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スカートめくりが何か知らないんですか?

『原作』黒子のバスケ
『人物』火神大我、黒子テツヤ

 ある日のこと、火神大我は1人で部屋を目指していた。まだ夕焼け前で子供の姿もある。
 火神がある小学校の傍を通ったとき、はしゃいでいる声がちらほらと聴こえてきた。校庭を駆け回っている小学生たちが見えた。元気なその姿に思わずにこやかな気分になる。
 さすがに屋外でバスケはやっていないがそれでも元気いっぱいの少年達を見ると元気を分けてくれたように思える。
 そのときであった。

 校舎から一人の少年が少女を目掛けて走っていく。火神が危ない、と叫びそうになるぐらいに勢いをつけていた。
 だがその少年は少女へ手を伸ばしたかと思うとさっとかわして通り過ぎる。

「きゃぁっ!?」

 ひらりと翻った桜色のスカート。
 かわした瞬間、少年は腕を振り上げスカートをめくったのだ。
 少女は声を上げながらスカートを抑えてしゃがみこむ。

「やったー! へへっ! パンツ丸見えーー!!」

 少年はスカートをめくって喜んでいた。周囲の小学生たちの視線はそんな2人に注がれていたが、まるでテレビでも見ているように誰も何もいわなかった。

「あのガキっ!?」

 部外者である火神だがあまりにも幼稚で馬鹿げた行為に腹が立ち、頭にきた。考えるよりも身体が先に動く。そんな火神が校庭へ向かう。

「うおっ――」

 突如、鞄が何かにひっかかり体が動けなかった。

「なにをしようとしてるんですか?」
「えっ?」

 背後から声がした。何が起きているのか確かめようと振り向くとそこには青い髪の彼がいた。
 黒子テツヤだ。
 鞄を掴んでいた犯人である。まったく気配を感じなかった。いるなら声をかければいいのにと思いつつ、鞄を取り返す。

「黒子か、って決まってんだろ。あのガキをだな」

 あっさりと鞄を放したもののその瞳は冷たかった。じと~っと見つめてくる。
 まるで怒られている……そんな瞳だ。もし他の面子なら少しは表情を読む事もできるが相手は黒子。感情の起伏などほとんど見られない。

「なんだよ」

 たまりかねて聞いてしまう。

「火神君、あの子を怒るのはやめたほうがいいですよ」

 どうやら先ほど少年が行なった行為は知っているようだ。

「なんでだよ! 女の子のスカートめくるとかヒドすぎるだろっ! いたずらにしたってだな」
「いたずら……ですか?」

 なぜそんなにも冷ややかなのか。それどころか悪戯とさえ認識していない。そしてお決まりのように表情に変化を浮かべた。

「なんだ、その解かってませんねってな顔は」
「そのとおりですから」
 
 ……なにがわかっていないっていうんだ。女の子のスカートをめくったんだぞ? そんなことするべきじゃないだろ? それとも日本の小学生はスカートをめくるのが普通なのかよ? そんな国だったのか?

 いくらなんでもそんなはずはない。

「わかりました。火神君にはさっきのスカートめくりがどういう意味を持つのか教えてあげます」
「やけに上からだな」
「実際そうですからね。では、今日の夜に火神君の家に行きますから」
「なんでそうなるんだよ!」
「なにか予定があるんですか?」
「いや、そうじゃなくてな」
「行きますので部屋にいてくださいね。でないとずっと部屋の前で待ちますから」

 冗談には聞こえない。自然と想像してしまう。
 部屋の前で佇む黒子の姿を……。

「わかったよ、待っててやるよ」
「では」

 くるっと回って行ってしまう。
 少年はと振り向いたときにはいなくなっていた。再び去っていく黒子へ目を向けるも姿はなくなっていた。
 いつの間にか沸騰した頭の血もおさまっていた。
 残ったのは小馬鹿にされたという苛立ちのみ。たかが悪戯になぜあそこまで言われなくてはいけないのかということだ。
 夜になれば黒子がくる。夜といっても何時くるのかは知らないので外出できず、火神は部屋の中で悶々としていた。まるで彼女が訊ねてくるのを待つように。
 ぴったり九時になると同時に呼び鈴が鳴った。

