわけらしい。ちょっと面白そうだったので乗ってみる。
 カズマはまずは両足をマッサージするように撫でる。昨日のセックスでは彼女がいうとおりクリトリスと膣ははっきりと分かるほど感じていた。他にどこが感じるのかあとは手探りだ。この際、彼女の身体を全部知っておきたいとマスターらしさが芽生えていた。
 ルサリィの脚は異常なまでに固執するフェチズムの持ち主でも大金を出すだろう。ブールカバーに包まれていても美しさは変らない。なぜなら太さに変化はない。太ももからつま先までじっくりと触ったが反応はなかった。
「感じない?」
「無反応です。残念ですがはずれです」
「じゃあ、こっちはどうかな」
 今度は腕にいく。キスしたアームカバーの甲から上っていく。弱く力をかけて揉むように撫でる。それでも反応がなく、もしかしたら下手なのかと思ったがルサリィは「上手です」と心なく褒めた。
「またはずれ? はずれです。ですがマスターの愛撫はかなり上手です。女性への気づかいが感じられます。私には不必要ですが相手が人間であれば確実に身体が火照ります」
「俺は今、ルサリィとしてるんだけどな」
「なんですか?」
「なんでもないよ。それより……あとは……」
 四肢が終わるとあとはボディと頭だけ。乳房は散々弄っているので後回しになる。さらに股間の性器周辺もなし。なら残りの部分は少しになる。
 まずはわき腹から腹へと触っていく。ぷにっとした感触は確かに人間そっくりで彼女の柔らかさが感じとれる。さらに腰へまわり尻へと流れる。山盛りになっている尻肉をそっと撫でると今度は背筋へ上っていく。
 背筋の中間に差し掛かった瞬間、少しだけ体が弓なりになった。腕を動かすためにしたことではなかった。ベッドのシーツは動きを牽制する事もないからだ。つまり彼女に何らかの変化があったということ。
「ルサリィの感じるポイントって……ここかな?」
 カズマはいたずらするように囁いた。ルサリィは勝ち誇ったように見る。
「違います。残念でしたね」
 さらに探りを入れるため肩や首にまで撫でてみたがそれ以上の反応は示さなかった。残る箇所はどこかと思ったが、これ以上、どこを責めればいいのか見当もつかない。
「降参ですか、マスター」
「いや降参なんかしない。だってもう少しで解るんだからね」
 残るのは顔だけ。ヘッドギアが額と両耳を塞いでいる。この下にはないだろう。耳化と思ったがそれはない。他に撫でられる場所はどこにあるのだろうか。カズマはそっと頬を撫でながら考えた。
 無表情の彼女はどこまでも反応がない。首筋や鼻にも指をあてても効果がなかった。ヘッドギアも触ってみたが彼女の肌とは違って機械だった。アクセサリーと変らない。
 となると残りはひとつだ。カズマは最後の一部分をにやりとして見た。
「マスターは女性を扱ったことがないとスオウ博士からお聞きしましたが本当なのですね」
「そりゃそうさ。ここで暮らしてるからね。でもルサリィの感じるところはわかったよ」
 ルサリィの言葉を軽くかわして手を動かす。指を開き、彼女の髪を撫でた。ピンクの粒子がふわりと浮いた。そして彼女の身体もまた、弓なりになった。
「やっぱりね。ルサリィの感じるポイントってここなんだ」
 ルサリィの頭を撫でて、髪を指のあいだに絡めてそっと流す。
「ようやく発見しましたか。ほんらい女性とのコミュニケーションを取る場合、もっとも触れる場所のひとつなのですが」
「そういうなよ。コミュニケーションなんてほとんどとってないんだから。でも、解ったからにはもっと撫でてあげる」
 彼女のマスターとして、男として、頭を撫でてやる。優しく包み込むようにそっと。ピンクの粒子が多くなっていく。おそらく彼女の身体が興奮しているのだとカズマは考えた。
「あの……マスター」
「なんだよ?」
 みれば頬が赤くなっていた。身体は反応に素直で熱を帯びている。つまり、ここで問い掛けるのは野暮である。カズマはそれを知っていていった。
