FC2ブログ

Chapter121-01 氷の華と魔女吸血鬼 第1幕

『原作』アイカツ! アイドルカツドウ

 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 パークきっての舞台に音が鳴る。
 舞台の前には満席になった客席が広がっている。客席からは拍手の音が舞台への期待と共に奏でられていた。
『本日の演目は皆様ご存知の『白雪姫』演じるのは今注目を集めるアイドルたちです。それではどうぞ』
 ナレーションの声がホール全体に響き渡ると拍手の音が小さくなっていく。
幕が開くと同時にその音は消え、ホール全体が暗がりに包まれる。客の視線が集中する舞台には炎の揺らめきにも似た不気味な灯りがぽつぽつと浮かび上がってくる。
客の視界がなれてくると舞台のセットがはっきりとしてくる。

『ここは誰もが恐れる吸血鬼がいる闇のお城……今宵も棺のなかから1人の吸血鬼が姿を現す……』

 ナレーションの説明が終わると舞台の右に置かれていた四角い物体がガタガタと揺れた。
黒く剛健な物体は説明にあった棺である。この城主である吸血鬼が入っている。蓋が開くとむくりと彼女は起き上がった。
「さぁ、夜が始まったわ……今宵はどの娘の血を吸って差し上げようかしらぁ?」
 起きてきたのは可憐な姿の吸血鬼、藤堂ユリカ。伝説の吸血鬼の末裔である彼女は棺から出ると黒マントを翻しながら肩にかけて部屋を歩く。
「フフッ、今日はあの娘がいいかしら? それともあの娘? 世界一美しいこのユリカ様の美を絶やすことなど出来ないのだから……フフッ、ねぇ、鏡さん?」
 ユリカは誰にでもなく巨大な鏡へと問いかけた。すると鏡面にはまるで鏡の中に別の世界が存在するかのように煙が立ち込めてきたのだ。煙は数秒と経たずに少女の姿へと変身した。
「おはよーなのですぅ~。今日もユリカ様らぶゆぅ~なのですぅ~」
「挨拶はいいから返事しなさいっ!」
 鏡に現れた少女は有栖川おとめでああった。彼女は鏡の中から天真爛漫な笑顔を届ける。その笑顔が太陽のようにまぶしくておどろおどろしい吸血鬼の部屋に似合っていなかった。
「それなんですけどぉ、ユリカさまより綺麗な女の子がいるのでぇおとめとしては賛同しかねるんです」
「なんですって! このユリカ様より綺麗な女の子がっ!?」
「はいっ!」
「誰よ! 誰なのよ!」
「それはぁ~、氷上スミレさまなのですぅ~」
 おとめを映す鏡にもう1人の少女の姿が映る。
「この娘が氷上スミレ……な、なかなか綺麗じゃない。でも許さないわ! このユリカさまより美しいだなんてっ!」
 ユリカは激怒しているが鏡の中のおとめはずっと微笑んでばかり。しまいには「氷上スミレですぅ~スミレたんらぶゆ~なのですぅ~」などと追い討ちまでかけてしまう。
「あなた、そんなこと言ってると血を吸うわよ!」
「おとめは鏡だから血を吸うのは無理ですぅ~」
「あなたねぇ! そうだわ……ならスミレには腕のいいハンターを送るとするわ」
 らぶゆ~とばかり口にするおとめを前にユリカはアイカツフォンへと手を伸ばしメールを送信した。
 紫髪の美少女こと氷上スミレは穏やかな笑みを浮かべたままだった。

 舞台が動きシーンが切り替わる。ユリカのシーンが暗い城のなかだったせいか切り替わった昼の舞台がやけにまぶしい。セットは城壁を背に緑が広がっており中央には先ほど鏡に映し出された氷上スミレの姿があった。