「やっと来やがったか」

 何時間も待たされたので声が自然と出ていた。
 ドアを開くとコート姿の黒子がいた。確かに冷えているがコートを着るほどではないはずだ。

「そんなに厚着しなくたっていいだろ」
「これは隠すためのものですから。あがっていいですか?」
「まぁいい、入れよ」

 玄関先で話し合っていても仕方がない。何を隠しているのか知らないまま部屋へあげる。
 素気ない部屋の中を進んでいく。大した部屋ではない。適当に座ってもらうかと思い背後の黒子を見ると。

「黒子……って!? なんだよその格好!?」

 コートを脱いだ黒子は女の子になっていた。

「火神くんに教えるためにあるスジから借りてきました。似合ってませんか?」

 目をパチパチとさせて黒子の姿を見る。
 女の子になったというのは間違いだ。だが女子の制服を着ていた。

「いや、似合ってるとか似合ってないとかじゃなくて……」

 どちらかというなら似合っているというべきだ。確かにスポーツマンらしく筋肉はついているし体格もいい。しかし童顔だ、化粧さえすれば女に見えるかもしれない。
 筋肉はついているが四肢も細く、女子の制服は似合ってしまっている。

 一言でいうなら、ヤバイ。

 特にスカートから伸びる白い脚に視線を誘導されてしまう。
 恥かしげもなく女子の制服を着ている。そんな黒子が部屋の中で、2人っきりで、目の前にいる。男であることは重々承知しているが、それがなんだと蹴り飛ばせる。

「な、なんでお前がスカートなんだよ! つーかあるスジってどのスジだよ!」
「秘密です」

 唇に人差し指を立てる。

 ……なに女みたいな仕草してんだよ。くそっ。

「あんまり聞きたくねーけど」

 あふれそうな感情を堪えつつ視線をそらす。

「では始めましょうか」
「な、なにをだよ!?」

 一瞬、よからぬ想像がよぎった。それもこれも全部、黒子が女子の制服なんか着ているからだ。

「ですから、スカートめくりの授業です。火神くんはスカートめくりを知らないんですよね」
「確かに知らねえけど……だからって何も制服着ることはないだろ」
「でも必要ですから」

 なぜ必要なのか。口で説明すればいいだけだろうが。

「では始めます。聞きますけどスカートめくりってなんだと思いますか?」
「悪戯だろ」
「半分正解ですね。ではなぜスカートをめくると思いますか?」
「そりゃパ……パンツがみたいからじゃねーのか?」

 口にすると恥かしくなってしまう。なにより今、目の前に、手の届く距離にスカートがある。

 ……そういえば黒子は何穿いてるんだ? 女子の制服ってのはまぁ、見りゃわかるが……下はどうなって……まさか、女物か? いやいや、まてまて、それはさすがに……。

「それは違います。パンツが見たいからスカートをめくる男子はいませんよ」
「なら何でだよ?」
「好きだからです」

 即答された。

「だったらそんな悪戯しないだろ」
「火神くんは好きな子に悪戯したいとか、振り向いて欲しいからちょっかいを出すという行動が理解できませんか?」
「た、確かにそう言われれば……」

 子供のアピール方法のひとつだ。それくらいアメリカでもあった。けれどスカートめくりというのは度が過ぎている。

「心当たりがあるようですね。つまり、そういうことです。男の子の好きですというアピールです。だからあの時、火神くんが突っかかったらダメだったんです」
「だからってなぁ」
「それで、ですね。どうぞ」
「は?」

 黒子は眼前で立ち尽くしたままだ。なにが「どうぞ」なのかわからない。

「ですから、僕のスカートをめくってもいいと言っているんです」
「なんで俺がお前のスカートをめくるんだよ?」
「わかりませんか? つまり……火神くんは僕の事を好きではないと?」

 ……今ようやく黒子の考えが読めた。なるほど、誘ってたわけか。

 スカートへ手を伸ばす。

「ッ……」

 微かに聞こえる黒子の声。言葉にできない小さく身近な音そのものだった。
 火神は手を引くことはなかった。黒子の顔に怯えにも似た表情が浮び上がったからだ。スカートを指先にひっかけて一気にめくる。
 部屋の中、翻るスカート。
 黒子は抑えなかった。手の動きは完全に捉えていたから抑える事はおろか、逃げる事も出来た。でもしなかった。