「私の身体を愛して欲しいです。もっと激しく……してください。頭部ばかりではくすぐったいというか、刺激が弱いというか……」
 思考に若干のみだれがある。
「いいよ、じゃあルサリィの可愛いクリトリスを弄ってあげる」
「お任せします。私はマスターのおチンポさまをお口でご奉仕させていただきます」
 ルサリィの上でカズマが回る。ルサリィの口に股間がくるようになると目の下にはボディスーツのV字ラインが現れた。胸元の厚い生地は股間へいくとぴったりと張り付いている。指を入れる隙間さえない。
「これってどうやって脱がせればいいのかな?」
「薄い切れ目があるのわかりますか? そこを捲っていただければすぐに剥がれます」
 じっと見ると確かに薄い一本線がある。純白のボディスーツに傷でもついたような線だった。カズマはその線をそっと指の腹で押した。するとテープが剥がれるようにしわが出来て剥がれた。ルサリィのいうとおり脱がすではなく剥がれたのだ。
「おチンポ様、勃起しています。すぐお慰めします」
 股の下でルサリィの声がした。彼女の声がペニスの先端を震わせる。
 まだボディスーツを剥がす途中だったが目を向けた。するとルサリィの顎からピンク色の舌が伸びてくる。舐めやすいように腰を降ろした。
「ありがとうございます。ですが要らない配慮ですよ。それともマスターは早く舐めて欲しいのですか」
 舌先でちろっと舐めた。こそばゆい舌の感触をもっとと求めて腰を押し付ける。ルサリィの頬を亀頭で押しつぶすようにする。
「了解しました。それではおチンポ様への奉仕を再開します。マスター、私の顔をご利用ください」
 顎を開くと穴になった。カズマはその穴にペニスをゆっくりと挿入していく。生暖かく、膣内とは違う空洞と硬さがあった。どこまで挿入していいかわからなかった。ルサリィはなにも言わずに喉への侵入を許す。ついに喉の奥に先端が触れた。
「大丈夫なのか?」と聞くとルサリィは親指と人差し指で輪を作った。どうやら問題はないらしい。
「ぢゅっ! ぷちゅぅぅ!! ずちゅちゅっ!」
 唇が音を鳴らす。がっしりと先端を固定され動けなかった。亀頭は舌を絡められ竿まで舐られる。
 負けるものかと反撃するため、ボディスーツを剥がした。ルサリィの性器は陰毛もなく、すべてがマスターの目に晒される。白桃色の縦筋は昨夜のセックスなど無かったように美しいままだった。
「ぢゅびゅびゅっ! ぶぼっ! びゅびゅっ! しゅちゅぅぅ!」
 ペニスへの奉仕が早まってくる。一方的に責められているのも悪くないが眼前の割れ目を見て手を出さないわけもない。カズマはまずはと一舐めした。ルサリィは声を上げる事は無いが唇を窄めた。
「もっと弄ってあげるね」
 今度はこちらの番だと思い知らせる。大陰唇を開き指を這わす。肉ビラを指先でつまみ優しく揉む。マッサージと変らない、コリをほぐすように揉むと今度は開いた膣口を舐める。
「んふっ! ぬちゅぅぅ……んんぅ……」鼻息が荒くなった。
 膣内から愛液が溢れ出てくる。正確には愛液ではないがそれ以外と思えるものでもない。
 大陰唇を舐め、膣口にキスをすると包皮を剥いた。クリトリスが頭を出す。すでに勃起していた。ルサリィがそうしているのだとしても勃起したクリトリスが求めていることは伝わってくる。
「やっぱり可愛いね、このクリトリス……ちゅっ」
「んはぁぁっ!?」鼻が音を立て、身をよじった。
「だめだよ、舐められないだろ。じっとして……命令だよ」
 言葉でルサリィを縛る。口奉仕も止めさせることになった。カズマは彼女の奉仕を恋しがりながらも、彼女を責める。クリトリスを舐めつつ、膣内へ指を潜り込ませる。まずは膣壁を撫でるように広げる。
 ルサリィは口を塞がれていたが身体が反応している。膣を中心とした腰は動かなかったが脚が悶えていた。手も突っ張ったりシーツを握ったりと急がしそうにしている。彼女が感じていることはみてとれる。
 身悶える彼女の姿がかえってカズマの加虐心に火をつけた。