『ここはとあるお城。お姫様である氷上スミレが小鳥たちと一緒に日向ぼっこをしています。そこへ現れるのは……』

 氷上スミレは小鳥達を前に戯れながら歌っていた。その歌声はまさに天使そのもので森に住まう鳥獣たちのゆりかごとして聞き届けられている。
その歌声に誘われるようにして白馬に乗った少女が通りかかる。彼女の格好は騎士のように立派であったが少女とわかったのは可憐な顔を隠すものが何もなかったからだ。
「ああっ! なんて美しい歌声なのっ! これは是非声をかけないと!」
 馬に乗ったままそういった少女は大空あかり。彼女は馬を降りてスミレへと歩み寄る。
「あの」
 声をかけた瞬間、小鳥達が羽ばたいた。驚いて振り返ったスミレはあかりを見た途端、腰を上げて逆方向へと走り出す。
「どうしたのっ!?」
 逃げようとしたスミレをあかりが捕まえる。
「なんで逃げるの?」
「あ、あのっ!?」
 怖がっている様子のスミレは腕を必死に振りほどこうとしてくる。
「わたしは大空あかり。隣の国の王子をしているの!」
「……王子、さま?」
「うん」
 あかりはにっこりと笑ってみせた。すると逃げようとしていたスミレから力が抜けていく。
「女の子なのに王子さまなの?」
「そうなんだ。私、女の子なのに王子さまなの、えへへ」
「ふふっ」
「笑ってくれた。ねぇ、あなたお名前は?」
「私? わたしは……氷上スミレ」
「知ってる! このお城のお姫様だよね。わたしね、あなたに会いに来たの! でも身体の調子が悪いから会えないっていわれて……帰ろうとしたら綺麗な歌声が聞こえてきてね」
「ごめんなさいっ! わたし男の人が苦手で……だから嘘をついて」
「そうだったんだ。よかったぁ」
「え?」
 嘘をついたといったスミレにまた笑顔でいった。怒る気配など微塵も無い。
「だって病気じゃないんでしょ。だからよかったって」
「あかりちゃん……」
その姿に心打たれたのかスミレは落ち着きを取り戻すどころか胸がじんと熱くなった。
「ねぇスミレちゃん、今度はちゃんとお城で会ってくれる?」
 あかりはスミレの手にそっと握ったまま膝をついた。
「うん!」

『氷上スミレと大空あかり……これが2人の運命の出会いだったのです。一方、吸血鬼ユリカ様はというと……』

 熱く再会の約束を交わすと再び舞台が切り替わる。
 またしても吸血鬼の城となるが舞台上にいるのはユリカとおとめともう1人、情熱のように赤い髪の紅林珠璃だった。彼女は赤いドレスの腰元に拳銃を携えてやってきた。
「私を呼んだ! 藤堂ユリカ!」
 まさに熱い風そのものの彼女はユリカに正面から堂々と言い放つ。
「先輩を呼び捨てにするとはいい度胸ね、血を吸うわよ?」
 軽く吸血鬼キャラのお約束台詞で交わす。
「ディベルティード! つまりドラキュラ伯爵の末裔が良く似合ってるってこと」
「あ、ありがと……じゃなくって!」
 正面から褒められると弱いのはいつものこと。ユリカは一瞬赤くなったがすぐにキャラに戻る。
「紅林珠璃、あなたには氷上スミレを貴女の情熱で燃やし尽くしてほしいのだけれど?」
「私の情熱はアンダルシアの熱い風……どんな相手であっても燃やし尽くすことができる! でもこの話はお断りします!」
「なぜよ! このユリカ様の命令がきけないってこと?」
「だって、この娘……すごく綺麗」
「はぁ?」
「だから無理」
「そうじゃなくって! んもう! だったら貴女のお友達から血を吸うわよ!」
「そんなっ! 友達を人質にするの!?」
「ユリカ様は吸血鬼の末裔なんだから、新鮮な血を求めて吸っちゃうわよ」
 牙がキラッと輝く。
「わかった……スミレ姫は私が……」
「わかればいいのよ」
 フフフと不敵に微笑むユリカのもとを珠璃は去っていく。

