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エピローグ

 データ世界から戻ってきたあと、設計者スオウ・ミカはすぐに予備として用意していた素体を本社から取り寄せた。第三号機用に開発していたものでルサリィのボディより、少し肌が黄色い。髪も黒くアジアよりといったところだろうか。
混在するルサリィの人格はそれぞれを別のボディへと移す事で解決する。
 素体を選んだのは主人格のルサリィだった。主人格である彼女は擬似人格にルサリィの名前も譲った。それでいいのかとスオウが問うたが、これまで隠れていた自分より馴染みのある擬似人格がルサリィにしたほうがいいとあっさり引き下がる。
「これからはナデシコとお呼びくださいませ、カズマさま」
 ナデシコという名前は彼女の新型ボディにぴったり似合っていた。
 名前もボディも変わった彼女は第三のアンドロイドとしてカズマの元で暮らす事となった。
 
 1月1日、初詣に出かけることの出来ないカズマは居住区内で正月を迎える。決められた生活圏内ではあるが彼は何一つ不幸ではない。
 なぜなら……
「「「あけましておめでとうございます。マスター」」」
 三美姫が着物に袖を通していた。
 彼女達が傍にいる。おせちが並べられ、彼女達が口に運んでくれる。
 そして朝から着物の奥にある女をいくらでも味わえる。彼女達もカズマのペニスをねだり癒す。
 居住区内という限定された箱のなか、カズマは三美姫とともに暮らす。

 完
 
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Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
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大阪在住・12/28生
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