 愛液でべとべとになった膣壁を指で何度も掻いてやる。指が膣壁をなぞるたび、彼女の足が内と外へ向かって開閉する。ペニスを抜いて彼女の口を自由させた。
「だめですマスター、あまりオマンコばかり弄らないでください。あまり弄られるとイってしまいます」
「いいよルサリィがイクところ見たいし。そうだ」
 頭を彼女の顔に持っていく。互いの瞳に相手を写す。
「これでルサリィがイクときどんな表情になるか見られる」
「意地悪です、マスター。あンっ! んぅ……どうせなら、もっと強くしてください」
 膣内に潜らせている指を最深部まで挿入する。膣壁を掻き、指先で押す。特に膣口の裏側を押した。
「ああっ! そ、そこです! マスターの指が当たっているぅ……そこをっ!」
「ここだね」
「はひぃ! そこをもっと弄ってぇ! ああっ、そんなっ……でもぉ……」
 腰が震えていた。彼女に与えた命令が守られていなかった。もうじき絶頂することの現われだろう。カズマはさらに刺激を加えるためにクリトリスを捻る。
「ンアッ! ど、同時なんてぇ! マスターの指がぁ、ゆびがぁぁ!!」
 内股になり膝を曲げる。小便が漏れそうなのを我慢しているみたいだった。
「マスター! ますたぁ!」
 額のヘッドギアが発光していた。冷たいクールな表情は蕩けて鳴きそうになっている。目尻が下がり、口元にはよだれが垂れている。
「いいよ、イって」
「はい! マスターの命令で、ですからぁ……イキますっ! マスターの指でぇ! んはぁぁぁッ!!」
 彼女の反応のうち、もっとも強い部分をぐっと抑えた。同時にクリトリスも摘まむと彼女の恥骨部分が痙攣を起こしたように震え、跳ねあがった。身体を弓なりにして飛沫を上げた。
「潮を噴いたってことかな」
「……はぁ……ああっ……はぁ……マスター、わたし……」
 自分の痴態を確認する。おもらししたように足の間には染みができていた。股間から噴出した飛沫はベッドの外にまで飛んでいる。
「可愛かったよ、ルサリィ」
「そんな言葉では判断できません。もっと私を……可愛がってください」
 まだ蕩けたままの表情であった。いつもはレンズのような瞳には感情があるようにみえた。潤んでいて懇願するような感情。カズマはまだ挿入している指を動かし始める。
「んぁっ! な、なにをするのですか?」
「なにって可愛がってるんだよ。それともルサリィはオマンコを弄られるのはいや?」
「い、いえ、その様な事はありませんが……んんっ! まだ絶頂に達したばかりです。それに私がいったのは、はぁん!」
 逃げようとしたのか腰を動かして指の進行を邪魔する。
「もっとイカせてあげるよ。ほらっ」
「はぁっ!! マスター、もう! だめぇ! こんな事続けられたらぁ……」
「何度イクのかな、ルサリィは」
「このままされれば、何度でもイキます。ですからぁ、おやめくださいぃ」
「だめ。そうだな。ルサリィのオマンコがとろとろになったら挿入してあげるね」
 すでに性器は愛液で溢れ、太ももはべっとりと濡れている。純白のブーツカバーの入り口も湿り気を帯びていた。しかしマスターの指は彼女の秘芯をひたすらに弄りつづける。
「あっあっ! あんっ! またイキます! ああっ、だめぇ! マスターッ!」
 二度目の絶頂であった。ルサリィはまた潮を噴き、ヘッドギアを光らせる。彼女の漏らす愛液がベッドを汚して溜まりを作る。
「二回目だね。エッチなルサリィはもう一回くらいイカせたほうがいいかな?」
 時間はそれほど掛かっていない。指をくいっと膣壁にかけると腰が跳ねる。
「そんな……まだするのですか? なぜ、マスターはセックスとなるとそう……意地悪になるのですか?」
「意地悪かな?」
「意地悪です。私におチンポ様への奉仕をさせてくださらないのですから、意地悪です」
 本当に泣きそうな表情だった。
「じゃあ次イったら挿入してあげる。でも、またイカせるよ。俺のチンポで」
「お願いします。マスターのおチンポ様によってイけるのであれば最上の悦びです」