『大変なことになってきました。氷上スミレ姫を狙う腕利きハンター紅林珠璃! さっそく彼女は森で歌っているスミレに近づいたのです』

 ナレーションとともに舞台が切り替わる。
 森のなか、氷上スミレの周りにはたくさんの動物達が集まっている。その光景はまさしくおとぎ話のお姫様。
 木々の陰から珠璃はスミレに向かって拳銃を向けようとしていた。
 狙われているなど考えもしないスミレはただ穏やかに歌うばかり。
 しかし珠璃は拳銃を持った手が定まらなかった。
「嗚呼ッ!! あのお姫様に銃口を向けるなんてっ! 私には無理っ!」
 スポットライトを浴びながらそう言い放つとスミレへと近づく。拳銃を手にしたままの珠璃が近づくと動物達が恐れから去ってしまう。1人残ったスミレもやはり手にある拳銃を見て硬直してしまった。
「こないで……」
「美しい……」
「え?」
「私を見て!」
 ハンターの商売道具でもある銃を捨てる。
「私は紅林珠璃! グラシアス……つまり、貴女に心を奪われた1人の女」
「……珠璃。わたしは」
「いわなくてもわかってる。氷上スミレ、この国のお姫さま」
「はい……」
 座り込んだままのスミレに珠璃は目を奪われていた。
 紫色の髪や白い肌。髪と同じ妖しげな紫色の瞳と長いまつげ。
「お姫さまがこんな場所にいたら危ないよ」
 珠璃はスミレに近づくと細くしなやかに伸びる足に目を落とした。
「綺麗……」
「あのっ、んっ、珠璃ちゃん? ああぁ」
 スミレの表情が演技のモノとは違っていた。珠璃の反応もどこかおかしい。
 役者として経験のある珠璃なら舞台の上で無茶はしないはず。なにより演技とは思えない真剣なまなざしと熱い吐息がスミレの柔肌にかかる。
「珠璃ちゃん、落ち着いて。いまは舞台の」
「私を見て……」
 引き剥がそうにも珠璃のまなざしから逃げられない。スミレはその場に押し倒されてしまった。
「グラシアス……つまりスミレちゃん、すごく綺麗。見てたら私の心だけじゃなく身体まで熱くなっちゃった」
 スミレの手をとると自分の胸へと導いた。
「珠璃ちゃん、胸……熱い……」
 心臓の鼓動を手から通して感じる。
 芝居中だというのに、客が見ているというのに2人は自分達の世界を作り上げていく。
「キスしようか?」
 珠璃の赤い唇が触れそうになるとスミレはぐっと肩を押して遠ざける。
「ごめんね、わたし……キスは……」
「わかった。スミレちゃん、好きな人がいるんだ?」
「うん」
 アイドルらしからぬ答えだった。
 珠璃はスミレの手の甲へキスする。
「でもこの鼓動は止められない。スミレちゃんもでしょ」
 今度は黙ったまま首を縦に振った。
 珠璃はスミレの首筋にキスをして胸へと手を伸ばす。成長途中の美乳にドレスの上から触れるとそっと感触を確かめるように揉んだ。
「はぁあっ!」
「スミレちゃん……可愛いっ! もっときかせてっ!」
 客席に男達がいるにも関わらず珠璃がスミレの乳房を揉みしだく。
「あぁ、あんっ、珠璃ちゃん、だめぇ、いまはいお芝居……んあっ!」
 珠璃の愛撫によって感じるスミレは声を我慢できず客席に向かって嬌声を発してしまう。
 観客席からの視線をスミレが微かに開いている瞳で直視する。
「はぁ、はっ、んっ! あぁ、あっ、あっ! だめっ! 珠璃ちゃん、わたし、そんなにされたら!!」
「どうなっちゃうの?」
 悪戯心をくすぐるスミレの声に珠璃は高揚していた。親友と呼べる友達が自分の指で感じている。それも芝居の途中にだ。
「答えないの? じゃあ、こっちもしてあげる」
「えっ!?」
 驚く表情と声がたまらない。
 スカートのなかへ腕をもぐり込ませると乙女の恥部へと指を這わせる。
「スミレちゃん……濡れてる……こんなに感じられたらいじわるしたくなっちゃう」
「珠璃ちゃん……んんっ!」
「大丈夫任せて」
 芝居であることなどすでに忘れていた。スミレの恥部をショーツの上からなぞりあげる。湿った恥丘からこぼれてくる淫らな汁がやがて洪水となってあふれ出てくる。
「あぁっ、あぁっ、ぁああっ!」
 女同士の愛撫は男と違っていてやさしくも残酷だ。
 感じる場所を的確に触れ弄る。力の具合も熟知していて決して痛くない。ただひたすらに感じさせていく。
「だめっ、このまま、されたらぁ、珠璃ちゃんの指でっ! あぁぁあっ!」
「いいよ。絶頂ってスミレちゃん」
 昂ぶった表情を見ているだけで幸せに感じてくる。
 指をショーツ越しに挿入するとスミレの身体がびくっと震えた。
「―――ッッ!!」
 ショーツがぐっしょりと湿っていく。吸収し切れなかった淫らな汁は内股を流れて客席に見えるように輝いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……珠璃ちゃん」
「私も熱くなっちゃってるのスミレちゃん……お願いしていいかしら?」
 真紅のドレススカートをたくし上げる。客席からは珠璃の生脚どころか赤い薔薇柄ショーツまで見えてしまっている。
「うん」
 立ったままの珠璃にスミレは膝で立ち顔を近づけていく。客席から珠璃の恥部を隠すように股間に顔をうずめると舌で恥丘を舐める。
「んんっ!! ああっ! スミレちゃん! わたしっ!」
「ぺちゃっ、ぺちゃっ、なにもいわないでいいよ」
 淫音を響かせながら恥丘を舐める。自分を愛撫している間、興奮していたのだろう珠璃の股間は花びらを咲くとすぐに湿ってしまった。
「珠璃ちゃんの……ぺちゃ、ぺちゃっ!」
「あぁっ! こんなに感じるなんてっ! スミレちゃんっ! これ、すごくグラシアスッ! つまり、感じすぎて絶頂っちゃうってぇぇ、ことぉぉ……」
 珠璃の膝が笑い出す。
 絶頂が近いことを悟るとスミレは放屁を剥いて淫核を唇ではさんだ。
「ああぁあぁあっ!!」
 唇で挟んだ淫核を舌で鞭打つように叩く。
「ひぃっ、ひぃっ、ひあぁあぁあぁ! ああっ!!」
 珠璃の全身が震える。
 最後の一瞬、大きく痙攣するとスミレの口付けしている割れ目から飛沫があがった。





←作品がよければクリックお願いします。
関連記事

2015-02-18 : 小説 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

之ち

Author:之ち
之ち(ユキチ)

小説中心に活動中。
ジャンル問わず面白ければ好き。
大阪在住・12/28生
相互リンク募集中です

カウンター

おすすめ





読んでるもの等











超昂神騎エクシール