「下着は男のままか、黒子」
「ッ!?」

 翻るスカートのなかにはボクサーブリーフ。部活で着替えるときに何度か見かけたものだ。そのときはなんとも思わなかったが今は違う。

「これって、こ、告白ですよね」
「お前がそういったんだろ」
「ですね……あっ」

 珍しく顔を赤くしている黒子を抱き寄せる。

「黒子……お前、けっこう華奢だよな」
「そんなことありませんよ」
「だったら確かめてやるよ」

 質素な部屋のなかで目立つベッドに黒子を押し倒す。
 青い髪がシーツに広がる。

「女の服なんか着やがって、挑発か? それとも誘惑か?」
「ここまでしないと気づいてくれないから」
「そりゃそうだろ」

 男同士、指を絡めて手を合わせる。繊細な指はバスケをしているとは思えないほど美しく、微かに昂揚した吐息と潤んだ瞳は性別の垣根など簡単に越えさせる。

「火神くん」
「なんだ?」
「好きです」
「わかった。俺も好きだ……黒子……」

 短い言葉を交わして唇を触れさせる。指を食い込むくらいに絡ませているのに唇の接触は短かった。僅かに紅肉が押し合う程度のキスでしかない。

「お前の瞳……綺麗だよな」
「火神くんだって……野獣みたいですよ」

 わずかに言葉を交わすだけでいい。欲望に火がついて、それどころではない。
 絡ませていた指を離れ、黒子の身体を撫でていく。

「あっ……」

 いつもはスキンシップで触れることしかない肌なのに、今はまったく別のもののよう。ガラス細工を扱うようなものだ。

「火神くん……もっと……」

 ねだる黒子に力を込めてしまう。
 絶対に壊したくないのに、壊してしまいたいと興奮し、願ってしまう。
 女子の制服だというのに胸にはふくらみがない。かわりに薄く盛り上がった筋肉がついている。

「あぁっ! んっ……」
「胸、感じるのか?」
「火神くんにならどこを触られても感じてしまいます」

 リップサービスかどうかは股間を見れば一目瞭然。スカートに山が出来上がっていた。

「らしいな」
「火神くんにもしたほうがいいですか?」
「黙って感じてればいい。俺が感じさせてやる」
「男、ですね」
「お前だって男だろ?」
「ですけど……あっ、はぁ……んっ!? 火神くん、お、オチ」

 スカートの上から撫でてやる。まだ半勃ちだった。少し硬くなっていたがまだそこまで大きくない。

「なんだ、いまさら触れられるのは嫌とか言う気か?」
「いえ……もっとお願いします」
「わかった」

 スカートのなかへ手を突っ込む。
 黒子のペニスを下着から解放させてやる。無意識のうちに自分のモノと比べてしまう。

「どうです?」
「俺のほうが大きいぜ。でも小さいってわけじゃない。黒子が男だってわかる」

 黒子の瞳が潤んでいた。吐息は熱くなっていて、風邪でもひいたように見える。

「こっちの準備もしておかないとな」
「んっ……火神くんっ!? あぁっ! お尻がぁっ!」

 指を窄まりへと当てるとすんなりと拡がった。

「その……僕……そっちでするのが好きで……」
「1人でしてたのか?」
「火神くんはしないんですか?」

 尻で自慰など考えた事もない。

「しねーよ。でも、これなら俺のも受け入れられるってことか?」
「……はい。あっ」

 思い出したように黒子がベッドの上で体勢を変える。火神の前で腰を持ち上げ、肛門をさらけ出す。勃起したペニスはスカートに頭を隠している。

「火神くんにもらってほしいです」
「もらってやる、お前をな」

 火神もペニスを取り出す。雄々しく勃起したペニスは火神の身体と同じで大きく、そして太い。黒子のペニスと比較すれば大人と子供ほど違っている。

「大きいんですね……火神くんのオチンチン」
「恐いか?」
「いえ、それよりも嬉しいです」

 身体を密着させる。言葉などいらない。互いの性器を擦り合わせ、今度は熱い口づけを交わす。吐息も唾液も舌も絡ませて、心臓の鼓動さえもひとつにさせる。

「挿入れるぜ」

 黒子は肯くだけだった。
 先走り汁の付着したペニスを窄まりに這わせる。それだけで黒子の身体はびくんと跳ねる。ペニスも感じている様をありのままに見せてくれている。
 火神にとってもはじめての挿入だった。
 例え相手が男で、挿入する部分が尻穴であっても、これがはじめての事。大きな緊張ととてつもない欲望への期待がペニスに込められている。