 閉じていた足を開き、マスターを迎え入れる準備をはじめる。マスターは足の間にはいっていく。勃起したペニスを膣口にあてがう。絶頂と潮を噴いたあとの滴りが亀頭を濡らした。
「もうドロドロだね、気持ちよかったんだ?」
「……はい」
「もっと気持ちよくしてあげるね」
 腰を前へ動かす。大陰唇は抵抗なく開き、男を迎え入れる。
「気持ちよくするのは私です。マスター、忘れないように」
 そんなことをいうが亀頭が埋まり、膣の入り口が広がると余裕がなくなる。ルサリィの表情は再び崩れた。
 ゆっくりと膣壁を味わうように進んでいく。粘膜の洞窟は抗おうとするが無意味である。ペニスは押し迫ってくる膣壁をむしろ好都合とばかりに擦っていく。
「はぁっ! マスターのが入ってきてます……ゆっくりと。もっと……強くしても構いませんよ」
 焦らしたペニスはもっと強い刺激を欲している。しかしその欲求に負ければすぐに果ててしまう。カズマは亀頭を押し付けるようにして膣内を進んでいく。根元まで挿入が完了すると動かなくなる。一度、落ち着きたかった。
「なにが狙いですか。私に奉仕をさせてください」
 ルサリィが腰を動かそうとする。ここで動かれてはもたない。
「だめだ。ルサリィは動かないで。俺がルサリィを気持ちよくしたいんだ」
「では……お願いします」
 ペニスに絡みつく内肉はきゅっと締め付けてくる。息をするように膣が動いていた。
 カズマは締め付けてくる動きのなかに一瞬だけゆるくなる時があるのを感じとった。もっとも動きやすく、感覚のぬるい部分だ。その瞬間を狙ってごっそり愛液を掻きだした。
「あぁぁッ!! いきなりっ! 動く時は動くとっ!」
「そんな事言ったら構えちゃうでしょ。それよりイイのかな? ほらっ」
「アハッ! くぅ……イイも悪いもありません。マスターのおチンポ様がひっかいてぇ……アッ……マスター!」
 カリ裏でひっかき、媚薬という愛液を掻きだす。しかし泉のように沸きだす。膣奥からまた新しいものがやってきている。媚薬の効果がペニスを刺激していく。またあのオナニー地獄に陥るのかと考えたが、その心配は無い。
 今度はルサリィとのセックスを愉しむことで解消すればいい。
「感じてるルサリィは可愛いよ」
「またですか。可愛いなどと……いい加減、他の言葉は無いのですか」
「エロ可愛いし、可憐で、お花みたいで、妖精みたいで、言葉を幾つ使っても無理だな。好きだよ」
「好き!? あはぁん! もうマスターの好きにしてください」
 早い降参にカズマは笑った。そしてぎゅっと抱きしめる。アンドロイドとは思えない花のような柔らかい肌をその手に収めて唇を奪う。
「まずはこのおっぱいだ」
 腰を突くと乳房が波うつ。美しい球状の果実が重心を変えて形を変える。手触りは最高ですべすべしている。少しでも力を緩めれば滑り落ちていく。
「オマンコを突きながらっ! おっぱいだなんてぇ!」
「ちゅっ! このおっぱい美味しいよ」
 乳首を舐めて吸い付いた。ぷるんぷるんと揺れる乳房を鷲掴みにして動きを封じる。
「はぁん! 乳首を舐めるのはよしてください! 感じてしまいます!」
「感じさせてるんだよ」
「わかっています! ですが、私の身体が耐えられなくて……マスター、申しわけありませんがまたイっていいですか」
「いいよ。好きなだけイって」
「はい! イキます!」
 何度も絶頂に達すれば身体が一種の興奮状態になる。興奮状態から解放されるまではかなりの時間が必要。今のルサリィはほぼ最高潮の感度が持続している。
 カズマが自分の射精感に耐えて突きこむ。彼女の弱い場所は掴んでいる。指でえぐれる場所とは少し違うがなんとか当てられる。もっとも硬い亀頭で突付く。
「はぁん! んふぅ、もう! そんなにせっついて! マスターは本当にベッドの上では意地悪です! はぁ! んんぅ……」額のヘッドギアが発光する。「まらぁ! まらぁイク! 嗚呼ッ! そこです! マスター! 私の弱いところを犯してください!」
「わかってる!」