「んんっ……火神くっ、んぅぅっ!!」
「黒子っ! 黒子っ!!」

 黒子の尻穴はペニスを受けいれてくれる。絶対に痛いはずなのにいやらしい声を奏でて俺を滾らせる。
 亀頭が埋る。息を整えてさらに奥へと向かって挿入する。

「黒子……キツイけど気持ちいいな」
「ぼく、も、ですよ……あぁっ! これがぁ……はぁぁっ!」

 スカートの中でびくびくと震えているペニスにふれる。

「火神くんっ?」
「黒子も射精したいだろ?」

 また黙って肯く。
 尻の奥にまで挿入したペニスが締め付けられる。射精への衝動へはまだ余裕がある。
 黒子の声を聞くとヤバイがもっと味わってやりたい。
 腰を動かすと黒子がしがみついてきた。

「あっ、あぅぅっ! ああっ! 火神くんっ! んんっ!」

 名前を呼ばれると勢いを増してしまう。もっと俺を呼べと念じながら黒子の尻穴にペニスを突き入れ引き抜く。

「あぁぁっ! 火神くんのオチンチン、僕のなかをっ、あぐっ、掻き回してっ! だ、だめですっ! おおかしくなって、んぅぅっ!」
「なにがダメだ? こんな格好までしてるくせに。ほら、オチンチンだってびくびくしてるじゃねーか」
「あぁっ! それはっ! 火神くんのっ、手が、指が、んっ! 僕を……」

 尻穴の粘膜がペニスに絡みつく。黒子の腕が火神の背中にしがみついているのと同じだった。必死にしがみついて離れようとしない。
 そんな淫らな粘膜を火神のペニスは問答無用で攻め立てる。自分という存在を刻み込むように荒々しく擦りつけていく。
「はぁ、はぁ、黒子ッ! 黒子ッ!!」
「火神くんっ、火神くん!!」

 名前を呼び合う。胸の鼓動が加速して破裂してしまいそうだった。
 浮び上がってきた汗が飛び散ろうとも勢いは止まらない。

「火神くんっ、僕のなかで……」

 続きの言葉はいわなくてもわかっている。けれど黒子の口から聞きたい。

「なかで、なんだ?」
「射精……してください」

 今度は火神が黙って肯いた。
 2人の唇はまた触れ、何もかも一緒になっていく。
 もう最後の時は近い。込み上げてくる射精感を限界まで堪える。まだだ、もっと、もっと味わいたい。黒子と一緒であり続けたいと願い、腰を振る。
 俺が動き続ける限り、黒子は声を奏でて、感じるから。

「はぁ、はぁ、はっ! 火神くんっ、僕、ぼくもう射精しますっ」

 切羽詰ったその声と顔を見るともう無理だった。
 瞳は潤み、口から唾液が零れている。尻奥を突くたびに顔をくしゃくしゃにする。
 あの感情表現の薄い黒子がここまでさらけ出している姿だけでも嬉しくてたまらなかった。

「俺も射精すからな。一緒に射精しよう」
「はいっ!」

 手の中で射精寸前になっているペニスをシゴいてやる。俺のほうが大きいが先走り汁の多さは黒子のほうが上みたいだ。指は黒子の汁でたっぷりと濡れている。

「いくぜ、黒子!」
「はいっ! 火神くんっ!」

 最後の最後、尻穴を思いっきり突く。柔らかな粘膜に亀頭が擦れて、これ以上の我慢は出来なかった。黒子も同じだった。俺の手の中で射精した。
 声を発することさえできなかった。
 黒子の身体を抱きしめて、尻穴へひたすら精液を流し込む。

「あああっ! あああああっ!! 熱いっ! 熱いですっ!」

 黒子の声が部屋に響く。
 なんて大きな声をだすんだよ。可愛いじゃねーか。
 射精が終わると腕の力も弱めていく。

「いっぱい射精したな」

 スカートのなかには黒子の精液があふれている。白く濁ったその汁はペニスの先端から糸を引いていた。

「火神くんだって……僕の中にいっぱい射精したじゃないですか」
「そりゃ……そうだろ。気持ちよかったんだから」
「なら二回戦とかどうですか? 火神くんさえよければですけど」

 鼻で笑ってしまうほど黒子の感情は顔に出ている。

「そうだな、俺の精液で妊娠するくらいするか」
「するわけないじゃないですか」
「わからねーぜ、黒子」

 理性なんかぶっ飛ばして黒子の尻穴にまたピストンをはじめる。一回射精したくらいじゃ収まりがおかねーんだよ。
 俺の手の中でまた勃起しはじめた黒子のペニスを感じながらひたすら突いてやる。
 何度も俺の名前を呼び、感じて悶える黒子は俺の相棒だ。
 誰にも渡さねえ。

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2014-09-08 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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