 腰の動きを早める。激しさが増すとベッドが軋む音を鳴らす。ルサリィの喘ぎと同調し部屋に響き渡る苦悶と快楽の象徴と化した。ルサリィの額が輝きを増していく。もう絶頂が近い。
「ああっ! はぁはぁん! んんぅぅ……マスター! わたし、イキます!」
 膣奥の子宮口に向かって最後の一突きとばかりに強烈な一撃を加える。膣内がぎゅっと圧縮された。ルサリィはマスターに抱きつき震える。彼女の三度目の絶頂の瞬間だった。彼女がどれほど感じたのか、カズマも自分のもっとも感じる部分で知ることが出来た。
「ルサリィ! イってるところ悪いけど、俺もイクよ!」
 ヘッドギアの発光が収まっていない。まだ感情の制御に手間取っているルサリィは反応しなかった。
 凝縮した膣内をペニスで引っ掻く。ひたすら快楽を貪って射精へとむかう。
 放心中のルサリィは人形のようだった。頬は昂揚し、口は開いたまま。アクメに達した瞬間のなんともいえない幸福感のなかで止まっている。
 マスターは彼女の停止に気後れせず、腰を動かす。発光が弱まってくるとルサリィの瞳に生が戻ってきた。
「ま、マスター!? はぁん! なにをぉ!」
「なにってセックスだよ。ルサリィの膣内に射精するんだ!」
「あぅ! まだイったばかりです! それに私がイッた間もしてましたね? んひぃっ! あっあっあっ!! だめぇ! またイッちゃう! イってしまいます!」
「いいさ! どんどんイって! 俺もルサリィのオマンコでイクからさ!」
 意識を戻したルサリィは尚もヘッドギアを発光させたまま。マスターの乱暴な腰使いに降参していた。三度の絶頂により、ちょっとでも突けばまたイク事になる。
 マスターは彼女の乱れる姿に酔っていた。突けば突くほど、ピンクの粒子が沸きだつ。すでに部屋中がピンクで染まっていたがまだ突く。
「あはぁん! ぅぅっ、ハァッ、マスター! マスター! またイクッ!」
「今度は一緒にイこう!」
「はひぃ! マスターといっしょ! マスターといっしょにイキます!」
 絶頂に近付いているにも関わらず、ルサリィは自ら腰を動かした。マスターに対する最後の奉仕だった。彼女の感情の外で、機能として彼に報いる。
 そして我慢の限界がやってくる。マスターは膝から震えていた。腰を打ち付けることも無理なぐらい切羽詰る。最後の一突きだけを残すこととなった。次に動かした時、確実に射精する。
 ルサリィはマスターの限界にそっと微笑んだ。
「お任せください、ルサリィがイカかせて差し上げます」
 人間の表情そっくりだった。腰がどう動いたのかマスターはわからなかった。ただ、挿入しているペニスがぐにゅりとした粘膜に擦られたことぐらいしか理解できなかった。
 情けないと感じる間もない。その一捻りで射精となった。
「ああっ! マスターのお精子! ああっ! 私の膣内を満たしてくださってぇ……ああっ! 熱い……あついのぉ……またイクっ!」
 今度は互いを抱きしめた。ルサリィの放つ輝きのなか、2人は果てた。
 熱い飛沫がベッドを湿らせていく。ルサリィのおもらしが泉をつくりだした。感情の昂ぶりから解き放たれると瞳を交差させる。
「まだ足りないよね」
「はい……このようなことを申し上げるのは恥ずかしいのですが、マスターともっとセックスがしたいです」
「俺もルサリィとしたい」
 2人の唇が触れる。口内の粘膜がよだれでべとべとになっても終わらない。
 剥き出しの感情をぶつけるマスターにルサリィは何度も快楽の波にさらわれた。
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2013-01-24 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

之ち

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
ジャンル問わず面白ければ好き。
大阪在住・12/28生
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